前へ目次 次へ 12/40 少年探偵団 警官隊を引き連れた少年が一人の紳士を指差し、空っぽのショーケースの前で右往左往している紳士淑女に言い放つ。 「犯人は館長。いや、館長に変装した二重面相です」 皆の目が一斉に館長に注ぐ。 館長は、落ち着き払い言った。 「ふふふ、よく見破ったな少年探偵団」 「もう逃げ場はないぞ、観念しろ」 「ところで貴様、いつも一人だが仲間はどうした?」 「仲間なんていない」 「では何故、探偵団と名乗る?」 「……苗字が団だからだ!」