27終焉の刻~三大女神戦線~⑤
宙に浮いてる?いや、違う。宙とゆうものすら存在しない。存在するものは生物3人のみ。
何のために戦うのかは分からない。
負けたくない。そう思うことはごく自然なことだと思う。
学校のテスト。いい点取りたい、友達より。
スポーツは、勝つために。負けてもいいスポーツなんか存在しない。負けから学ぶなんて言葉は戯れ言、甘え、ゆとりの考えだ。勝つことに意味がある。
勝利こそ全て。
これは単に知識、学力や運動能力を主に挙げたが、勝つことのみが全てであることは極めて当たり前なことだ。
食い物を確保するために他の生き物を殺す肉食動物は、勝たなければ生きてさえいれない。
高校受験を受ける学生。倍率二倍。周りに勝たなければ合格は得られない。
仕事も、恋愛も、得るには勝つこと。必ず当てはまる条件だ。
「あたいは勝つために隠居してたんやっちっち……、策は次も、その次も、そのまた次も、ちゃーんと用意してあるっちっちよ……」
仲間を蹴落とし、主従関係を壊し、神を罠に嵌め、自らの子供をも自分のために利用したコーコ。その概念からは勝利するために生きている生物とゆうことしか導くことはできない。
エツ子は神様。頂点。その上には誰も存在してはならない、存在。
マッダは生まれ落ちた頃には存在上最強の力を持っていた。力のみが左右するインを生きてきたマッダにとって、自分以外の存在は弱者であり、見下すに値する下等な生物だと確信し生きてきた。
各々生きる目的、生きてきた道は違うが、拮抗する実力を持つ化け物。コーコも果敢に戦闘に割って入り、再び三大女神激突!!!
「ケケケケ~~!!!いつまでチンタラやってんやっちっちか!!さっさと蹴りつけるっちゃぁぁぁぁ!!!!」
噴水のように口から毒の霧を噴射するコーコ。
芸が無いわ。塵になりなさい。
458兆ボルト。
光が走り、神なる電圧がコーコを一瞬に墨くずにした、、、
かのように見せるんでしょ?
幻影を追えば意図も簡単にアンタを捉えることができる。少し黙ってなさい。マッダを無に還した後、ゴミにはゴミらしい終焉を与えてくれるわ。
私がヨシと言うまで脱出不可能な死刑囚専用監獄~神のプリズン~
「にゃおぉぉぉぉ!!!!!?」
コーコはエツコの技により光の格子に封じ込まれてしまった。
当初の目的通り、マッダ、アナタを消すわ。誰にも邪魔させないわ。
さあ、かかってらっしゃい!!!!!!
神越主、エツコフルパワー!!
「お?」