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1日1回ガチャ無料!  作者: 相舞藻子
サフラ拒絶領域
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修羅の始まり





 清々しいほど、美しい青空の下で。

 目を覚ましたミレイは、見知らぬ馬車に乗っていた。


 馬車は、どこかの街道を進んでおり。

 ミレイの他にも、乗客が何人か乗っている。


 ミレイは、その中でも特に目立つ、忍者のお姉さんと話をしていた。



「君、名前は?」


「あっ、ミレイっていいます。どうも初めまして。」


「ミレイちゃんかぁ。よろしくね、僕は”シュラマル”。気軽に名前で呼んで欲しいなぁ。」


「はい。シュラマルさん、ですね。」



 忍者のお姉さん、シュラマルの名前を呼びながら。

 ミレイは変わった名前だと思う。


 とは言え、見た目がセクシー忍者なため、深く考えるのは止めた。



「ところで、質問なんだけど。ミレイちゃんって、浮遊大陸の子?」


「うぇ? 違い、ますけど。」


 何故そうなるのか、ミレイは首を傾げる。



「そうなんだぁ。いや君、”急に空から降ってきたから”、てっきり落っこちたのかと。」


「……空から?」


 ミレイは、遠い青空を見上げた。



「そうだよ。嬢ちゃん、いきなり降ってきたんだよ。」


 他の乗客も証言する。


「うん。こっちの姉ちゃんが受け止めなかったら、多分”ベチャ”って行っていたぜ?」



 話の流れを整理すると。

 ミレイが突然空から降ってきて、それをシュラマルが受け止めたらしい。

 そしてシュラマルが受け止めなかったら、おそらくは”ベチャ”っていた。


 流石に、ベチャって死ぬのは勘弁である。



「えぇ……」


 空から降ってきた、と言われても。ミレイにはてんで意味が分からなかった。


 それまでに、何があったのかを思い出す。



「えっと。わたし、これでも冒険者で。Sランクの人と一緒に、モノリスの調査に行ってたんです。」


「へぇ、それは凄いねぇ。」



 モノリスの調査という内容に、シュラマルや他の乗客も驚く。



「それで、異世界から来たっていう、”黒いドラゴン”に襲われて。そいつと、みんなで戦おうとして。」



 コンコンと頭を叩き、ミレイは記憶を呼び覚ます。



「……あれ? それで、どうなったんだっけ。」



 集中して、何があったのかを思い出す。


 けれども、すっぽりと抜け落ちたかのように。それ以降の記憶が思い当たらない。

 黒いドラゴン、ブラックヘッドとの戦いはどうなったのか。

 イリスとアマルガムは勝てたのか。


 そして何より、”キララたちは無事なのか”。


 何一つ思い出せなくて。

 急に不安になり、ミレイは思わず胸を押さえる。



 周りを見渡しても、知らない人ばかり。

 わたし以外、誰もいない。



「あっ、あの。わたしの他に、誰かいませんでしたか?」


「誰かって?」


「えぇっと。”可愛くて、ふわふわした感じの女の子”と。”大人しそうだけど、結構武闘派な女の子”。それと、”派手な赤髪の女性”と、”眼帯のオジサマ”です!」


 ミレイは仲間の特徴を伝えた。



「えぇ……、思ったよりも多いなぁ。」


 シュラマルは、少々考えるものの。


「うーん、残念だけど。落っこちてきたのは、君だけだから。他の仲間の所在は、ちょっとねぇ。」


「……そう、ですか。」



 本当に、ここには自分1人であることを知り。

 ミレイは深く落ち込んだ。



(わたし、1人だけ。)


 不思議と、身体に力が入らない。


(うぅ、なんか吐きそう。)


 酷く憂鬱である。



(世界滅ぼすほどの力。いくらイリスさんでも、そんな化け物を相手じゃ。)


 嫌なことばかりが、頭に浮かび。

 頭痛を誘発する。



 まるで思考回路が、地の底を這いずり回るかのように。


(……わたしだけが、生き残った?)


 そんな、最悪の思考すら浮かんでしまう。



(キララとも、みんなとも。もう、会えない?)




「――くっ。」


 気づけば。その瞳からは、大粒の涙が溢れていた。




「わわっ、ミレイちゃん、大丈夫?」


 シュラマルは動揺する。


「……うぅ、大丈夫です。」



 そうは言うものの、涙はまるで止まらずに。

 身体は小刻みに震えていた。



(駄目だな、わたし。こんなこと考えちゃ駄目なのに。)



 現実的に、何一つ確定しているわけではない。

 全て、ミレイの生み出した悲劇的な妄想に過ぎない。


 そうは分かっていても、嫌な思考が止まらない。



(駄目だ、駄目だ駄目だ。みんなを信じないと。)



 うずくまり、震えるミレイを。

 馬車の乗客たちは、心配そうに見つめていた。


 その中でも、唯一シュラマルだけが。

 何かを決心したような表情をして。


 震えるミレイの肩に、そっと手を添えた。



「ねぇ、ミレイちゃん。」


「……はい。」



 ミレイは顔を上げる。

 若干、ひどくなった顔を。



「この馬車は、”ピエタ”って街に向かっててね。僕はそこで、大事な友達と合う約束をしてるんだ。」


「は、はぁ。」


「でねぇ。その友達と合流できたら。今度は、”君の友達を探す手伝い”をしようと思う。」


「えっ?」


 突然の申し出に、ミレイは目を丸くする。



「情報を集めるにしろ、その足で探しに行くにしろ。君1人じゃ大変でしょ?」


「あの、えっと。それは、すっごく助かるんですけど。……わたしたち、会ったばっかなのに。」


 なぜ、彼女が親切をしてくれるのか。ミレイには分からなかった。



「気にしないで。君みたいな子を、1人で放って置くなんて出来ないだけ。」



 そうやって、優しい言葉をかけてくれるのは。

 何も、シュラマルだけではない。



「ああ、僕達も探すよ。」


「元気だして。」


「お腹すいてない? サンドイッチあるよ?」



 他の乗客たちも、とても優しい人たちばかりであった。



「安心してよ、ミレイちゃん。君と仲間が合流できるまで、僕が付いてるから。」



 シュラマルは、とても優しくて。とても心強くて。




 ”セクシー巨乳忍者”と、内心思っていたことを。

 ミレイは深く反省した。




「ありがとうございます。シュラマルさん、他の皆さんも。」



 知らない人たちでも。皆とても親切で。

 気づけば、涙も震えも止まっていた。



(大丈夫、すぐに会えるよね。)



 遠い仲間たちを信じて。

 ミレイは不安を乗り越えた。











 ピエタの街へと向かう馬車に乗り。

 分からないことだらけでも、ミレイは束の間の平穏を享受していた。


 キララが隣に居ない、正真正銘の一人旅。

 もしも、初日にキララと出会えずに、1人で冒険者としてやっていたら。こんな風景だったのかも知れない。



――ミレイちゃん!



 ここには居ない、あの笑顔と、可愛らしい声が懐かしい。


 思えば、この世界に来てからは、ずっとキララが一緒だった。

 クエストも一緒、住む場所も一緒。

 食べるものも一緒で、お風呂も、喋るのだって。



「……キララ。」


 思わず、ミレイはその名を口ずさんでしまう。



「それってぇ、お友達の名前?」


 ミレイの言葉に、シュラマルが反応する。



「はい。この世界に来てから、ずっと一緒に居た友達で。何だかもう、側に居ないのが、すっごく違和感になっちゃって。」


「……そっかぁ。」


 シュラマルは、ミレイの言葉に感じるものが有った。


「僕にもねぇ、ずっと一緒の友達が居るんだ。小さな頃から一緒で、妹みたいに思ってて。武蔵ノ国からこっちに来た時も、一緒の船に乗ってたんだけど。ちょっと、”予想外の事故”というか、”うっかり”があってねぇ。離れ離れになっちゃったんだ。」


「そう、なんですか。」


「居ないのに気づいた時は、もう心臓が止まるかと思ってねぇ。それでも、何とか連絡が取れて。ピエタで合流しようって話になったんだ。」


「……それは、良かったですね。」



「”親切な女の子達”に、色々と助けてもらったんだって。その子達には、本当に感謝しきれないよ。」



 名も知らない、親切な子達に。

 シュラマルは深い感謝の念を抱いていた。


 その親切な子の1人が、まさか”自分の話し相手”だとは。

 つゆほども思わずに。



「だから僕も、困ってる子が居たら、出来るだけ力になりたいんだ。いつか、それが巡りに巡って。その子達への恩返しに繋がるかも知れないし。」


「……凄く、素敵です。」


 そんなシュラマルの考え方に、ミレイは温かな勇気をもらった。



 その繋がりが、すでに形を成しているとも知らずに。







「そう言えば。君の荷物って、そのカバンだけで合ってる? 冒険者なら、武器とか必要じゃない?」


 シュラマルが疑問を口にする。



「あぁ、いえ。これでもわたしは魔法使いなので。この魔導書だけで十分です。」



 そう言って、ミレイはカバンに入っていた魔導書を取り出した。


 正確には、アビリティカードの収納用バインダーのようなものだが。

 一応、魔導書という体で説明する。



「へぇ、それは凄い。」


 武蔵ノ国出身の忍者というだけあり。

 シュラマルには本場の魔法使いが珍しかった。



「はい。これでも、結構戦えるんですよ?」


 正確には、魔法ではなくカードの力ではあるが。

 便宜上、ミレイは魔法の力と言い張るつもりであった。


 実際、魔法の腕は素人以下であるが。



 ミレイは魔導書を出したついでに、その中身に目を通し。


 そして、呼吸が止まった



「――はぅ。」



 魔導書の中にあるカードの多くが。

 ”色が薄くなり”、その機能を失っていた。


 かろうじて、真っ白とまでは行かないため。

 時間が経てば復活するであろうが。


 とは言え、白くなったカードの多さに、ただただ驚くしかない。



(なっ、なんでだ!? パンダとフェンリルはまだしも、他のカードは大丈夫だったはずなのに。)


 とてつもない衝撃を受けながら、ミレイは魔導書のページをめくる。



(あぁ、フェンリルは使えるようになってる。)


 アマルガムに吹き飛ばされてから、数日経ったからか。

 フェンリルの修復は終わっていた。



 だが、その近くに収納されていた、もう”1枚の4つ星カード”に、ミレイは衝撃を受ける。



(……”フォトンギア・イカロス”? なに、このカード。)



 召喚した覚えのない、見知らぬカードの存在に。

 ミレイは、完全に思考が止まってしまう。



(機械生命体の”翼”を展開する? めっちゃ凄そうなカードだけど、”知らない子”だな。)



 そのカードの性能には興味津々だが。

 自らの認知しないカードには、流石に感情が追いつかなかった。



(落ち着いたら考えよう。)


 とりあえず、そのカードは放って置いて。

 ミレイは他のカードの状態を確認する。



(魔法系のカード、蠱惑の魔眼やフォトンバリアとかは無事だけど。実体化できるカードは、ほとんど”全滅”してる。)



 RYNOや聖女殺しなどの主力武器をだけでなく、武器となり得る3つ星以下も機能を失っており。

 どう動くのか分からなくて、一度も使わず放置していたカードたちも同様の有様であった。



 まるで、”何か”にボロクソにされたかのように。



 なるべく、”カードを大事にしようと心がけている”ミレイからしてみれば。

 全てがひっくり返りでもしない限り、考えられない状態である。



(……きっと、よほどの激戦があったんだな。)



 まさか、”自分でカードをボロクソに扱った”などとは、考えにも及ばずに。

 ミレイは自らのカードの健闘を労った。







(しばらくは戦わずに、ゆっくりとしよう。)



 魔導書の中身は見なかったことにして。

 ミレイはのんびりと外の風景に目を向けた。


 あまりにも理解不能な状況の連続に、すでに頭は破裂寸前である。



(思えば。最近、化け物ばっか相手にしてるような。)


 ここ最近の活動を思い返す。



(確かに、魔獣退治とかしたいって思ってたけど。ちょっと、難易度調整を間違えてるよな。)




 フェンリルを召喚して。

 もはや無敵ではないかと、そう思っていた頃が懐かしかった。


 Sランク冒険者であるイリスにはまるで敵わず。

 終いには、ブラックヘッドのような化け物が出てくる始末である。




(キララと合流したら、しばらくのんびりしよ。)



 そんな事を考えながら。

 ぼーっと、ミレイは外の風景を眺めていた。





 だが、しかし。

 そんな思惑を砕くように。




「――なっ、何だあれは!?」


 馬車の御者が、突如大きな声を上げた。



 その声に釣られるように。ざわざわと、他の乗客たちが騒ぎ出す。


 ミレイも、同様に不思議に思い。

 馬車の進行方向へと目を向けた。



 すると、遠くに見える街。正確には、巨大な外壁だが。


 その向こう側から、真っ黒な煙が上がっていた。

 しかも、その出処は1つではなく。

 街の複数箇所から、火の手が上がっているようだった。



「街が襲われてる?」


「いや、そんな馬鹿な。」


「ピエタの街だぞ? 腕の立つ冒険者だって居る。」



 どうやら、かなりの異常事態のようで。

 ミレイにもその雰囲気が伝わってくる。



「……まさか、ブラックヘッドが?」


 そんな事を考えるミレイであったが。



「なっ、なんかこっちに来たぞ!!」


 乗客の1人が叫ぶ。



「へ?」


 驚いたミレイは、その人の指し示す方向へと目を向け。




 ”一目見ただけで、嫌悪感を覚えるような”。


 得体の知れない4足歩行の化け物が。

 3匹ほど、木々の合間から迫って来る様子が目に入った。




「――うぇ。」



 化け物たちには体毛がなく。

 人間の白人のような肌色に、トカゲのような尻尾が生えていた。


 顔は人間とは似ても似つかず。

 歯や眼球が剥き出しで、昆虫のように見えなくもない。


 有り体に言ってしまえば、まるで地球外生命体エイリアンのようであり。




「きっも。」


 ミレイはその見た目だけで、酷く嫌悪感を抱いた。




「――みんな、落ち着いて。」



 動揺する乗客たちを制して。

 シュラマルが、馬車から身を乗り出す。



「僕が対処する。」


 そう言った瞬間。



「え?」


 シュラマルの姿が、パッと消えて無くなり。

 ミレイは間抜けな声を出した。




 だが、そんな驚きを他所に。


 化け物たちは馬車へと迫ってきて。



 咄嗟に、魔導書に手をかけるミレイであったが。




 まるで、鋭い刃物に斬られたかのように。

 3体の化け物の、”首が飛び”。




「……おぅ。」


 その驚きに、ミレイの意識が集中していると。


 ”いつの間にか”。



「――ふぅ。」



 姿を消していたシュラマルが、再び馬車へと戻って来ていた。




 理屈は、何一つ分からないが。

 流石は、忍者というだけのことはあるのか。


 シュラマルの手によって、謎の化け物たちは退けられた。




「……なんにも、見えなかった。もしかして、瞬間移動とか?」


 ミレイがシュラマルに問いかける。



「いやいや? そんなに凄い力じゃないよ。」



 まるで、種明かしをするかのように。

 シュラマルの姿が、ゆっくりと”透明”になっていく。



 そして、再び元の状態に戻すと。

 自身が身に纏っている、その”セクシーなスーツ”を強調した。



「この服って、僕のアビティカードなんだよねぇ。”こうがくめいさい”、とかいう力が宿ってて。姿を完全に消せるんだよ。」


「へぇ、便利な能力ですね。」



 ただのセクシースーツではなく、”意味のあるセクシースーツ”だと知り。


 ミレイはようやく、頭の中の邪念を払えた。





 化け物たちを退け、一安心する馬車の一行であったが。



「くっ。」


 咄嗟に、御者が手綱を引き。

 馬車が急停止する。


 それにより、乗客たちは姿勢を崩すものの。


 ミレイはシュラマルに抱きかかえられた事で、怪我をせずに済んだ。



(……柔らかい。)


 何となく、母性を感じ取る。




「……これじゃ、街には近寄れないぞ!」



 切迫した様子で、御者が叫ぶ。

 それにつられて、ミレイ達は正面へと目を向けて。




 そこにあった光景に、言葉を失った。




 街へは、後少しで到着する。



 だがしかし。

 街を囲う外壁を、外から更に囲うよう。



 ”凄まじい量の化け物”が、街の外壁に集まっていた。




「……うそ。”あれ”って、さっきの。」



 あまりにも数が多く、それでいて遠くから見ているため、定かではないものの。

 街を囲んでいる化け物は、先程馬車を襲った個体と同種のものであった。





 ただ、さっきのは”3体”で。


 街を襲っているのが、その”1000倍”ほど、というだけの話である。





「……地獄かな?」



 3体程度なら、瞬殺できたシュラマルだが。

 街を覆うその光景には、流石に冷や汗をかくしかない。



 遠くから見たそれは、ゴキブリの大群にも似た気持ち悪さを醸し出しており。



「ひぃ。」


 ミレイに至っては、全身鳥肌だらけであった。




「引き返すぞ! これじゃ殺されちまう。」


 御者が手綱を引き、馬車を引き返させる。




「まぁ、仕方がないね。流石に、あれを馬車で突破するのは自殺行為だ。」



 そう言うものの。

 シュラマルには、友達と再開するという目的があるため。


 ここで、馬車を降りるつもりであった。



「どうする? 君1人くらいなら、何とか背負っていけるけど。」


 その度胸があるのかと。

 シュラマルはミレイに尋ねる。



 ”そして、幸いにも”。



「……いえ。ここは、わたしの魔法に任せてください。」



 これまでの経験から。

 ミレイには、なんとか度胸だけは備わっていた。








「それで、どうする?」



 街から遠ざかっていく、お世話になった馬車を見送って。



 ミレイとシュラマルは、たった2人で。

 地獄と化したピエタの外壁を見つめる。



「正面突破です。」



 ミレイは魔導書を開き。

 最も頼りになる、最強の魔獣を呼び覚ます。




「――来い、”フェンリル”!!」




 その呼びかけに応え。


 怒れる狼王が、再び大地に君臨する。




 1人の冒険者として。

 ミレイの新たな戦いが始まろうとしていた。





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