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第一章


坂の上の○風に自国についての夢をみながら俺、第三王子の俺、スリンク フォン ヴィクターは目を覚ました。

 俺の目が覚めたことに気付いた側付きたちが、急に慌ただしく動き出したのであった。それもそのはずで、結構な長い間寝込んでいたような気がするからである。そして現在周りが騒いでいるのを後目に静かに目を瞑って頭の中を整理している。なぜなら目が覚めてからすぐ前世の記憶が突然涌きでてきたのだ。前世の俺は男性で顔、身長、体重が平均的で運動があまり得意ではなかったが、本は人一倍読んでいた。公立の小、中を出て自称進学校高校から二流大学に進学し、大学三年の夏休みの時、就活でゲームが出来なくなると思いトイレ我慢してまでゲームをしてたら膀胱炎になりそれが悪化して死亡した。……最後以外どこにでも居るような平々凡々な人生を送っていた。

 そうこう思案しているうちに付き添いの人が何やら連絡など言いながらでまだ忙しそうにしているのだが眠いので寝ることにする。病人なのでそれくらいは許してくれるだろうと思いながら瞼を合わせた。


 主人公が眠ったところでこの世界についての説明を私、ハファザが説明しよう。当然私は地球についての知識も持ち合わせているのでご安心を。なぜ説明するのが私かというと私自身がこの人、スリンクを守護し、行動を記録する天使だからである。

 太古の昔からこの惑星で人が生まれるまでは大方地球と同じようなので以下略。因みにウルティマ大陸、現在のスリンクが住んでいる大陸が人類が誕生した土地で、そして長い年月をかけて人々が惑星中に移動して行った。

 ただ違うとしたら魔法というものがこの世界にあるということである。

 魔法にもいくつかの分類がある。

 悪魔と契約することによって悪魔の手を借りて人為的に通常おこり無いことを起こす"ケガレ"、この魔法は絶対量保存の法則の上に成り立っている。絶対量保存の法則とは悪魔に願いを叶えてもらうかわりに代償を渡すことである。この渡す代償の上限もある程度決まっており、自分ができる代償以上のことはできない。例えば悪魔に腕一本とお金とを契約をし、交換した場合、契約した悪魔にとって腕一本分に当たるお金を貰うことが出来る。しかし、自分の命と引き換えに大量の人を殺したいなどは無理なのである。さらに平民一人の命と引き換えに国王を殺すことなどは出来ない。国王を殺した場合と、どこにでもいるような平民を殺した場合では、その後の世界の動く大きさが違い、見合ってないからである。しかし、位の高い悪魔は法則を捻じ曲げることが可能かもしれないと言われている。

 悪魔との契約の副作用で、契約者は一時はお金持ちになるが、そのお金を使うことによって、そのお金の価値自体が低下しそれに幾人かの人が被害を被って後々その人の人生に影響を与えてしまい、めぐりめぐって賊などに襲われてしまい着の身着のままになってしまうようなことがあるのである。"ケガレ"の魔法は目先の利益だけを見て行動すると代償を払って手に入れたことを失くす上に自身の身そのものを滅ぼしかねない魔法である。悪魔とは高位の天使、神が堕天、恙がったりして”黒”となったものであり"イン"と呼ばれている。リスクが高すぎるため一時本にはされなどはしたが、使われることはなくなった。

 超自然的存在や神秘的な力に働きかけて種々の目的を達成しようとする意図的な”シキ”、この魔法は堕天などしていない”白”の状態である神、天使"ヨウ"と呼ばれるものに呪いを使って使役することである。この呪いも大変複雑でその割にものを取ってもらったりする程度など簡単なことが当時の呪い程度ではできなかったのでこちらも廃れた。

 この世界で最も一般的なダークエネルギーを別の物質に変換させる魔法"ウツツ"などがある。これは着火から雷を落とすなどの大きな事象を起こすことができるが、事象は威力、規模が上がるにつれて、体からダークマターを放出する場合大きな負担がかかるため大きな事象を起こそうとしたならば、体の方が持たず、発動しない、発動してもとても小さな威力規模にしかならない。

 一般的に知られている魔法はこの3つだがその土地ごとに独特の魔法があることがある。

 ちょうどスクリングが起きるので彼の様子を記録していかなければならない。




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