オタクになりました
一本の映画を皮切りに誕生した新たな私は、その作品の制作会社の作品、監督作など手あたり次第に気になる作品を見ていった。
映画と言ったら上品な趣味のように聞こえるが最初に感銘を受けたのは劇場アニメ作品だ。
つまりはアニメを見漁ったといった方が齟齬がないだろう。といっても実写の作品もそれなりにみた。
とにかく無気力な人生に新しく生きがいのような、趣味ができたのだ。
一年くらいだろうか、本当にアニメにどっぷりつかった生活を送った。
おかげでガンダム、マクロスはTVシリーズ、OVA、劇場ほぼすべて網羅してしまった。
いや、ポケ戦とプラスはマジ神ですよ。X、G、鉄血も最高!7とFとΔは楽曲がね神……っと語るのはここまでで。そんなわけでがっつりオタクになってしまったよ。
本当に趣味ができると世界が変わって見えてきてすごく毎日が楽しい。これが何かに打ち込むということなんだなと実感した。
はじめはアニメからだったが、だんだんと食指が伸びてゆき、プラモデルやコミカライズ、ノベライズ舞台やリアルイベントなど視界が広くなっていくたび新たな世界を体験することができた。
他の話はまた小分けにして語ろうと思うが、私の開けた世界は様々な刺激を無作為に全て体験することになる。
とにかく世間一般的なオタクという生き物の枠に入ったのだ。
新たな自我を獲得した私は多くの創作物に囲まれて取り込んで、少しづつ「好き」という原点を不定形ながらも確立させていった。
2019~2020年くらいの話だった気がします。
まだ閃光のハサウェイ公開前、2020東京オリンピックAKIRAと同じじゃん!と思ってみた記憶