プロローグ-出会い-
日本語おかしいなどはスルーして下さいませ。読んで下さるとありがたいです。
でわ…↓
四月
俺、柏木悠斗は高校生になった。
定時制の学校に通うことになり、始業式の後広い校舎の中の1-Bと書かれた一室の窓際一番後ろの席に座っていた。
「なぁお前‼どこ中⁉俺、澤口大智っつーんだ‼お前は?」
金キラ金の髪をした、人懐こそうな愛らしい顔をした男が俺に話しかけてきた。
あんま関わりたくないタイプだった俺は
「…緑ヶ丘中。柏木 悠斗。」
と、取り敢えず名乗った。
澤口は犬みたいにニコニコしながら
「おぅ‼悠斗‼コレから宜しくな‼」
イキナリ名前呼びか。俺はお前みたいなチャラッとしたやつと宜しくするつもりはない。
「…ん。」
「悠斗クールだな(笑)頭よさそうだし」
「別に…」
冷たくあしらってる俺を、やっぱり犬みたいな顔しながら見てくる。
(どうしたもんか…)
と、思っていた時
「おはよーさん‼2人とも仲えぇな‼僕もいれてぇや(笑)」
と言いながら関西弁を喋る長身でスラッとした体型の男がやってきた。あまり人と関わりたくない俺は断ろうとした。その時
「いいよー‼こっち来い‼」
と俺の机をバンバン叩きながら誘導する澤口。
「ありがとさん‼じゃあちょっとお世話にならせてもらうわ(笑)」
と、隣の席に座った謎の長身男。
少し沈黙が続く中、最初に沈黙を破ったのは澤口だ。
「じゃあ自己紹介しようぜ‼まずは俺からな‼俺は澤口 大智‼関大中出身で、好きな食い物はロールキャベツ‼好きな動物は猫です‼宜しくな‼」
「は⁉」
犬みたいな顔なのに猫好きって言われておもわず声が漏れた。というかロールキャベツ好きって何だよ。
「え、何何?」
急に大声を出して驚いたらしく焦った表情を隠せない澤口。
「え、あぁ…ごめん何もない」
ホッとした表情を浮かべる澤口を他所に
「じゃあ次僕な~僕は遠藤悟言うもんや。緑ヶ丘中出身でバスケやっとってん。コンプレックスはこのクソでかい身長や…どうやったら縮むんやろか…あ‼好きなもんは女の子や‼可愛い子おったら紹介してな‼宜しく‼」
「お前彼女いねぇの⁉」
思わずまた声が漏れた。
「おらへんねん…なんか身長でかすぎて見下げられてる感が嫌って元カノに言われてん…」
泣きそうな顔をしながら俺の方を見る遠藤。
無視だ無視。
「えっと…俺は柏木 悠斗。緑ヶ丘中出身で帰宅部でした。好きなもんは…特にない。」
宜しくするつもりはあまりなかったから宜しくとは言わなかった。
「ところで2人は童て痛っ」
「コラ‼澤口‼あなた荷物とりにこいって何回いったらわかるの⁉」
と、澤口の言葉を遮ったのは担任らしき先生だ。モデル体型すげぇ…と思いながら少し見とれていた。
「なぁ先生彼氏おる⁉おれがなったろか⁉」
「間に合ってるわ」
クールに拒否されてる遠藤を憐れみの目で見ていた俺は、いつのまにか1人になった。
2人とも荷物とりに…というか1人は荷物、もう1人はナンパしに俺の周りから消えていった。
俺の周りにはこんなやつしかわいてこないのか…と自分を少し憐れんだ。
これから全てが崩されていくとも知らずに
ここまで読んでいただきありがとうございました‼次回、交換日記ー始まりの日ーをどうぞご観覧ください