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神々戦線 FINAL  作者: 110隆
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5 聖戦の刻~三代目魔神マッダvs番長ゴウキ~

大気に、大地に、空間に、神が設けたもの全てに亀裂を走らせる。マッダの発するエネルギーが、ヨウの存在をかき消そうとする。


「くっ!!!ま、まずいわ!!!嵐!!戦闘を一時中断し、持てる全ての力を大地の抱擁に当ててちょうだい!!!」


「グガァァァァ、ガルル!!!」


嵐が元のディフェンスへと態勢を切り替える。


「く………。蘇生術に合わせて空間と海の抱擁は荷が重いわ…!!こ、このままじゃ世界が持たない!!」


「コユキ!!」


ガクトとミカが立ち上がり世界の抱擁に力を注ぐ。


「はぁ、はぁ、、、空間は次元の壁固めりゃ守れんだろ。俺に任せろ。」


「海は任せて。嵐は大地に。でも、このままじゃマッダは誰が倒せばいいの?」


「あたしに任せな。」


遥か遠くに飛ばされたエリカが戻ってきた。

再びGOD6が集う!!


「エリカ!でも今のマッダの闘気は尋常じゃない、天文学的数値まで跳ね上がってるわ!!」


「分かってるよ。やらせろよ。あたしの拳はまだまだこんなもんじゃない。神の拳って言う由縁見せてやるよ、、、」

「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!

待てやエリカちゃんよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ


「!!!ゴウキ!!!」


遂に意識を取り戻し蘇生したゴウキ。


「こ、この大バカ者!!!!アナタの軽率な行動により世界は既に危機的状況にあるのよ!!!!」


「コユキィィィ。………………………

回復しとけやぁぁぁぁ。見せんだろぉぉぉぉ?マッダを討つその力をぉぉぉぉぉ。

それまで、俺様にこの場ぁ預けてくれやぁぁぁぁぁ。」


「ゴウキ。」


プライドの塊であるゴウキが、生まれて初めて自分が一歩引いた目線にたち、コユキに頼み事をした。ゴウキに常に纏っていた禍々しい邪気が、澄んだ曇りのない強さをひしひしと感じる闘気へと変わる。


「同じ徹は踏まねぇぇぇぇ。あのババァしばき倒してくらぁぁぁぁぁぁ。」


瞬時にマッダの元へと移動するゴウキ。


「うるぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」


「お?」


ゴウキの猛々しいオーラがマッダの破壊的なオーラを中和する。世界に与えるダメージを一瞬でかき消した!!


「ガ、ガル、、、!!」


世界の抱擁に全力を注いでいたガクト、ミカ、嵐を援護するかのように、ゴウキのオーラが世界を包み込む。


「すごい。」


「ええ。アナタたちも今のうちに自身の治癒を図ってちょうだい!」


自己治癒能力により、既に蘇生にて力を費やしていたコユキは回復を進めていた。


「今度はさっきみたいにゃぁぁぁぁいかねぇぞぉぉぉぉぉぁぁ。




ぶち潰してやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「お?」


撃戦再び!



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