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大きい真鯉は屋根より高く



 どうやら余命一ヶ月のようだ。

 カーテンの隙間から午後の日差しが薄く差し込んでいた。


 いきなり病室のドアが開く。

「男の子だ。お前に息子が生まれたぞ」

 還暦を過ぎた父の笑顔。


「そら窓を開けるぞ」

 向かいの病棟の窓という窓に、赤、黒、青、金、色とりどりの鯉のぼりの群れが吊るされ風になびいていた。

 父の仕業らしい。



「お前の息子が一人前になるまで、まかせておけ」

 か細くシワだらけになった手が、俺の頭を力強く撫であげた。

 

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