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~コレクション~

久しぶりの投稿です。遅くなりすいません。

アルに近づき、様子を見る。胸の辺りが動き、呼吸をしているのが見てとれる。


(…よかった…気絶しているだけのようだ…)


『…マオちゃんコイツは?』


アムドがマオに尋ねる。


「…エルグランドのメイド長。私のお付きかな?」

『メイド長‼️お付き‼️…もしかして、マオちゃんは高貴な身分なの?』

「…まぁ、高貴かどうかはわからないけど…私のおじいちゃんはエルグランド王だよ。」

(…隠していたほうがよかったか?)

『お姫様じゃん‼️…おじさんビックリだよ…。』


アムドは驚いてはいるが、特にこれと言った事も無いらしい。


「さてと…そろそろ1度離れて貰ってもいい?」


マオがアムドに告げる。ソードナーを倒したので、装備アムドはずしたいらしい。


『えぇっ‼️なんで?』

「魔王も倒したし…ちょっとトイレに行きたいし…。」


(…まぁ、トイレに行きたいのは嘘だけどね…儂の秘密の部屋が、コレクションがどうなってるのか見に行きたい…。)


少し思案するアムド。


『……わかった……』

「んじゃ、早速…」


アムドを外し始めるマオ。


『一緒についてくよ‼️』

「なんでだよっ‼️」


マオのツッコミが城にこだまする。


(…やべっ‼️思わず普通にツッコミを入れてしまった…。)

『え?だって…他にも敵がいたら危ないじゃん‼️』


アムドがマオを心配する。その割にはどことなく嬉しそうな感じがするのは気のせいだろうか…。


「今、この場で貴方より危険な人はいません‼️」


マオがいつもの調子でアムドにツッコミを入れる。


『…でも…』

「でも…じゃなーい‼️それに今は魔族達はほとんどエルグランドに行ってるはずだから大丈夫‼️」

『…わかったよ…何かあったらすぐに呼ぶんだよ?おじさんすぐに駆けつけるから‼️』


不承不承ながら納得したアムドをはずす。


(…まったく…本人アムドに離れる気が無いと外せないとか…どんな呪われた装備だよ‼️)


「じゃあ、少し行ってくるね。その間、アルを見ててね。」

『気をつけてね。』


アルをアムドに任せ、その場を離れる。


(…この隙に儂の部屋に…。)


アムドがついてきていないかを確認しながら進む。

瓦礫をどかしながら進み、玉座の裏辺りで隠し部屋の入口を見つける。


(…よっしゃ‼️…んじゃ早速…)


辺りをキョロキョロ見渡し、アムドがいないのを確認して中に入る。隠し部屋の入口とは言っても、階段だ。その階段の先に隠し部屋、魔王だった時の自室があるのだ。階段はその部屋まで一直線に延びている。一段、一段と慎重に降りるマオ。降りるたびに昔の事を思い出す。


(…またこうしてこの部屋に来る事が出来るとは…)


部屋の前にたどり着き、扉を開ける。見馴れた景色が目に飛び込んで来る。


(…あぁ…懐かしい…。あの頃と少しも変わっとらん……ん?)


「あぁっ‼️」


辺りを少し見渡し、以前との違いを発見して思わず声をあげる。


(…そ、そんな…儂の…儂の大事なコレクションが…)


部屋の隅に置かれた棚に駆け寄るマオ。この棚には魔王時代、転生前にコレクションしていた酒が並べられている。希少価値の高いものから、思い出の品等、マオがコツコツとコレクションした様々な酒が整然せいぜんと並べられているはずだった。それが今では見るも無残に変わり果てていた。遠目で見ても中身が減っているのが分かる物や、無い物、瓶が割れて辺りに散らばっている物等、マオが管理していた時とは明らかに違う。


(…これは儂の誕生祝いに作られた酒…中身がこんなに減って…あぁっ‼️こっちはもう作られていない酒が…もう中身が無いではないか‼️…あぁっ‼️この瓶の破片は儂の1番のお気に入り…毎日、仕事の終わりにチビチビと飲んでいた儂のあの頃の唯一の癒しが…)


膝から崩れ落ちるようにその場に座りこむマオ。


(…なぜ…なぜ、このような事に…ひどい…酷すぎる…)


放心状態のマオ。だが時間が経つにつれ、怒りが沸々とわいてくる。


(…いったい誰が…いや‼️このような事をするのは1人しかいない‼️て言うかあいつしかいない‼️アムドのやつめ‼️どうしてくれようか⁉️)


怒りが頂点に達したのか、アムドにおこなうであろう制裁を想像したのかマオの表情に笑みが浮かぶ。だが、頭の中でアムドに思い付く限りの制裁を加えたあとにふと、冷静になる。


(…制裁を行うのはいいが…どうしよう?…あいつは儂の身に起きてる事を知らないし…儂の事を隠して制裁を加えるにしてもおかしいし…)


思案するマオ。


(…正体をバラすか?…そして制裁する。…う~ん…でもなぁ…アイツに正体をバラすのは色んな意味で危険な気がするんだよなぁ…どうしよう…)


様々な考えや状況が頭の中を巡る。


『…マオちゃん?』


不意に声をかけられ驚き、振り向くとアムドが部屋の入り口に立っている。


(…コイツ来やがった…ダメだ…コイツの顔を見ていたらムカムカしてきた…よし‼️もういいや‼️とりあえず、正体をバラしてビビらせ、お仕置きしよう‼️)


考えるのが面倒になるマオ。


『…おじさん心配しちゃったよ。なかなかマオちゃん帰って来ないし…さっきはマオちゃんの悲鳴が聞こえるし…何かあったの?』


どうやら先ほど驚いた時に出た声がアムドに聞こえていたようだ。


「…何かあったの?…じゃなーい‼️」


のほほんとしているアムドに対して思わず声をあげるマオ。


(…のほほんとしやがって‼️…ここからどうしてくれようか⁉️)


アムドの態度にますます怒りのボルテージが上がるマオ。















遅くなりましたが、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。次話からは更新ペースが少しは上がると思います。だいたい、月に1~3話位ですかね?(笑)よろしくお願いします。

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