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10万年後の恐ろしい竜 2

『いやーびっくりしたネ、まさか私達の言葉分かる人居るとは思わなかたネ』

『いえいえ……僕の方も色々と……』

 今僕はティラノサウルスさんの背中に乗せられて空を飛んでいます、バランスが崩れるからあんまりやりたくないらしいけど僕は軽いから大丈夫だって……矮躯も役に立つね。

『もうすぐ里に着くから詳しい話はそこで聞くといいネ』

『分かりました、えっと……お名前は……?』

『名前? パクだよ、あなた名前なんての?』

 ぐ……僕の名前……まだ思い出せないんだよなあ……でも何も言わないのも失礼だろうし……

『実は名前がないんです……思い出せなくて……』

『あー、それは里では言わない方が良いネ。名前ないのは良くない、それは人ではない思われる。竜の中では名前2つある、1つは偽名ギミンっていう成人のするときの名前。もう一つは真名シーミンっていう親から貰った魂の名前。ないと人として扱われない……』

 まずいなあ……そうなると僕はその名前を持たないとダメなのか……でもどういう名前がいいのか……僕には判断つかないしなあ……あ、そうだ……

『パクさん、僕に名前をくれませんか?』

『あいや!? そんな急に言われても困るネ!! まだあなたのことよく知らない!!』

 やっぱりそうか……いきなり名付けてくださいって言われても困るよね……無茶なお願いをしてしまったみたいだ……反省

『そもそも……そういうのは段階を踏んでやるものネ……いきなり会って……そんなのだめネ……』

『パクさん!! 前に木が!?』

 このままじゃぶつかってしまう!?

『うわあああ!? 危なかったネ!?』

 ギリギリだった……というか今旋回した? 空中運動性能も高いんだ……ハイスペックなんだなあ竜の人。

『ま、まあとりあえず。名無ミンムーとでも名乗っておけば大丈夫ネ、それでなんとかなる』

『みんむー……分かりました』

 どういう意味なんだろう……とりあえずこう名乗っておけば大丈夫って……日本人ですとかそういう感じの名乗り方を教えてもらったのかな?

『そろそろ着くよ、ちょっと早いけど地面に下りるネ』

 着地も非常にスムーズだった、少し揺れがあったくらいで非常に快適な空の旅だった。いやまあ……比較対象が燕間さんだから身体が壊れなければ全部良い旅なんだけど……

『ふう……久しぶりに竜体をたくさん使ったからちょっと疲れたネ』

『ありがとうございました、運んでもらって助かり……ました……?』

 知らない人がいる……チャイナ服みたいなものを来たお姉さんがいるけど……まさか……パクさん? 赤毛の大きな三つ編み……ふわふわの翼……でも……さっきまでのティラノサウルスは……?

『大口開けてると化物グィに舌抜かれてしまうよ、なにか驚くことあった?』

『あの……パクさん……ですか?』

『当たり前ネ、誰が名無をここまで運んできたと思ってる』

『えっとお姿がその……一気に変わったから……』

 え、竜体とか言ってたけど……変身でもするっていうのか……?

『姿? ああ、名無は知らないか。ここの人みんな姿変えられる、それそんなに変か?』

『あの……変身を見せて貰っても?』

 自分で見ないことには判断ができないからね……というか信じられない……魔法のように僕が理解できない特殊技能なのかな……

『別に良いけど……あんまりじろじろ見るものでもないネ』

『すみません……お願いします』

『ふ……く……あっ……!!』

 うわあ……パクさんの身体が膨らんでいく……足が逆関節に……うわ……メキメキって体中から痛そうな音が……うわわわわわ……変身って結構グロい……あわわわわわわ……もっとこうパッと変身するのかと思ってた……仮面ライ○ーみたいに……

『ふう……こんなもんネ。やっぱりなるときは少し痛いネ』

『ごめんなさい!! まさかそんな風だとは思わなくて……!!』

 こんなに負担がかかるようなものだとは……予想外だった……考えたら身体を作る変えてる訳だから負担がかからない訳ないもんなあ……

『謝らなくていいよ、私達のこと少しでも知ってもらう嬉しい。ここはあんまり外からの人来ないから』

『パクさん……』

『それに戻るときはすぐネ』

 え? そんなぎゅーんって感じで戻るの……なんかよく見えなかったんだけど……え? どうなって? いや、これも僕の理解の及ばない範囲のことなんだ……多分

『ん~、それにしても名無の身体弱すぎネ。運んでて思ったけど身体肉が詰まってなさ過ぎて不安になったよ。ちょっと私殴ってみて欲しいネ』

『そんなこと……』

『良いからやるネ、名無の肉の量で私に攻撃しても傷なんて付けられないネ。とりあえず名無の全力を知っておきたい』

 ……はっきりと言われると少し傷つく……確かにこれまでもだいたい鎧袖一触だったけど……

『えいっ!!』

 僕なりの全力でパクさんに殴りかかった、振りかぶって拳を叩きつけた。

『……論外ネ、こんなんじゃ挨拶の段階で怪我する』

『いったあ……』

 コンクリートに殴りかかったのかと思った……くがねさん殴ったときもそうだけど……身体強すぎだよお……








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