4 聖戦の刻~三代目魔神マッダvs獣神嵐~
大地が産んだ天才、史上最強の野性児嵐。眼力でマッダを威嚇する! 口数の少ないマッダが言葉を発する。
「なんだ?このケモノは?」
嵐は100%獲物を狩るハンター。その嵐が標的と定めた獲物に対し向ける覇気は、蛇に睨まれた蛙どころの騒ぎじゃない。
「マッダ、故郷、奪った。絶対狩る」
「お?」
気付いたときには既にマッダは蹴り飛ばされていた!!最速を誇る嵐のスピード。且つ、気配を完全に絶つ動きを持つ嵐を捉えるのは至難。蹴り飛ばしたマッダを嵐は、鋭い爪で肉をえぐり取る。
「お?痛てぇなこの!!」
残撃を繰り出したように見えるマッダ。捉えることが不可能なスピードの残撃に対し、
「ガル!!!」
攻撃を交わしたかのように見える嵐。マッダの残撃と嵐の天性のスピードは互角!
「クァァ~~~~カ!!!!!!」
「お!!?」
今度は嵐の鋭い牙で右太ももを噛みちぎられたマッダ。
「っってぇなーーお!!!!?」
感情的になるマッダ。エリカ同等の威力を持つ拳を嵐に振りかぶる。軽やかに交わし、鋭い爪でマッダの顔面を×字に切り裂く!!!
血しぶきをあげ、その場に倒れこむマッダ。
「さすがね。標的と定めた敵に対しての嵐の戦闘能力には底が無いわ!!」
ゴウキの蘇生を続けるコユキ。傷は完治し、意識を取り戻すのみの段階まできたゴウキ。
「マッダ。お前、絶対狩る。ゴウキ、エリカ、ミカ、ガクトもこのまま終わらない。お前倒しに立ち上がる。」
蘇生を受け、意識を取り戻しつつあるゴウキ。
蹴り飛ばされ遥か彼方に飛んでいったが、徐々にこちらに近づいてくるエリカ。
倒れながらも闘気を膨らましていくミカ、ガクト。
「………お?」
更にスピードを上げ猛烈な速さでマッダを蹴り飛ばした!初めて戦闘を見せた嵐の強さは想像以上の強さだった。なす術なく攻撃を受け続けるマッダ。
しかしこのまま終わるはずがない、そう誰もが予測していた。
マッダが立ち上がる。
「うぜぇなあ。」
「ガ、、、ガル!!!!?」
爆発的に膨らんでいくマッダの闘気。
「これが、存在上最強とされる生物マッダなの、、、?」
コユキが測定した数値は、
7026阿僧祇
4383恒河沙
202極
41載
6929正
880澗
9108溝
2穣
726木予
593垓
4201京
12兆
8322億
9099万631を叩き出した。