地獄から上がるために
気づいたら、僕は地獄にいた。
なんで、僕はこんなところに堕ちてしまったのか?
痛い、本当に痛い。
この痛みは何なんだ???
みんなは地獄に堕ちないように生きている。
当たり前だ。普通だ。
僕だってこんなところに来たくなった。
何が苦しいって?
将来が真っ黒になっていく。
自分の未来に希望がもてない。
まだ、二十代前半で地獄に来てしまった。
苦しい。苦しい。
なんであの時逃げなかったのだろう?
僕の名前は、宮本鉄平23歳。
ただ、何も考えずに生きていた。
なんとなく働いていたんだ。
仕事仲間ともそれなりにうまく付き合ってきた。
馬鹿なことをやり、楽しんでいた。
競争で焼酎の一気飲みもした。
それからしばらくアルコールが飲めなくなった。
馬鹿をする僕は、時にはストレスのはけ口にもなった。
昔の仲間たちとつまらない空気になった時痛い目にあう
そんな役回りもした。
いつまでも、働かないで馬鹿して遊んでいるわけにはいかない。
仲間といてひどい目にもあった。
自分から芸人みたいなピエロをしていた。
だから心機一転、新しい人間関係で仕事を始めた。
今の人間関係に終わりが来る時がくる。
ただの昔からの遊び仲間だった人間たちが18歳から
仕事を始めた。
18歳になれば、まともな就職先がでてくる。