6 聖戦の刻~三代目魔神マッダvs番長ゴウキ~②
頂上決戦。
「まさかぁぁぁぁ、一撃で殺られるたぁぁぁ、不覚だの油断だので片付けるつもりはねぇがぁぁぁぁ、二度はねぇ。」
ゴウキが拳に闘気を集中させる。
「!!みんな、離れて!!!」
危険を察知したコユキの合図で、一斉にその場を離れる。
「お?」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」
拳を振りかぶり衝撃波を撃ち込む。凄まじい速度と威力の衝撃。その場一帯が一瞬で消し飛んだ。衝撃波を交わし宙に飛び上がったマッダがゴウキに突っ込んでいく。
「んだぁ、てめ?」
マッダによるエリカ同等の神なる拳。
「!!」
神の威力をもつ拳を回し蹴りでなぎ払う。態勢を崩したマッダに対し、
「こうかぁぁぁぁぁ!?!?」
ドン!!!!!
「お!?」
もの凄い音をたて、のちに襲う衝撃と共にマッダは地に叩きつけられた!!
「残撃!!!一度受けてもう自分のものにするなんて!!!やはり闘いにおいて鬼才とも呼べる才能をもってるわ、、、!!」
コユキが感心するさながら、早くも立ち上がるマッダ。ダメージをさほど受けていないようだ。
「ってーなぁ、お?」
パン!!!!
ゴウキはマッダの拳を受け止めていた。マッダの目で捉える事の不可能な残撃を、天性の反射神経と勘で防いだ。
「くらえやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぉぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
強烈なヘッドバット!!!額に振り回したスカイツリーを叩きつけるかのような衝撃。パックリ割れた額から血を吹き出しもがくマッダ。
「休めると思うなよおぉぉぉぉぉ、」
マッダのみぞおちに、とてつもなく重く鋭い膝げりを入れ込む。すかさず、顎にかち上げるアッパーをまともに喰らわす。
「うぜぇな!!てめぇ」
残撃。音のみが先に生じ、感触と衝撃がのちに襲いかかる最強の攻撃。しかしまたもや残撃を受け止めていたゴウキ。
「俺様に何回も同じ技が通用すると思うなぁぁぁぁぁコラ!?」
顔面に凄まじいストレートをぶちこむ。
わき腹に鋭い肘をぶちこむ。
かかと落としを脳にぶちこむ。
「おお!!!!」
「マッダが……!!」
最強生物マッダにダメージを与える、最強生物に対する強さを見せつける究極生物ゴウキ。
「はっはぁぁぁぁぁ、まだ五分の力も見せちゃねぇぞぉぉぉ?お?コラてめぇ」
「お?」
全身のバネをきかせた強烈な蹴りをマッダの頭に叩きこみ、大地を砕き尽くし、地底の奥深く沈め込んだ。追い討ちをかけ、大地もろとも、かめ○め波のようなオーラの塊をぶつけ粉々に打ち砕いた。
息ひとつ乱れていない。余力を存分に残し怒濤の強さを知らしめた、最強ゴウキ。
聖戦の結末はいかに!