*不思議なお墓*
お彼岸ですね。
と言うわけで、お墓参りに行ってきたのですが、二、三年前に亡くなった従兄弟のお墓参りをしてさあ帰ろうとした時、「天保」という文字が目に入ってきました。
「天保? 江戸時代!?」
従兄弟のお墓の前の列のお墓はこちらに背を向けるように建っているので、墓石の裏面に書かれているそのお墓に入っている人の没年や名前が見えるのですが、その中の一つが
「天保〇年〇月〇日 太郎先妻 ハナ
明治〇年〇月〇日 太郎
明治〇年〇月〇日 太郎後妻 ミヨ」
と、その三人のためのお墓のようです。
ただ、これが明治に建てられたような古びたお墓なら分かるのですが、真新しい墓石で、花立てや線香台もピカピカのステンレス。どう見ても、令和の子孫がこの三人のために新しくお墓を作ったという事でしょう。
……何で?
天保・明治に没したなら、もう三十三回忌も五十回忌も終わって弔い上げしてますよね?
なぜわざわざお墓を……?
理由が分かる方がいたら、ぜひ教えてください。
2025年1月22日 追記
従兄弟の命日が近いので墓参りに行ったので、例のお墓に「勝手にネタにしてごめんなさい」のお参りをしつつ、よく見て来ました。
実はこの墓地、「金田」「木田」「水田」(全て仮名)の三つの姓がお墓のほとんどを占めているのですが、例のお墓は「金田」さん。
どうやら「郷土の名士・有名人説」が、可能性が高そうです。
さらによく見ると、後妻さんは97歳まで生きたよう。
長年一族をまとめてきた人なのかな、と思いました。
皆さんの推理を聞いていなければ、お墓を見てもわからなかったと思います。
ありがとうございました。