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序章
思いつきで書いていますので途中でやめたりする可能性大です!!
そこのところをご理解頂いてお楽しみくださると嬉しいです。
私は何しろ初見の相手には大抵冷たい女性だと言わせるぐらいには愛想がない。
それはとうの昔に自覚済みだ。
そう、社交デビューした時からすでに。
しかしいくら愛想がなくとも、社交の場では笑わなければならない。生まれた時からそうせざるを得ない環境に置かれていた。
だから苦手な社交の場での笑顔、思ってもいない世辞、誘われたら断りづらいダンスも甘んじて受け止め続けた。
どれほど嫌だと言っても私は貴族の娘、いつか婚姻を結ぶ有力な貴族の殿方を見つけるためにも、こうやって交流は広めなければならない。
これは、そんなとある日に出会った一人の殿方とのお話。