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深淵を飛び出して見た500年ぶりの異世界は  作者: 探索者T
深淵に住まう者
6/16

閑話 絶望の夜

投稿できなくてすみません。

言い訳としては、一回間違えて消しちゃった☆

んですよねぇ~。

ほんとにごめんなさい。

深淵。

そこは強烈な魔素にさらされながらも、

生き抜く強い植物、生物が

生活している南極の地。

深淵の付近の島々では、大地が歪み、

空間が歪み、地は枯れ、豪雨、巨大地震等が

やまないこの世でもっとも危険な地帯。

深淵の存在は神が定めたものではない。

魔素の根源が勝手に成長し、

抑えきれぬ魔素を撒き散らした結果、

周りの環境を破壊した。

これを、第一次魔素暴走という。


故に、たとえ神であったとしても

深淵に近づくのは危険きわまりない

行為である。

神は、確かに莫大な魔素を体内に

保持しているだろう。

だが、それと似たレベルで常時

作られる魔素の根源に加え、

深淵には、魔素の根源により自然と強くなった

生物達がいる。

神であっても、勝つことなど

不可能なのである。


第一次魔素暴走の時、深淵という

環境で生き残った

僅かなる土、生物、植物がその地に

適応していき、強大な魔素の元でも、

ダメージを受けなくなった。

結果、深淵の生物が一匹外に出ると国1つの

破壊などでは到底止まらない。

最悪の場合世界が破滅するほどの

被害が出るだろう。

それ故に、深淵の生物や植物からとれる

素材は強く、枝一本でも国宝になるほど

強力だ。


魔素は、魔法を使う際必要となる

魔力の元となる。生物は自分の体内で

魔素を作成し、魔力に作り替えて

魔法などを扱う。

だが、体内で作成できる魔素は

限りがあり、足りない分を周りから自然と

体が吸収していく。

これがいわゆるMPの回復だ。

魔素は摂取しすぎると体内で爆発し、

自分の体が粉々に弾け飛ぶ。

魔素暴走では空気中に一気に大量の魔素が

放出され、強制的に魔素を摂取させられた

生物が死んでいった。


これは、信也が転移するずっと前、

深淵の力の一端を知らしめることとなった

出来事の物語である。










「ぐぬぬぅ、どうにかして

深淵の素材をてに入れられぬものだろうか。」


ここにも深淵の素材を

手に入れようとする愚か者が一人、

最南の国、バレンタ王国国王、

リオスト・レイズ・バレンタである。

戦が続く乱世の今、戦を終わらせ、

全てを自分のものにする

決定的な力を彼は欲していた。

深淵の素材を使った武器は、一振りで

大地を割り、風圧で敵の矢などをすべて

跳ね返してしまう。

彼は、その禁忌の力を誰よりも欲した。


「陛下、その禁忌なる力、

1つだけ、手に入れる術がありますぞ。」


「な!誠かノルール!」


「はい。」


ノルールは、

この国の議員の一人で

昔から発案性に秀でていて、

当代の宮廷魔法師マルドナグルと共に、

光魔法による灯を作った本人である。

王はノルールの作戦を聞いて

成功の確信を得る。

崩落の時は、

刻一刻と迫っていると知らずに...





夜、深淵付近の海に、

船が一隻、集められたのは

バレンタ王国に現在すんでいる

魔法使いたち。

作戦をまとめるとこうだ。

当代の宮廷魔法師、マルドナグル

が結界魔法を詠唱。

その間、他の魔法使いはマルドナグルに対し、

魔力を与え続ける。

そうすることにより本来足りないはずの

魔力を補うことができる。

そして、結界魔法を発動させて、

周りの魔素が一時的に安定してる間に

アポーテーションという、

最寄りの物を引き寄せる魔法を放つ。


聞こえは簡単だが、そもそも結界魔法とは、

稀代の魔法師と呼ばれたマルドナグル

だからこそ行使することができる

特大魔法なのだ。


「では、作戦を開始する。」


マルドナグルの結界魔法の詠唱

が始まり、その他の魔法使いも

魔力を与える。


「プロクシルダード!」


結界魔法が発動され、

辺りが包まれる。

結界内では、渦巻いていた海が落ち着き、

疲れはてた魔法使いたちが、

ぐったりしていた。


「アポーテーション!」


アポーテーションを深淵に向かって

打ち、素材を手に入れる。

出てきたのは











一匹の鼠だった。






鼠を手の内に納めていたはずの

マルドナグルの腕は、顔は、上半身は、

下半身は、無惨に噛み千切られ、

結界が破壊され、突如火柱が立ち、船が傾く。

火鼠の業火だ。


居合わせた魔法使いたちは、

戦う術もなく、噛み殺され、海へ投げ出され、

死んで行く。

火鼠は、海を走り、あっという間に

バレンタ王国に辿り着く。

深淵にかかる重力は、詳しくは

知られていないが、他のところの何倍もの

重さだ。それ故、深淵の生物からすると、

バカのように体が軽くなるのである。


火鼠は村を、町を、国を食い散らかして行く。

その姿は、火鼠と言わず、血鼠と

いうほうがよほど似合う。

たった一匹なのに。

挑む兵士を、冒険者を、旅人を

もろともせず、不滅の炎で焼き尽くす。

火鼠は、もっとも大きい建物を

一瞬で炎の城に変えた。

すんでいた人々の生き残りは少なく、

生きてゆけるはずもなかった。


火鼠は、また海をわたり、

今度は東の土地を食い散らかす。

喰って喰って喰って喰って喰って燃やして。

次は西の地へ、

破壊を繰り返す。

どれだけ強くても鼠は鼠。

最後には魔力欠乏で死んでしまった。

世界に18ヶ国あった国はその日だけで、

5ヶ国のみとなった。


残りの国は、災厄の象徴として、

火鼠の死体を回収し、世界の中心の

孤島に置いた。

火鼠の皮衣。

世界を恐慌、震撼させた

絶望の夜は、無数の煙を立ち上らせ、

幕を閉じた。

どうです?

深淵にはもちろん、ドラゴンだの

なんだのいます。火鼠との戦力差も

言わずともでしょう。

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