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White Lily

作者: 甘羽根

白い百合を手向けようお前の墓に 芳しい白い花をお前に捧げよう

ただ私にはお前が何処に眠っているのか それすらも知る権利が与えられなかった

お前が死んだ場所は私には余りにも遠く いくら歩いてもたどり着かない

笑いながら死んだお前に同情はしない ただ花ぐらいは供えたい


白い花を死者に手向ける花を   お前に捧げたい世界一のクラウン(道化師)

お前は見事なまでに踊り死んでいった 舞台は遥か彼方で私には見えなかった

いや見ることを許されなかった    お前の命がけのパフォーマンス(演技) 

命綱はいつか千切れお前は落ちた    暗い闇に自ら堕ちていった


お前は最早過去に刻み付けられた お前の噂をするものはもういない

誰も知らない お前は何処へ行ったのか? 

暗い地獄へ堕ちていったのか?誰も知らないお前の心

夢の中でそっと教えてはくれないか? お前が完全に消え去る前に


投げつけたいものがあるお前自身に どうせぶつけられたってお前は笑うだろう

死ぬ時みたいにふざけた笑みを見せるだろうだが ただ投げるよお前に白い花

誰かに先を越されるそんなことある訳無いはず こんな馬鹿なことしないさ誰も

自業自得だからお前が殺されたことは ただ花ぐらいいいだろう?


白い花を死者に手向ける花を   お前に捧げたい世界一のクラウン(道化師)

お前は見事なまでに踊り死んでいった 舞台は遥か彼方で私には見えなかった

いや見ることを許されなかった    お前の命がけのパフォーマンス(演技) 

命綱はいつか千切れお前は落ちた    暗い闇に自ら堕ちていった

 

お前は最早過去に刻み付けられた お前の噂をするものはもういない

誰も知らない お前は何処へ行ったのか? 

暗い地獄へ堕ちていったのか? 誰も知らないお前の心

夢の中でそっと教えてはくれないか? お前が完全に消え去る前に


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