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登場人物紹介(ラストや番外編までのネタバレあり)

※結婚した2人は、嫁ぎ先の所属に入れています。


(ロウエン帝国・ライカ家)

○フェリス・ライカ(旧姓オランド・元の姓アロット)(18)

ノックス王国の元伯爵令嬢。ふわっとした癖のある亜麻色の髪に、青色の目。

幼少期まで母親・イングリッドと暮らしていたが、母の死後はオランド伯爵家に引き取られる。

母譲りの退魔の力があると見込んで養女にされたが思ったよりも才能が伸びなかったので、伯爵家では冷遇されてきた。

うっかりジンに求婚したことで彼の妻になり、ロウエン帝国に渡る。

ロウエン人ではfの発音が難しいため、夫以外の人からは「ヘリス」と呼ばれる。


適合武器は、針。そのため、武器の中でも槍や矢などがまだましだった。

針だと武器にならないが、それで縫った衣類などに強い退魔の力が与えられるようになった。

力を与えた針なら他人が縫っても効果があるが、一番効果が強いのはフェリス本人が縫ったもの(ただしどれもド下手くそ)。



○ジン・ライカ(23)

ロウエン帝国の貴族。濃い煉瓦色の髪に、灰色の目。

侍従兵隊長の立場にあり、皇妃のはとこでもある。武術の達人で、馬上での弓術も得意。

合理主義でいまいちつかみどころがないが、妻となったフェリスには優しい愛情を注ぐ。

魔力はないので、魔力などの気配には疎い。しょうゆ顔のイケメン。

愛馬の名前はユキア。


フェリスに逆プロポーズされた後、どのような人物なのか調べに行き、その人柄や一生懸命な態度に感銘を受ける。秀才肌の自分とは全く違うひたむきなところに惹かれて、求婚しに行くことに。

才能豊かで料理も裁縫もできるが、自分でも「おもしろくない」と思っている。そのためフェリスが作ってくれる衣類のぬくもりが大好きで、いつも大切に持ち歩いているしどんなものでもべた褒めする。



○ジンの父

ロウエン帝国の貴族。

一家の大黒柱なのだが、パワフルな妻と娘たちに負けている。



○アイリナ・ライカ

ロウエン帝国の貴族。

ジンたちの母親である、妖艶な女性。実質、ライカ家の最高責任者。

彼女を中心に、男子禁制の「花園集会」が開かれる。



○ジンの兄&兄嫁

ロウエン帝国の貴族。

ライカ家の跡取り夫婦だが、夫よりも嫁の方が強いらしい。



○リンエイ&エリネ

ロウエン帝国の貴族。

ジンの長姉と次姉で、どちらもよその家に嫁いでいる。よく似たテンションで、弟のことも猫かわいがりするので若干迷惑がられている。

弟嫁のフェリスのことも大歓迎して、刺繍のデザインを教えたりした。



○マリカ・シャクサイ(19)

ロウエン帝国の女性。艶のある黒髪に、赤茶色の目。

ライカ家に仕える侍女で、ロウエン帝国に来て日が浅いフェリスの専属。

優しくて気の利く女性で、フェリスのよき相談相手である。



○ダイタ

ロウエン帝国の少年。

ライカ家に仕える小姓で、主にジンの身の回りの世話をする。まだ幼いが非常に気が利いて、空気が読める子。



(ロウエン帝国・キオウ家)

○ライナン・キオウ(27)

ロウエン帝国の貴族。硬質な濃い茶色の髪。肌が浅黒い。

キオウ家当主の甥で、近衛兵。ジンの友人でもある。

一見チャラチャラしていて軽そうだが、実際は非常に義理堅い頼れる兄貴分。ソース顔のイケメン。


フェリスを連れ戻すために派遣されたジャネットを口説き落とし、彼女の両親ごと引き取った強者。

妻に対しては若干被虐趣味の傾向があるが、知っているのはジンのみ。



○ジャネット・キオウ(25)

ノックス王国の元平民。さらりとした灰色の髪に、茶色の目。

元守護神官で、フェリスの教育係でもあった。フェリスから大きな信頼を寄せられているクールな女性。

結婚が決まったフェリスを激励して、快く送り出してくれた。


フェリスの能力が判明した後、フェリスをノックス王国に連れ戻すようにと伯爵に脅される。

故郷の両親を盾に取られて泣く泣くロウエン帝国に行くが、その先でライナンに口説かれて彼の妻になった。

フェリスと同じく神子になったがすぐに配置換えになり、こちらでも教育担当になった。



(ロウエン帝国・その他)

○皇帝(30代後半)

ロウエン帝国の君主。黒い髪に、長い顎髭。

皇妃はライカ家出身で、ジンのはとこにあたる。

厳格で強面だが、公正明大な人物。



○ビンガ・ソンリン

ロウエン帝国の貴族。

宮廷官僚長。フェリスの適合武器判明の際に居合わせた。

相手の出方を試すために突っかかってくるという悪い癖があり、ジンも手こずっている。



○ヨノム導師(60くらい)

ロウエン帝国の神子長。真っ白な髪と髭。

フェリスたち神子をまとめる責任者。現在は退魔武器製作ではなくて、皆の監督や渉外を請け負っている。

少々のことでは動じない。



○ソイル(19)

ロウエン帝国の平民。くしゃくしゃの濃い赤毛に、眠そうな茶色の目。

神子の一人で、フェリスの指導係になった。いつもけだるそうだが、やるべきことはきちんとやる。




(ノックス王国)

○マードック・オランド

ノックス王国の貴族。

オランド伯爵家当主でフェリスの養父だが、父と娘らしい関係は築けていなかった。

フェリスが優秀な神官だったイングリッドの娘だと聞いて引き取り教育させるが、思ったよりもぱっとしなかったため虐待してきた。

フェリスの結婚にも興味がなくて、「死んだものとして扱う」と言ったくせにいざフェリスが縫穣の神子になると、手の平を返して擦り寄ろうとした。ジャネットの両親を人質にしてジャネットを脅した張本人でもある。



○オランド伯爵夫人&子ども2人

ノックス王国の貴族。

それぞれフェリスの養母・義兄・義姉だが、家族らしい関係は築けていなかった。

3人はオランド伯爵の勝手な都合で渋々フェリスを受け入れていたので、フェリスも彼らには重い刑を望まなかった。



○前国王(60くらい)

ノックス王国の前君主。

決して暗君ではないがあまり積極性がなくて、フェリスたちのような少年少女の境遇からも目を背けていた。ロウエン帝国との会談を終えてから退位した。



○国王

ノックス王国の新君主。

前国王の第一子で、会談時は第一王子だった。騎士団にも所属しており、血気盛んで正義感の強い性格。やや脳筋の傾向もあるようだが、ノックスをよくまとめている。



○イングリッド・アロット

フェリスの亡き母で、元守護神官。フェリスの髪や目の色は父親譲りなので、あまり母親には似ていない。

優秀な神官で、ノックスで重宝される槍が適合武器だったので、皆から尊敬されていた模様。

夫が誰なのかは、不明。

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― 新着の感想 ―
[一言]  87ページ目を読んでほっとしました。  暗い物語が多い作者様が明るく書いていると。。。
[一言] 面白くて一気読みした。 あまりにも甘く、見ていられなくて所々読み飛ばしたシーンもあったが、読んでいて非常に楽しかった。 完結お疲れ様です。
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