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異世界魔法騎士学園  作者: 大根役者
1章2度目の人生
4/15

4話 Anger explosion = new encounter~怒りの爆発=新しい遭遇~

 俺はフィールド内に入るとスロータス・ラウターが話しかけてきた。


「宜しくねイガラシ君。いきなりで悪いんだけど、負けてくれないかな」


 いきなりそんな事を言い出した。何だこいつ、やる気があるのか?別に構わないけどいきなり過ぎるだろう。


「別に構わないけど、どうしてなんだ」


「実は僕、貴族なんだ。魔法騎士に入り立派な大人になろうと思ってね。いい踏み台になるクズはいないかなと思ったんだけど君と組めて良かったよ」


 俺はクズだと言われ少しイライラしてきた。それより、こいつ貴族だったのか。どうりで良い身なりをしているわけだ。


「君ってさ実は弱いんじゃないの?魔力量はあっても剣の腕はなさそうだし、生まれた環境によって人生が変わるってさ怖いよね。僕は貴族に生まれ、素晴らしい親のおかげで、素晴らしい僕という存在ができているのさ。それに比べて君は親に恵まれなかったんだろうね」


 俺は親を馬鹿にされて堪忍袋の尾が切た。

俺を馬鹿にするのは100歩譲ってまだ良い。だけど親を馬鹿にされるのだけは許せない。自殺するような馬鹿息子だけど、15年間愛情を込めて育ててくれた人を馬鹿にされて許せるはずがない!その場にあった木剣をひろい構える。


「すまん、前言撤回ぜんげんてっかいだ。最初は負けようと思っていたがお前の態度を聞いて変わった。俺が、お前の腐れきった心を叩き直してやる!」


 俺の戦線布告と同時に試験は開始した。


「模擬戦始め!!」


 俺は開始と同時に、力を抑えてクソ野郎スロータスに木剣で叩き切る。その瞬間、クソ野郎スロータスは10メートル後ろに弾き飛ぶ。


「そんなもんかよ。口先だけのイキリ野郎じゃねーか」


「何だと!僕が口先だけだと侮辱するか。ふざけやっがて、その口が喋れないまで叩きのめしてやる!」


 そのまま勢いを乗せて突きをしてきたが、右に避け何なくかわす。そして襟首を掴み下に叩き落とす、そして顔面にパンチをくらわせる。

右、左、右、左、右、左 …………

何回も何回も何回も何回も、殴りつずけた。


「も…もう、や、やめてくれ。僕が悪かった。こっ降参だ」


 降参してももう遅い。俺は怒りに身を任せ殴りつずけた。怒りに身を任せ、顔の輪郭がわからなくなるまで殴って殴って殴り続けた。


「勝者イガラシカズト!」


 そして俺は、模擬戦に勝利したのだった。




 俺は模擬戦の後に違う部屋まで連れていかれた。部屋に入ると150人ぐらいの人数が見え、その中にはユイナの姿が見えた。そして俺は空いている席に腰を下ろした。

 そして10分後シグルス・ラケルタが部屋にやってきた。


「皆おめでとう、ここにいる諸君は試験に合格した者たちだ。全員、勇気と実力を兼ね備えた優秀なる生徒だ、だが実践に出ている騎士と比べると赤子と大人を比べるようなものだ。だが安心しろ、この学園で4年間勉強すれば赤子は大人へと成長するだろう。赤子たちよ、大いに学び、大いに鍛えるがいい。今ここに第146期アルステラ魔法騎士学園入学試験の終了と共に、この部屋にいる者に第146期生として入学することを宣言する!!」


 今ここにいる者たちの入学が決まった瞬間だった。




 その後、軽く学校の説明があり、終了と共に学生寮の鍵が渡された。学生寮は2人部屋らしく、4年間一緒の部屋メンバーらしい。鍵には意味不明な文字が書かれており部屋番号がわからなかった。そのまま学生寮まで連れていかれ、自室探しという地獄がはじっまた。

 

そして1時間たってようやく自室にたどり着けた。流石に1時間という時間がたてばもう1人のメンバーはついていたらしく、部屋に明かりがついていた。俺はどんな奴が同じ部屋か楽しみに思い扉を開けると、どこか見たことがあるような顔だった。確か入学試験の時にいたような……


「お前入学試験の時にユイナにボコボコにされれたやつだ!」


「最初の言葉がそれとかちょっとひどくないかな!」


 俺はいきなりそんなことを言ってしっまたが驚くのは仕方ないと思う。ユイナに倒されていたやつが合格しているとは思はなかった。見た目は優しそうな見た目で髪は茶色っぽい色に見える。


「自己紹介が遅れたけど、俺は五十嵐イガラシ和人カズト珍しい名前だけど出身地とかは詮索しないでくれ」


「僕はウィーク、平民出身なんだ。自分を変えたいと思ってこの学園に来たんだけどいきなり大きすぎる壁にぶち当たった気分だよ」


俺たちはそんな話をしながらその日を過ごしていったのだった。





そして次の日、部屋には制服が届いた。サイズがあわなっかたらどうしようと思ったが、特別な繊維を使っているらしくサイズが自動調整されるらしい。

俺は新しい制服を身にまとい、その日から2度目の人生での学園生活が始まるのだった。

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