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妹のエロ漫画家は風紀委員長で遊びたい! ~僕、また何かさせられちゃいました?~

作者: ヤナギ
掲載日:2026/06/10

いいオモチャをみつけたぞ!

「持ち物検査です! 新入生! カバンの中を見せなさい!」


…。

「リアルにあるんだね、ミスズ」

「そうですね、兄様。

真面目でメガネで典型的な可愛らしい風紀委員長ですね。3年生でしょうに、高校生になったばかりの私たちに敬語。加点ですね?」

「いや、知らんし」


双子の妹、ミスズは冷静に、淡々と何やら解説してくる。僕には理解できないけど流石は漫画家か。


…。

確かに、可愛いけど。


「な、何をジロジロ見てるんですか!?」

「わっ、ごめんなさい!」

「あら、可愛らしいお二方」


「い、いいから早く見せなさい!」

顔を若干顔を赤くし迫ってくる。

僕の鞄には変な物は入っていない。学校で漫画を読んだりする趣味もないし。変な物は入っていないはず。

それよりも妹の方が心配だ。漫画家だし、しかもただの漫画家じゃないし。


僕はミスズを心配しながら自分の鞄を開ける。

教科書などが入った鞄には何も入っていない。

そして、シューズや水筒が入ってる方の鞄を開ける。


「…なんこれ」

「あら、お兄様。立派な自慰道具を入れて。朝からそんな赤い筒を見せて、まだ登校時間ですよ?」

「じっ!?」

僕は慌てて鞄のチャックを閉めようとする。


しかし、時既に遅し。

「あなた! 風紀室に来なさい!」

「今から?」

「今から!」

僕、また何かやっちゃいました?




「何ですかコレはっ」

「本当に何なんでしょうね、コレ」

「コレはTENG○ですよ、兄様」

「TEN○Aですって、風紀委員長」

「何に使うつもりですか!」

「何に使うの? ミスズ」

「だから、自慰ですって。マスターするやつですよ、お兄様」

「「!?」」


「じっ、あなたは何のために学校に通うんですか!?」

「…面目無い」

僕は頭を下げる。もちろん顔は赤い。風紀委員長さんも顔が赤い。

ミスズだけ冷静な顔つき。


犯人のくせに。

まただよ、また僕の鞄に変な物入れやがった。エロ漫画家だからソッチの知識が僕の何億倍よりも半端ない。TENG○を知ってる男子高校生とか、いるの? それを知ってる女子高生もおかしいような。

「兄様はウブですからね」

「やめて、心読まないで」

え、いるの? 知ってる男子高校生。


ミスズは息を、ふう、と吐き、風紀委員長に微笑む。

双子の兄だからわかる、絶対変なこと企んでやがる。兄の鞄に変な物入れただけじゃ満足できないらしい。


「兄様、使い方は分かりますか?」

僕?

「困りましたね、私も使い方が分かりません。これじゃあ、ただ鞄に、自慰に使うかもしれない物が入っていただけじゃないですか」

「それだけでも問題ですっ」

「けど、もしかしたら勉強に使うかもしれないじゃないですか、私たちが知らないだけで。そうだったら、風紀委員長さんの勘違いで、本当は良いことかも、しれませんよね?」


ほーら何か始まった。

どうせ今朝、僕がいないときに入れたんだろ? ウキウキしながら。周りと僕がビックリしたら満足、けど今こんな事態になってワクワクしてるんだろ?


エッチな物と知りながら…。

エロ漫画家が。


わざとらしく、ポンッ、と何かがわかったようなジェスチャーをとる。


「私、使い方を思い付きました。

正解か分からないので試してくれませんか? 委員長さん」

おい?


ミスズは委員長に近寄り、ゴニョゴニョと耳にささやく。


何を言われてるのか、風紀委員長の顔がどんどん赤くなっていく。


そして、

「ほら、お兄様に試してあげて」

にっこり、と笑うミスズ。

「嫌ですー!」

風紀委員長は走って逃げていってしまった。




「あー、面白かった」

2人きりになり、うっとりとしながら本音を口にする妹。

「まだ高校生になったばかりなのに…」

ため息を吐く僕。

「私はただTENG○の使い方を教えてあげただけですよ? 知識を増やしてあげただけなのに、なぜ?」

「知識にも色々あると思うんだ、兄さんとしては」


「風紀委員長。真面目で、メガネで、可愛らしく、そして、ウブ、お兄様といい勝負のウブさかもしれない。

いいオモチャを見つけました」


後日、僕は風紀委員に入ることになってしまった。

あの風紀委員長の命令で。

ミスズがウキウキし、僕は「なんだかなあ」と言ったけど、また別の話。

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