前へ目次 次へ 18/40 僕とレゾンデートル 打ちっ放しの部屋には、鉄格子が嵌まる小さな窓が一つ。 とても重そうな鋼鉄製の扉が一つ。 後は、椅子に縛り付けられた僕とレゾンデートルだけだった。 レゾンデートルは尋問する。 「それで最後か?」 僕には思い出せない。 「困ったもんだな」 僕もそう思う。 「それじゃあしょうがない。規則だからな」 「嫌だ!」 それだけは絶対に嫌だった。 「わかったよ。じゃあ3年後にまたくる」 レゾンデートルはため息を一つついて、部屋を去った。