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第七話 イコール作戦

「作戦名は、、イコール作戦とする」


「イコールですか…」


「そうた、国と国が互いに険悪になった時、その時にこそ有効性を示すのが武力というものだ、そしてその武力の頂点となり得る物を互いに保持した時、国と国はイコールで結ばれる」


「それを実現する武力というのが…」


「そうだ、一時期は目にもくれなかったが、今ではその゛核゛という力がこの帝国には必要だ」


ドイツ第4帝国は今となってはアメリカからの爆撃機が容易に届く場所に位置しており、世界に戦争を仕掛けた時、真っ先に核の炎が帝国を焦土にしかねなかった


「だがしかし帝国も核を持つようになった今、相互確証破壊によっておいそれと帝国に核を投下することは出来なくなった!」


「これならば我々にも勝機が見えてきますね!」


「あぁ、だがしかし油断はならない、初めの大戦でユダヤ共が祖国を裏から崩壊させたように、内部が崩れれば如何なる国であろうとも敗北は必死だ…」


「ですが我々にはゲルマンの鋼の結束力があります!」


「そうだ!ゲルマンの誇り高き威厳と誇りを持って、もう一度ユダヤ、スラブ、劣等人種共をこの美しき星から殲滅しなければならない!」


そう言った瞬間、置かれた一つの電話が鳴り響く


ピリリリリッ! ピリリリリッ!


「申し訳ありません総統閣下、暫しお待ちを…」


そう言って数十秒間話した後、私に報告が来る


「総統閣下、全軍の配備が終了したとのことです」


「うむ、、それでは全軍に通達、イコール作戦を開始せよ!第一目標は国際ユダヤ人共の根城、アメリカだ!」


「ハッ!ハイル・ヒトラー!」


そうして1964年8月19日、ドイツ第4帝国は西側諸国並びに東側諸国に宣戦布告をし、アメリカへの攻撃を開始した…


        〜1週間後〜


『各戦車大隊は歩兵間との連絡を密にせよ!決して突出するな!』


『こちら第7歩兵連隊!前方にアメリカ軍戦車14両を確認、航空支援を要請します!』


『了解した!今近接航空支援機が向かっている!それまで耐えろ!』


ドイツ第4帝国はアメリカ西海岸と東海岸を同時に強襲上陸し、並びにパナマ運河の制圧にも乗り出した


「シェルナー閣下、敵は物量作戦に出たようです」


「そんなこと分かっておるわ!いちいちその様な事を言うのならもっと別の作戦を考えろ!」


「ハッ!申し訳ありません…」


司令部は暇な部署は何処にもなく、掃除当番として割り当てられた者でさえ書類運搬に駆り出すほどだった


「シェルナー閣下、お電話です」


「一体誰からだ!」


「それが、、総統閣下からの直々のお電話です…」


「何!?早くソレを貸せ!」


『シェルナー君、前線の状況はどうかね?』


「ハッ!現在両海岸に橋頭堡を確保、しかし抵抗が半端では無く陸上戦力ではほぼ上回っているものの航空戦力が半壊しかけております!」


『敵は物量作戦に出ているのか?』


「はい、全面に約48個師団の展開を確認しました!」


『ならば本土防衛に回す航空機を幾らかそちらに送ろう、それでドイツ伝統のアレをやり給え』


「アレですか?」


『そうだ、あの戦術で敵の師団を速やかに包囲し一気に敵本土を蹂躪するのだ!』


「・・了解しました総統閣下」


『よろしい、では直ぐにやり給え』


「ハイル・ヒトラー!」


ガチャン!


「シェルナー閣下…?」


そこでシェルナーは一度溜息をつく


「前線にいる機甲師団、並びに歩兵師団へ連絡しろ、2日後に電撃戦を仕掛けると」


「承知しました!ハイル・ヒトラー!」


そうしてアメリカは帝国が開発したE-50の実力を思い知らされるのだった…


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