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その1 私は感動すると右手が疼く体質なんですが皆さんはどうですか(自己紹介)

 エッセイと言うものの書き方はよくわからないのですが、とりあえず自己紹介をしてみようと思います。

 日本人、女性、大学を卒業してから1年半。卒業したのは文学部映像表現文化論講座、卒論のテーマはケータイ小説についてでした。

 以上っ!

 ……いや、ほんとにこれで以上なんです。

 だって私働いてないもんね。


 本当は大学を卒業してしばらくしてから、ハローワークで就活して介護施設に勤めたんです。

 なぜ大学就学中に就活しなかったかというと、4年生(1回目)の頃にやっていたゲーム会社でのアルバイトで、ちょっとばかり派手に挫折を味わい、「あぁ大学を卒業した人に求められるスキルを私は持っていないんだ」と結論付けちゃったからなのです。

 つまり大卒にありがちなスキルを求められていない職場なら上手くいくかなって思ったんです。

 この辺のお話はまた細かく書くかもしれませんが、私の心の闇を思いっきり抉りまくる内容なので、書かないかもしれません。でも意外と抉るの好きなので多分書きます。

 結局、介護施設も1ヶ月でやめました。まぁあれです、


「旅硝子さんにはもっと向いているお仕事があると思います」

「いい大学卒業したんだから、そっち方面に進んでもいいんじゃないでしょうか?」

「旅硝子さんと同じお給料もらってるのにもっと仕事の出来る人達が、不満に思うかもしれないでしょう?」


 って上司にさんざん言われて、「それってやめろってことですよね?」と確認したら「そんなこと、私は思ってなかったんです……」って言われて、なんかもー! あー! って思ってやめました。

 自覚して人を傷つける人と働くのも嫌ですし、自覚してないとしたらもっと嫌です。

 まぁ、私も相当に仕事が出来ない方ではありましたが。

 でも2週間で一通りのことが出来るようになれっていう介護の現場も相当に無茶ですよね。

 そう、介護の現場は人が足りない! 入れても入れてもザルに水を入れたかのように出て行くんです!

 成り上がりたいなら介護施設がチャンスだ! ただしお給料はすげぇ安いぞ!!


 というわけで恨みをたっぷりぶつけたところで、発達障害の話をしたいと思います。

 私は大学2年生くらいの頃から精神科のお世話にはなっていたのですが、発達障害についてはあまり詳しくないお医者さんでしたし、お医者さんとの相性もいまいちだったのですね。

 元気なときに「こんなことやりたいです!」と相談すると応援してくれるのですが、元気のないときに行くと何だか心を削られると感じで、しかも精神科にお世話になりたい時というのは大抵元気のないときなのです。それでも確か3,4年は通いました。

 しかしそれでもいろいろ限界を感じ始め、母から紹介された発達障害に詳しいクリニックへと転院することにしたのです。

 母は障がい児教育に携わっており、私にも発達障害があるのではないかとよく言っていました。人と違うことが大好きな私は、そう言われても割と悪い思いはしませんでした。

 転院のことも結構前から勧められていたのですが、なぜその時期まで引き延ばしたかと言うと……その、前のクリニックにもお世話になったし、義理と人情というか……あと、習慣を変えるの苦手というか……ともあれ、ようやくその頃になって、義理とか人情を振り切って、通っていたクリニックの先生に紹介状を書いてもらって、転院したのです。

 新しいクリニックの先生は、さっぱりした語り口でたまにずばずば切り込んでくるけど、嫌な感じのしない女の先生でした。今でもお世話になっています。以前のクリニックでは「あー行きたくねー」て思う時が多かったのですが、今のクリニックはもうルンルン気分で通ってます。

 発達障害を専門としていらっしゃるので、子どももいっぱい来ています。こだわりの強そうで可愛い子がいっぱいです。

 ともあれ私はいくつかのテストを受け、先生は母から成育歴を聞き、そして数カ月して発達障害の診断を受けました。

 具体的には「アスペルガー症候群とADHDと、完全に診断基準に当てはまっているというわけではないけど、両方の傾向がありますね。あなたがもし『その方が生きやすくなる』というなら、診断は出せます」って感じです。あいまいですね。

 でもまぁ発達障害ってのはスペクトラムとか言って、要するに『正常』から『重度』までが区切られているのではなく、グラデーションのようになっていて私もそのどこかに存在しているらしいので、あいまいになってしまうものみたいです。

 ちなみに感性なんかも普通の人と結構違ったりするらしくて、知り合った人の中には「音を聞くと触覚のイメージが付いてくる」という人がいました。私は本を読むと、情景がアニメ映画となって脳内に上映されます。もちろん声もついて来ます。

 あとは何か感動したり、感銘を受けたりすると、胸とか右手がずきずきします。私にとって、感動とは常に痛みと一緒にあるものなんです。

 みんなその辺一緒だと思ってたので、そんなことないと知った時は結構ショックでした。みんなないの!? 感動したらリアル痛み喰らったりしないの!?

 ――そんな発達障害的特性については、次辺りでいろいろ書いてみたいと思います。

 さて、人より変でありたいといつも願っている私は、当然のように喜んで診断に飛び付きました。

 さらに発達障害の人が集まっていろんな話をしたり、どうしたら生きやすくなるか考えたりする当事者グループにも参加することになり、いろいろお友達もできたり結構楽しく生きています。

 ただし、収入はないっ!

 一応、同棲というものをしていまして、恋人が収入のある人ですが、掃除も下手だし嫌いだし、料理は作るけど食器は放置するし、洗濯は言われないとやらないような私は、完璧にごくつぶしだっ!

 というわけで発達障害の診断を受けた私は、それから約1年にしてようやく就労を決意しました。

 それも普通の就労ではありません。

 精神障碍者手帳をゲットし!

 作業所で研鑽を積み!

 さらにフォローを受けながら一般企業に就労できちゃう福祉就労を目指すのだっ!!

 幸いにして現在の日本では、一定以上の従業員を持つ会社は、障がい者を雇わなければいけないのです。つまり私が福祉就労するのは社会のためでもあるのです。

 とりあえずはまず、作業所の見学から始めることになりました。

 どうせ障碍者手帳が交付されないと作業所に申し込めないのでゆったり行きます。

 というわけで今回はこの辺で。次はきっと「実録:私の発達障害ってどんなものなのか」だと思います。

 ご読了ありがとうございました!

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