初心者の塔(2階)
光から解放されたら、俺は次の階についていた。
剣術の場?
まぁ、名前から大体、想像はついた。
恐らく、初級というだけあって剣術のいろはを学ぶのだろう。
気付いたら前に少し強面の男性が立っていた。
お前が幸太郎か。
そう俺に言ってきた。
そうだけど、次の担当官か?
俺は目の前の男にそう言った。
そうだ。
俺が剣術の場の担当官。
エンテイだ。
そう目の前の男が自己紹介をした。
そして、なんかエンテイっぽい。
そして、エンテイは話を続けた。
それで、お前の初級プログラムはこれになる。
剣術の種類
適正確認
実際のいろは
まずここでは、お前の適正剣術とその初期段階までのフォローをしてやるからついてこい。
ぶっきらぼうにそういうと、奥の方へ消えて行った。
俺は慌ててテンテイについて行った。
じゃ、まずは剣術の種類についてだ。
ぶーん。
目の前にモニターが映された。
剣術とは大まかに2種類かある。
短剣
大剣
その2種類の中に、それぞれ細かく場合が分かれる。
短剣には
ダガー
ナイフ
ククリナイフ
の3種類がある。
そして次に大剣だ。
ここも大まかに4種類に分かれる。
両手で戦う
ツーハンデットソード
片手で戦う
グレートソード
クレイモア
バスタード
この中で、何を選ぶかによかって、使う武器の戦術が変わる。
例えば、ツーハンデットソードは攻撃力が高いが、その反動は大きくソロプレイには向かない。
クレイモアだとある程度スピードは出るか一撃で仕留めるには力が足りない。
このように、タイプと戦術はとても密接に関わっている。
エンテイはそういうと、ものは試しだ。と言って、クレイモアを俺の前に取り出した。
俺をそれを手に取り、軽く握ってみる。
そうしたら次の瞬間、クレイモアが光出した。
ぶーん。
ほぉ。
エンテイがその光景を見て少し驚いて笑っていた。
お前、うん。
俺は何が何だかわからなかったが、とりあえず光が消えたと同時にクレイモアを振ってみた。
スン。
風を切るよな音がなった。
ほほぉ。
また、それをみてエンテイが笑っている。
なんだか、お前にここで教えることはなさそうだな。
お前の適正もいろはも説明しなくてもマスターしてやがる。
俺はそれを聞いてリナの言葉を思い出した。
適正があるなら選ばれた。
元の世界では何でもない一般人だが、ここでは少し違うみたいだ。
初級の場だからこの先が教えられないのが非常に残念だが、ここのプログラムはもう終わりだ。
エンテイは少しつまらなさそうにそういう。
ただ、まだ、中級・上級とある。
その時になってらもっと踏み込んだことを教えられるから覚悟しておけ。
さぁ、幸太郎、次の魔法の場(初級)へ向かうといい。
エンテイはそういうと姿を消してしまった。
そして、エンテイが姿を消した後、俺の体が光に包まれた。
そして、俺は次の階の魔法の場へ向かうのであった。