表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

第二話 新党

あれから5年程が経ち、私は新たに国家社会主義アルゼンチン労働者党(PNTA)を設立し、ごく小規模ではあるが活動を開始した


「総統、この調子では…」


「分かっている、このままの進捗だと何十年もかかると言いたいんだろう?」


「はい、その通りです、一刻も早く政権を掌握するにはもっと大規模な集会を開きませんと…」


「君の言いたいことは良くわかる、だが焦って走るスピードを早めては後々の大詰めに失敗してしまうぞ」


「それは、、そうですが…」


「まぁ確かにその意見は最もだよ、しかし今はじっくりやるのだ」


「ハッ!、ハイル・ヒトラー!」


部下達とも会議を終え、私は次の集会に出る為にアルゼンチンにある街を転々としていた


(私の予想では近い内に何か大事が起きるはずだ、そう、゛国際情勢を揺るがす程の大きな事件゛だ…)


私はその時を待ち続けた、そしてようやくその時はやって来る


        〜1年後〜


「総統閣下!」


地下施設で休んでいた私にSS隊員の一人が新聞を片手に走ってくる


「何事かね?」


「こ、これを…」


その新聞記事には「ベルリンの壁」と書かれていて、写真にはベルリンに壁がそびえ立っていた


「今現在ソ連とアメリカでこの壁に関する事で大きな亀裂が入っているそうです」


(遂に来たか、、この時が!)


そして私は大きく息を吸い…


「アルゼンチン全支部に伝達、首都ブエノスアイレスにて大規模な集会を開く、市民へ参加を呼びかけよと」


「承知しました!ハイル・ヒトラー!」


それから1日後、私はアルゼンチンの首都ブエノスアイレスに居た


(懐かしい、、まるで政権掌握前の時と同じような感覚だ…)


そんな事を考えていた時


コンコン! 「総統閣下、失礼します」


「入り給え」


ガチャッ! 「総統閣下、鳥籠と餌はご用意できました、あとは鷲を入れるだけです」


「分かった、では行くとしよう」


そうして私は舞台に上がる


「「「ワァァァァァァァァ!!」」」


「市民の皆さん、お静かに願います!」


私の登場に歓喜した市民達だが、静かにするようにと言われると直ぐに静かになる


「ありがとう御座います」


そして私の前にはマイクが出される


(・・演説するなど数年ぶりだ、、あの時はゲッペルスが居たな…)


だが今、彼は居ない


「親愛なる市民諸君…」


全員の視線が私に向けられる


「私は゛今は亡き総統゛の意思を継ぐ者だ、そしてこのアルゼンチンを導くに十分に値する者でもある」


私は言葉と共にジェスチャーをし、市民達が簡単に分かるようにする


「諸君等が待ち望むのは何か?、それは私が十分理解している、それは平穏である!」


大多数の市民が私の言葉にうなずく


「政変、クーデター、それに伴う混乱、皆の頭は混沌としているはずだ、だから平穏が必要なのだ、党を複数存在させず、一つに絞ることでその平穏は達成される!」


「「ワァァァァ!」」


        〜2時間後〜


「だからこそ必要なのだ!皆を未来へと連れて行く党が!」


「「「ワァァァァァァァ!!」」」


「今こそ目を覚ます時だ!そして団結せよ!我が党の元で!」


「「「ワァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」」」


その瞬間、私の後ろに党旗が降ろされ、そこを集中的にライトアップする


「ジーク・ハイル!」「ジーク・ハイル!」「ジーク・ハイル!」


(おぉ、アルゼンチンの市民が懐かしい言葉を使うのだな…)


その歓声を聞き終わった私は壇上から降りていく


「総統閣下、お疲れさまです」


「あぁ、だがまだその言葉は後にしたまえ」


「ハイル・ヒトラー!」


その日からまた1年後、私は政権を掌握し、アルゼンチンを1党独裁制の国家にするのであった…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ