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神々戦線 FINAL  作者: 110隆
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4 聖戦の刻~三代目魔神マッダvs獣神嵐~

大地が産んだ天才、史上最強の野性児嵐。眼力でマッダを威嚇する! 口数の少ないマッダが言葉を発する。


「なんだ?このケモノは?」


嵐は100%獲物を狩るハンター。その嵐が標的と定めた獲物に対し向ける覇気は、蛇に睨まれた蛙どころの騒ぎじゃない。


「マッダ、故郷、奪った。絶対狩る」


「お?」


気付いたときには既にマッダは蹴り飛ばされていた!!最速を誇る嵐のスピード。且つ、気配を完全に絶つ動きを持つ嵐を捉えるのは至難。蹴り飛ばしたマッダを嵐は、鋭い爪で肉をえぐり取る。


「お?痛てぇなこの!!」


残撃を繰り出したように見えるマッダ。捉えることが不可能なスピードの残撃に対し、


「ガル!!!」


攻撃を交わしたかのように見える嵐。マッダの残撃と嵐の天性のスピードは互角!


「クァァ~~~~カ!!!!!!」


「お!!?」


今度は嵐の鋭い牙で右太ももを噛みちぎられたマッダ。


「っってぇなーーお!!!!?」


感情的になるマッダ。エリカ同等の威力を持つ拳を嵐に振りかぶる。軽やかに交わし、鋭い爪でマッダの顔面を×字に切り裂く!!!

血しぶきをあげ、その場に倒れこむマッダ。


「さすがね。標的と定めた敵に対しての嵐の戦闘能力には底が無いわ!!」


ゴウキの蘇生を続けるコユキ。傷は完治し、意識を取り戻すのみの段階まできたゴウキ。


「マッダ。お前、絶対狩る。ゴウキ、エリカ、ミカ、ガクトもこのまま終わらない。お前倒しに立ち上がる。」


蘇生を受け、意識を取り戻しつつあるゴウキ。

蹴り飛ばされ遥か彼方に飛んでいったが、徐々にこちらに近づいてくるエリカ。


倒れながらも闘気を膨らましていくミカ、ガクト。


「………お?」


更にスピードを上げ猛烈な速さでマッダを蹴り飛ばした!初めて戦闘を見せた嵐の強さは想像以上の強さだった。なす術なく攻撃を受け続けるマッダ。

しかしこのまま終わるはずがない、そう誰もが予測していた。

マッダが立ち上がる。


「うぜぇなあ。」


「ガ、、、ガル!!!!?」


爆発的に膨らんでいくマッダの闘気。


「これが、存在上最強とされる生物マッダなの、、、?」


コユキが測定した数値は、

7026阿僧祇

4383恒河沙

202極

41載

6929正

880澗

9108溝

2穣

726木予

593垓

4201京

12兆

8322億

9099万631を叩き出した。




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