その4 発達障害の勉強会に疲れたので真っ最中ですが作業所探しについて書きます。
こんにちは、旅硝子です。
だってさーなんか「意見交換会だよ」って言うから来てみたら、精神科の先生のスピリチュアルオンステージ(3時間)だったんですもん。
今日話したいこととか最初に聞いたのにガン無視です。やってられっか。
ちなみにその前に行ってた当事者会はかなり面白かったのですが、自分が意識低い系発達障害だと思い知って若干へこみました。
一応私の住んでいる地域は、IQに関係なく療育手帳(知的障害系の障害者手帳)が取れるそうなのですが、通っている精神科の先生には精神障害で診断書を出してもらって、交付してもらってます。
当事者会の代表の人に「療育手帳も手続きすればもらえるよ、自分でいると思ったら」と言われて、まぁ考えた結果こう答えたわけですよ。
「どっちかというと就労に使いたいので、その点困らないので大丈夫だと思います」
そしたらかなりの剣幕で叱られました(旅硝子主観)。
「今困ってないのと困った時のためにもらっておくのは別だよ! 困った時には手続きとかも出来ないんだから!」
……や、正論ですけどぉ。
自分で決めろって言われたことを自分で決めたら怒られるとかぁ。
意識低い系は意識低い系なりに考えてるんですよぅ。
ちなみに今これを書いていたら、資料にもらっていた紙をいきなり持ってかれて、間に挟んでいた紙が落ちて、謝られすらしなかったのでもうなんというか、帰りたいです。あと10分……あと10分!
さて、愚痴ること愚痴ったので作業所探しの話をしましょう。
まず「就労目指そうと思います」ってクリニックの先生に言ったのが確か去年の11月くらいでした。
「あーやりなさいやりなさい。いいことじゃない」
そんな軽いノリで答えてくれた先生が、クリニックのケアワーカーさん(だっけ?)に繋いでくれて、さらにそのケアワーカーさんから相談室を紹介していただきました。
でもって相談室の相談員さんと一緒に、7つくらい作業所を見に行って、そのうちの1つに今通っています。
ちなみに私が通っているのは、就労継続支援B型というタイプのところです。
こちらは本当に「作業所」って感じのところで、お給金も最低賃金の縛りを受けない、日給600円とかのところです。その代わり、雰囲気としてはゆったりめのところが……一応、多いようです。
私の通っているところは、体調とかに非常に配慮してくれて、支援員さんも皆さん優しいし親しみやすいし、通っている人もかなり穏やかなのですが、噂によると他の作業所では支援員さんにいじめられたり、休みももらえなかったりするところもあるとか……いいところに巡り会わせてくれた相談員さんと、今の作業所の皆さんには感謝してもしきれません。
ともあれ、見極めは本当に大事です。仕事内容も、環境も。
話がずれましたが、他に就労継続支援A型というのがあります。こちらはだいたい最低賃金のお給金が出る代わりに、週5日、1日4時間くらいきっちり出勤できる人を求めていることが多いです。
最初はA型で探すつもりでした。
「それなりにお金が稼げること」「雰囲気が通いやすいこと」「仕事内容が自分に合っていること」、この辺りを重視して探していたのです。
だが、今から職場、特に作業所をを探す皆さんに(もしいるなら)あえて言います。
やっぱり自分が通いやすい雰囲気と仕事内容重視した方が続くと思うよ、と。
まず最初に行ったのは、パソコン作業を中心としているという触れ込みのA型でした。
ですが、言ってみたらやっていたのはコールセンター業務でした。
マニュアルはあるって言われました。
研修もすごくしっかりやるって言われました。
雰囲気は会社っぽい感じで、スーツ着用で出勤してくださいって言われました。
お給料はA型の中でもいい方で、最低賃金プラスアルファくらいつきました。
一般就労に向けての取り組みも熱心で、系列会社への就労だったり、他にもいろいろ道がありました。
でも。
コールセンターなんです。
私に限らず、発達障害の人には電話が苦手な人が多いと思います。
だって、普段から人の気持ちとかよくわかんなくて手さぐりなのに、声しか手がかりないんだもん。
短期記憶だってそんなにいいわけじゃないし、話を聞きながらメモを取るのも大変なんだもん。
しかもいきなり想定外のことを言われても、即座に返さなきゃならないんだもん。
それでもお給金と研修ちゃんとしてるよって言葉に釣られて、ちょっといいなぁと思ってしまいました。
その時は。
あとでじっくり考えなおして、「やっぱりコールセンターはないわぁ」と思ってやめました。
次に行ったところはすごかったです!
サービス管理責任者さんが、まぁおばさまとおばあさまの中間くらいのお年の女性だったのですが。
「うちはドレスコードがありますのでね。ちゃんとした服装で来ていただいております」(しかもスーツではない)
「うちでは利用者さんではなくパートさん、と呼んでおります。働いているという意識を持ってもらいますからね」
「こちらで働きたいのであれば、ハローワークを通してください。面接を行って採用を決めますので」
コワイ!
特にドレスコード!
私は服装へのこだわりがないというか、むしろチェックシャツにGパンとかじゃないと落ち着かないから、ドレスコードはきつい!
他にも「手作りお菓子持ち寄り、土日で時給は出ない」のレクリエーションが皆勤賞の条件に入っていたり。
「あなたの障害は?」って聞かれて「まぁー……ADHDとアスペルガーの、両方が……」と言ったら「わかってますよ、人付き合いとかが苦手なんですよね」ってにっこり言われたり。
「タイピングとかすごく速い人もいますけど、隣でお仕事していて自己嫌悪したりしませんか?」って言われたり。
うーん……仕事内容はパソコン使った作業とか、Webページ作成とか、結構好みなんだけど……微妙。
ここもA型でしたが、最低賃金+皆勤賞とかでプラス50円とか、って感じでした。
でもプラス50円のためには「土日に」「別に興味のない」レクリエーションに出なけりゃいけないんだよなぁ、と。
ちなみに相談員さんが、外に出た瞬間に「私の一番嫌いな支援者のタイプです」と言い放ったところでもありました。
まぁ、私も、あのおばさまの下で働いたらちょっと精神やられそうだと思いました。
正直「タイピングなら私の方が速いと思うので大丈夫です」と言おうか迷いましたけど、言っても良かったかなって思わなくもないです。
そして3番目。
こちらはB型でした。日給は(時給じゃないよ!)600円、さらにお昼ご飯代が1食250円かかります。見学に行った中ではぶっちぎりの低さです。
ですがっ。
まず迎えてくれた理事長さん(!)がずっとにこにこしてらして、説明も丁寧でした。
作業内容もパソコンを使った軽作業。具体的にはだいたいデータ入力でした。
皆さん熱心に仕事をしてらして、『ドレスコード』もなくて、雰囲気も柔らかい感じでした。
お給料はネックだけど……ネックだけど、すごい雰囲気良さそうっ……!
というわけで、気付いたら体験の日を決めていたのでした。2日後に。
恐るべし理事長さんっ……!
体験に行ってみたら支援員の皆さんもすごく良い方ばかりで、お昼ご飯も「これで250円!?」という素晴らしいボリュームと味を誇り、利用者の皆さんも素敵な方々で……もうこれは通いたいめっちゃ通いたい、でもお給料……というわけで。
さらに3件の見学を、相談室の相談員さんにお願いしつつ、体験を継続するのでした。
……で、見学をしたのはいいんですけど。
A型という触れ込みで、しかもパソコンの結構実用的なスキルが身につくと聞いて行ってみたら、「スキルのない方はB型から始めていただいてます、ですがB型はいっぱいで……」みたいな、どうせっちゅーねんという対応をされたり。
A型だけど、スキルが身につく感じの作業じゃない上に、「うーん、こうして最低賃金で障がい者を働かせてるのねん……」という感じだったり。
作業所が潰れたビデオ屋を使ったバラックみたいなところだったり。
やっぱり環境って大事よね! とお給料の優先度はどんどん下がっていきました。
でもそれだったら3番目に行ったB型でいいのよねぇ。
もういいかなぁ。
利用者さん達とも仲良くなったし、無料でワープロ検定とかエクセル検定とか、その他にも取りたい資格取らせてくれるし、ご飯美味しいし。
3件見に行って全部「んー……」という感じで、あと1件だけお願いしたところはA型で結構雰囲気も良かったんですけど、3番目のB型には負ける感じで。
というわけで、結局3番目のB型に通うことにしたのでした。
そう、ここらへんが、私が意識低い系発達障害であるゆえんなんでしょうけど……いいのよ! 就労『継続』支援なんだから週5日通うのが一番なのよ!きっと!
で、そこからがちょっと大変です。
作業所の方では「歓迎します!」と言って受け入れてくださったのですが、就労継続支援を利用するには役所で申込をしなければなりません。
ちなみにこの地点で、障害者手帳は手に入っておりました。自立支援医療の申請(精神科の自己負担が1割になるやつ)は断られたけど、障害者手帳の方はあっさりでした。
ですが、就労継続支援の申込はまた別です。書類上の手続きの他に、何か障害度チェックみたいなのがあって、そこに通うべきかどうか適性を確認するみたいなのがあります。
なんと理事長さんが一緒に行ってくれたので(すごいサービス……!)、書類とかはあっさりと。
適性検査? みたいなのは、予約が満杯らしくて(最近作業所もたくさん出来ていて、手続きに来る人もすごくいっぱいいるそうなのです)、翌日になりました。私の区の担当者さんはすごくすごくいい人で、結構細かい項目があるのですが(自分で歯を磨けるか、とかから、大声を出して暴れることはあるか、とか、現在の体調は、とかいろいろ。身体障害も知的障害も精神障害も同じ質問事項なのです)、私がかなりふわっとした答えを出しても、親身になって「じゃあ、これは『ときどきある』くらいでいいかな?」と聞いてくれて、本当にありがたかったです。
あとは2年前の収入を確認して、自己負担は0円に。
そしてしばらくして、サービス受給者証が郵送で送られてくると、正式利用開始になります。
私が行っている作業所では、その前から正式利用にして、お給料が正式に発生するようにしてくださいました。
というわけで作業所に通い始めて2ヶ月くらい。
まぁ、作業したり雑談したり。作業の内容上、地名の読み方にやたら詳しくなったり。
今は日本語ワープロ検定試験の勉強もしてたりします。
作業が終わったり昼休みだったりすると基本的に自由時間なので、実はこの文章も作業所から書いています。この地点で冒頭の、勉強会から2日が経っています。
むしろ勉強会の方が作業所に来るより疲れるんじゃないか!
ともあれっ!!
意識低い系発達障害でも、障害者雇用を目指して作業所見つけることはできたよ、という話でした。
でも自己啓発とか、障害を軽くする、とかはあまり興味がなかったり。そもそも障害を軽くしたら、それは私なのかなって、ちょっと思ってしまうのです。
それはともかく――作業所は怖くないけど、場所によっては怖かったり搾取されたりするので、探すのには神経掛けたほうがいいです! 本当に!
7件見学に行って本当に良かったと思ってますもん!
でもいい作業所は埋まるのも早いので決断はお早めに、といったところでしょうか。
それでは、今回はこの辺で。
ご読了ありがとうございました!




