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第九話 征服

待たせましたね

とある日の深夜、朝も昼も夜も絶え間なく続く戦闘音が鳴り響く、そんな中カリフォルニアにあるパームスプリングス空港から数十機の戦略爆撃機が飛び立とうとしていた…


「隊長、これが初めての実戦ですね」


「あぁ、しかもこれが成功した暁には俺達はアメリカ攻略の立役者の一員にになれる訳だ…」


「陸軍は今何やってるんですかねぇ?」


「さぁな、今頃塹壕の中でビールでも飲んでるんじゃねぇ?」


そんな会話をしていると無線が入る


『こちら管制塔、聞こえるか?』


「あー、聞こえています」


『作戦の発動が下令された、ヨルムンガンド機隊は全機出撃せよ』


「了解、発進する」


そう言って機長はスロットルレバーを引き、出力を上げる


『幸運を祈る』


「全機聞こえるな?目標は敵防衛陣地だ、派手にやるぞ!」


「「了解!!」」


そうして数時間後、アメリカの防衛陣地に計数百トンもの爆弾が降り注ぐのだった…


      〜前線司令部〜


「シェルナー閣下、爆撃隊より爆弾投下完了との報告です」


「よし、今すぐに戦車隊に連絡し、予定通りに侵攻を再開させろ」


「了解しました!」


そうして前線では爆弾によって荒れた大地をE-50は駆け抜けていた


「全車両との連絡を密にしろ!1両も無駄にするな!」


『5号車より中隊長へ!前方に敵戦車発見!』


「5号車へ!応戦しつつ後退!増援が来るのを待って一気に突破するんだ!」


『了解!』


そうしてE-50はアメリカ軍の防衛陣地を突破し、電撃戦で次々と師団を包囲、アメリカ軍の兵士を大量に捕虜、もしくは殲滅していったのだった…


       〜ニューベルリン総統官邸〜


「総統閣下!吉報であります!」


「む?どうしたのかね?」


「先日の戦闘で敵軍に大打撃を与えたようです、作戦は見事成功したと言えましょう!」


「ほうそうか!して捕虜にした兵士は…」


「全て収容所もしくは採掘場にて強制労働をさせています」


「よろしい、奴等の血など一滴も残してはならん」


「はっ!心得ております」


「それで、アメリカの世論はどうなっている?」


「どうやらこれ以上被害を出さないように無条件降伏をしようとする派閥等が形成されているようです、国民も反戦運動が激化しております」


「フフフ、所詮ユダヤ共が考案した資本主義の国の国民だ、たかが数万人が死んだだけでバカの一つ覚えの様に騒ぎ立てる」


「これならアメリカの降伏も間近でしょう」


そうしてそれから半年程経った1965年2月の25日、アメリカはこれ以上の損耗は無駄だとして、ドイツ第4帝国に無条件降伏したのだった…


今回はちょっと短めです、次からは調子を取り戻すかもしれません

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