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中編
「分かったよ、すぐ君のお散歩ね……」
そう私は言い、身支度をし家を出た。夏なのに涼しい一陣の風とすれ違った。
私は大きく口を開き進む。ポチははっはっはと嬉しそうな声を放つ。
「おっ、電柱だ」と言葉を放ち、私はしゃがんで口をそののっぽの棒に近づけた。
すると口の中からシャーッとおしっこを放つ歯犬。マーキング完了! それを見ていた新聞配達のお兄さんに不思議な目で見られた。
無難に「おはようございます」と言う私。それに相手は頭を下げるとそそくさと別の家の郵便受けに新聞をさしこむ。
しばらく歩いて私たちは帰宅した。するとポチがワンワフ! と空腹を訴える。
「わかったわかった」と言い、ポチのために買ったドッグフードをテーブル隅から取りガリガリかむ。
これはきついな……。何度やってもドッグフードは慣れない。あまり美味くはない。かんだそれは黒い円柱状のゴミ箱に廃棄した。




