トウカイテイオー
現実世界の「トウカイテイオー」は、「シンボリルドルフ」の初年度産駒で、大きな期待を集めた競走馬でした。
しなやかな馬体から生み出される瞬発力が持ち味で、馬群の後方から一気の差し込みや最終コーナーを回って直線に入ってからの驚異の追い上げで先頭を躱す戦法を得意としました。
デビュー戦から連勝を重ね、無敗で皐月賞、東京優駿を勝ち、誰もが父馬シンボリルドルフと同じく無敗の三冠馬を達成すると信じていた矢先、左後脚の骨折が判明し、菊花賞の出走を回避する不運に見舞われます。菊花賞では東京優駿の二着馬が優勝し、競馬ファンの多くはトウカイテイオーが出走していれば三冠馬を達成していたと、今でも信じているほどです。
ケガから復帰した後、大阪杯(当時はG2)に出走して圧倒的大勝を納め、続く天皇賞・春では連覇のかかるメジロマックイーンとの対決が大きな話題を集めました。
結果は最終コーナーを回ってからの伸びを欠いて五着(十馬身差)と惨敗し連勝記録も止まりました。
競走後、しばらくして右前脚の剥離骨折が判明して再び休養に入り、復帰戦の天皇賞・秋で七着になり「トウカイテイオーは終わった」とまで言われました。
続く「ジャパンカップ」は、この年から国際G1レースとして開催されることになり、オーストラリアやイギリスから年度代表馬、ダービー馬、フランスからは「アーリントンミリオン」の優勝馬が参戦するなど、強豪が揃います。トウカイテイオーはその中で優勝し、国内競走馬で初めての国際G1優勝馬となりました。
ジャパンカップそのものでも国内競走馬が優勝するのは三頭目で、トウカイテイオーの実力に改めて衆目が集まりました。
その年末、有馬記念に出走しますが、11着と惨敗に終わります。
年明けに筋肉を痛めて療養し、半年後の宝塚記念では出走前に再び骨折が判明して、長期休養を余儀なくされ、一年間を棒に振ります。
そして三六四日ぶりに出走したのが、年末の有馬記念でした。
この年の有馬記念は出走十四頭中、八頭がG1馬という状況で、本命馬は菊花賞をレコードタイムで圧勝したビワハヤヒデを直線で躱して優勝し、長期休養明けでの日本記録を残して「奇跡の馬」とも呼ばれています。
この波瀾万丈の競走生活はアニメ二期で描かれていますので、是非ともご覧下さい。
さてゲームのトウカイテイオーは以上の経緯から固有二つ名の【帝王】取得条件が
「育成でG1七勝したウマ娘から想いを継承し、G1で一番人気を四回以上、無敗で皐月賞、日本ダービーを勝利し、有馬記念で勝利」
という、ほぼ史実を反映した内容となっています。
私の育成は、初期段階ではスピードとパワーを継承で強化し、サポートカードは根性二枚とスピード二枚、スタミナと賢さを一枚ずつ組み合わせて、スピードと根性を中心に育成した結果、日本ダービーまでは無敗で進み、菊花賞から天皇賞・春までの長距離戦をスタミナ中心で育成するも三戦三着。
夏を挟んで更にスタミナを強化し、天皇賞・秋から有馬記念までを連勝して「秋シニア三冠」を達成して、残るレースも全勝し育成を終了しました。
最終ステータスは
スピード867
スタミナ626
パワー 501
根性 533
賢さ 699
の評価B+でした。
以前は菊花賞も勝って三冠馬も達成していましたが、夏合宿でスタミナの友情トレーニングが発生しないと難しい状況になってしまいます。