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深淵を飛び出して見た500年ぶりの異世界は  作者: 探索者T
深淵に住まう者
2/16

第一話 十色の戦士

処女作です。

よろしくお願いします。

これを読む友人Yよ。(架空人物)

…………わかるな?

酒場に女が二人、

いつもどうり何やら話している。

片方は真っ赤な重鎧に身を包み、

背中に自分の背丈より大きい大剣をかけている。

片方は白い軽鎧に身を包み、

腰に美しいレイピアをさしている。


ツインドラゴンテイル


竜種をも殺す二人組に名付けられた

通り名で、冒険者ギルドのなかでは、トップ2と

名高い人たちである。

若くしてその巨大な力を持った二人には、

王国、貴族からの勧誘が後を断たない。

彼女らは、それら一切を断り、二人きりで活動している。

だが、二人は忘れない。


あの日見た強さを...


No.1と名高い橙の猛者。

レオンハルト・サールを。


太陽の猛者。


橙色の鎧、身長を裕に上回る

橙色の大剣。そして、No.2と比べ物にならないほどの

圧倒的実力者。

その力の差を実際見た二人は、

今だ自分達が弱者であると自覚している。

真っ赤な重鎧を着た女性が片方に話す。


「てなわけで、レオンハルト・サールは、

今、ベルタの町にいるらしい。

あの力はほんと、惚れ惚れするぜ~。

な、マリー」


「そうね。私みたいな細身で、シルアのもつ

ウルブランジェのような大きな剣をぶんぶん

振り回すものね。

いったいどうやったらああなるのかしら。」


「なぁ、知ってるか?

こんな噂。レオンハルト・サール含む

十色(とうじき)の戦士が全員同一人物だって噂。」


十色の戦士。

この世に住まう、

最強の10人に与えられた名前だ。

そのほとんどが正体不明で、頻繁に活動するのは

レオンハルト・サールくらいだ。

虹色の七色に加え、白、黒、銀が追加された

十色のデザインの武器や鎧からそう呼ばれている。


大剣使い 太陽の猛者 レオンハルト・アウランティウム

弓使い  翡翠の神弓 ロビン・ヴェルテ

魔法使い 滅紫の賢者 マーリン・ウルジュワーン

剣使い  清流の宝剣 レウコン・キュアノエイデス

槍使い  深海の聖槍 アズール・シャルカー

斧使い  紅玉の戦斧 ヴェルメリオ・エリュトロン

双銃使い 黄金の双銃 ゲール・バレット

太刀使い 明銀の勇者 グリム・シルバー

大鎌使い 冷酷の悪魔 ブラッド・シュヴァルツ

二刀流  純白の奏者 ヴァイス・アルノート

の10人である。

なかでも、純白の奏者、ヴァイス・アルノートは、

美しい剣さばきを魅せながら

戦場を駆け抜けるその姿は、

まるで曲を奏でているようで、

この十色の戦士のなかでも、もっとも強いとされている。


「まさか、そんなことありえないわよ。」


「いや、意外と当てはまるんだ。

例えば、翡翠の弓師ロビン・アルシュベンクが

ここ、ナッセル王国で活躍してる間、

レオンハルト・サールは、

どこにも姿を現さない。」


「偶然ではないの?」


「いいや。

私としても確信はないが、

なにかにおう。そこでだ、

龍王のところにいこうと思う。」


「.....正気なの?」


「あぁ、私達なら辿り着けるだろう」


「龍王に殺されてもいいの?」


「それはいやだが、話だけなら

聞いてくれるんじゃないか?」


「そうかもしれないけど...」


「ならいこうぜ!」


「わかったわよ。」


二人はゆっくりと席をたった。

さて、頑張りますか...

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