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計画

まず二つに分けて話すわね。

一つ目はゴブリン退治の方法。

二つ目は幸太郎について


満月の光が差し込む部屋でリナは淡々と話を進めた。


まずゴブリンについて

ゴブリン自体は大したことないわ。

幸太郎、手を前に出して。


リナに言われるがままに手を前に出した。


こ、こうか?


ブーン。

俺のステータス画面が上がった。


右下にモンスター情報ってところない。

そこに今からゴブリン、キングゴブリンの情報を送るわ。


ブーン。


ゴブリンの画面に切り替わった。


ゴブリン(Eランクモンスター)

武力レベル1

魔法レベル0(適性なし)


討伐推奨レベル

剣術レベル1

魔法レベル1


初心者冒険者でも簡単に倒すことができる。

ただし、漏れをなして生活をしているため数には気をつける必要があり。


キングゴブリン(Cランクモンスター)

武力レベル20

魔法レベル1


討伐推奨レベル

剣術レベル25

魔法レベル30


ゴブリンの長。中にはコミニケーションを取れる者もいるが基本的には言葉は通じない。

武力レベルはとても高い。また、少しの魔法なら使うことができる。


なるほど。

俺はそれを見てあらかた理解をした。

つまり圧倒的に何もかも足りなさすぎるということか。


リナはそんなことを考えている俺を見ながら話を続けた。


モンスターの情報は見て、なんとなくは理解してくれたみたいね。


で、次は幸太郎について。


現状の幸太郎は

剣術レベル2

魔法レベル3


これだと到底太刀打ちは出来ないわ。

だから、異世界転移者が最初に行う初心者の塔にて修行をしてもらいます。

そこでしっかり修行を積んでまた戻ってきましょう。


リナはそういうと俺の肩にちょこんと乗ってきた。


でもさ、そんな時間あるのか?

初心者の塔といってもそんなすぐ終わるものではないだろ?

そしたらその間に、ゴブリンの侵攻にあい、、、


俺の言葉を遮るよなリナが話す。


うん。

普通ならね。

でも、初心者の塔ってこの世界には無いんだ。

また、違う世界にあるんだよ。

だから、大丈夫なんだ。


リナは俺の耳元でそう答える。


あぁー、なんか上手く出来てるな。


俺は頭をぽりぽりかく。


というか幸太郎が悪いんだからね。

最初、私のナビが始まる前に勝手にクエスト選んだでしょ。

普通は、あそこで初心者の塔を選ぶの。

そして、それをクリアしたのちにどうするか決める。

これが定説なのに、幸太郎がいきなりゴブリン討伐なんて選ぶから。


リナは少し怒った感じで俺に話す。


ごめんだけど、そんなの知らないよ。

なら言ってくれれば、、、


俺はリナの顔を見て、これは何をいってもダメだと悟った。


すみませんでした。

そして、初心者の塔をよろしくお願いします。


俺は理不尽だが頭を下げた。


うんうん。

最初からそういってくれればよがったのに。


リナは少し機嫌を直したかのように言った。


次の瞬間、辺りが光に包まれて、2回目の移動・転移をしたのであった。

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