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初心者の塔(1階①)

着いたよ。


光から解放されたら目の前にザ・塔が建っていた。


ここだよ。

ここは全部で10階

各階ごとに試験があってそれをクリアしたら次の階に上がれる。

能力差があるから、出てきた時にどうなってるかはお楽しみ。

ぐんと強くなってることを祈って待ってるよ。


そういうリナを手を振って俺を送り出した。


さてと

行かますか。


決心を決めて、党へ歩き出した。


ブーン。


扉が開く。


ピンポーン


中に入るとチャイムらしきものがなった。


初心者の塔1階

学びの場(初級)


どこからともなくそんなアナウンスと共に、急に目の前にメガネをかけた30後半ぐらいの男性が現れた。


あなたが幸太郎さんですね。

初めまして。私は学びの場の担当官のミカエルと申します。

以後お見知り置きを。


品性があり、とても礼儀正しい方という印象を受けた。


ここでは、一般的に異世界転移の仕組みや方法。そして注意事項などを学んでいただきます。

でも、こちらの資料によれば異世界転移についてはあらかた聞いているとお伺いしましたが、どうでしょうか。


ミカエルがそう尋ねてくる。


うーんと。本当に触りだけ。

創造神が作った。とか関与出来ない。肉体バランスがどうだ。とかそのぐらいなら聞きました。


俺がそう答えるとミカエルは少し難しい顔をした。


そうですか。

なら、その辺りの説明はいいような気もしますが、念のためもう一度説明しますか。


ミカエルの決めかねているらしい。


はい。

ではお願いします。


せっかくの初心者の塔だ。

まぁ、聞いといて悪いことはないだろ。


そんなことを思っているとミカエルがパチンと指を鳴らした。


次の瞬間、教室のようなところへ移動していた。


じゃあ、始めますね。


ピロン。


目の前に画像が出た。


学びの場(初級)

1.創造神について

2.各世界について

3.転移について

4.肉体バランスについて

5.転移方法について


見えますか。幸太郎さん。

これが今回の内容です。

問題なく見えていれば、1.の創造神から話を始めますが、よろしいですか。


ミカエルの言葉、俺は小さく頷いた。


では、まずは創造神についてです。

この世界が何故存在しているのか。

それは誰かが想像したからです。

世界とは自然に生まれるものではなく、誰かが作り出すものです。

そして、その世界を創造できるのは、現在七人の創造神のみとされています。

そして、創造人は料理で言う仕込みをして鍋に火をつけることはできますが、その後の味付けなどをすることはできません。

それはいくら神だとしても自分の好き勝手に世界を改変させられては困るからです。

つまり、神同士の争いを生む可能性があるためそれはしてはならないことになってます。

つまり、自分の世界を手を加えるだけ加えて進化させ、その後、違う想像した星に送り込む。こういうことだってできる訳です。

そのため、そういういざこざはなくすために関与なし。となりました。

そして、どうしてもという場合に限りサポート役や転生者をおいて良いと。

ただし直接的な指示は禁止、かつ他の創造神の世界からのみ転生可能。という決まりができました。

この他の世界というのはリナ殿から話を受けてると思うので割愛しますね。

そうして7人の創造神が、各々3つの世界を現在持っており、それは相互に干渉することなく均衡が保たれております。


自分が経験したことの無い世界については他言無用なので、転生機会があった際にその他19の世界については知ることになるかと思います。


後、転生者として選ばれた際は、その先の創造神の所属になります。

私の口から創造神の名前を伝えることはできませんが、貴方は今まで仮にAという創造神の中にいました。しかし今回の一件でBという創造神へ所属が変わりました。

まぁ、この辺りはだから何が変わるというわけではないですが、貴方の所属が地球ではなくなる。ということです。

かと言ってアルガルではない。あくまでBの所属、眷属という位置付けです。

まぁ、特には変わらないので何となく思ってもらえれば。


とまぁ、創造神について以上ですが、なんとなく理解されましたか。


ミカエルが俺にそう尋ねる。


うん。

なんとなく。

というかそれを認識しようがしまいが特に何があるわけではないんだよな。

なら、なんとなくでいいかなと思ってる。


俺はミカエルにそういう。


そうですね。

特にこれを知っている・いないで何が変わるわけではないので、そんな感じの認識で問題ないかと思います。


では、次の説明に入りますね。


と言っても各世界については、7人の神が3つの世界を想像し、合計21の世界がある。お話ししてましてね。

そして、転移についても制限や所属の話をしましたし。

ここは重複するので割愛しますね。

となると、肉体バランスについてですが、ここはざっくりとご理解されてますよね?


ミカエルがそう俺に尋ねる。


あぁー、どちらかに滞在しすぎると肉体のギャップが生まれるってやつだろ。


俺はリナから聞いた話を思い出しながらそう答えた。


そうです。その通りです。

ならその話も大丈夫そうですね。


ミカエルは少し笑って話を続けた。


それでは、一番知りたいかと思う。転移方法についての話をしますね。


そう言ってミカエルはまた丁寧な説明を始めた。


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