緊急取材!今話題の『冒険者ギルド追放専門窓口』について
今連載中の作品の続きを書こうと思ったら出来上がっていた奇作
同作者が連載中の『ヒャッハーな幼馴染達と始めるVRMMO』もよろしくお願いします!
はい、こんにちは。
私は冒険者組合アルヌクス王国バルンガルン領サンサクロ支部で受付嬢長をしているーーあ、すいません。
私の名前は別にどうでもいいですよね。
はい。冒険者の方々に取って受付嬢というのはあくまで依頼受領と報告の窓口であって受付嬢個人には興味は無いですもんね。
しかもそれが特定の人物への取材でもない、うちの支部特有のシステムの紹介だったらなおさらです。
すみません。話が脱線してしまいました。
本日の取材はうちのギルド特有の窓口である『追放専門窓口』について……でしたね。
では本日の追放専門窓口の担当は私なので、まずは口頭で説明する前に実際の手続きを見てもらいましょう。その方が分かりやすいはずです。
ちょうど今日予約が入ってるんですよ。
あぁ、すみません。
カウンターの中は職員しか入れないので、ここの席で見ていてください。
ここからならちゃんと見えますので。
では、失礼します。
◇◇◇◇◇
「予約番号『046』番のパーティの代表者の方〜最終手続きを行いますので、追放専門窓口までお越しくださ〜い」
「はーい!今行きまーす」
「えー、では。Cランクパーティ『狼の毛皮』リーダーでCランクのザックさん、ですね?」
「ですです!いやぁ申請してから1週間かかるなんて思いませんでしたよ。結構待つんですね」
「そうですね〜迷宮の活性期が近付いてるので、平時に比べて予約が増えてますからね〜。では、追放内容の確認をします」
「やっぱみんな同じような考えなんすねぇ。あ、お願いします!」
「追放対象は『狼の毛皮』弓術士でDランクのシズルさん。追放期間は3ヶ月で追放タイプは全没収。でよろしかったでしょうか?」
「はい。それでもあってます。シズルだけまだDなんで、活性期前に追放しときたいなって思って」
「そうですね……確かに『狼の毛皮』は剣士のあなたの他にも、盾使い、魔法使い、弓術士と遠近防揃ったバランスのいい構成ではありますが、それだけに地力以上の相手と戦うのは難しいですからね。戦力の底上げは大事です」
「ですよね!で……この内容で大丈夫っすかね?」
「そうですね……対象と期間、追放理由は問題ありませんが、追放タイプが少し厳しいかも知れません」
「そっすか?師匠なんかは全没収安定って言ってたんですが」
「『狼の毛皮』の師匠と言うと……Aランクパーティの『大狼の牙』でしたね。確かにAランクパーティのメンバーなら全没収でも問題無いですが、シズルさんはDなので初めての追放で全没収は厳しいかも知れません。それよりはこっちの『くれてやる』の方がいいかと思いますよ」
「あー、じゃあそっちでお願いします」
「はい。内容の変更がありましたが、日を改めますか?」
「いや、元から担当の人からストップ入ったらその通りにしようって言ってたんで平気っす!」
「分かりました。ではこの内容で1時間後に追放を行いますので、5分前までに専用ホールまでパーティ全員揃ってお越しください」
「了解っす!ありがとうございました!」
「はい〜頑張ってくださいね〜」
◇◇◇◇◇
どうでしたでしょうか?おや、キョトンとしていますね。
まぁ無理もないですよね。このシステムってこの支部独特のシステムらしいので。
私なんかは生まれも育ちもこの街なので他の支部には無いってこと自体受付嬢になって初めて知ったんですよ。
あ、すみません。また脱線してしまいましたね。
えぇ、今のが追放の基本受付です。
追放を行いたいパーティは、事前に冒険者組合に『追放対象』『追放期間』『追放タイプ』と追放を行う理由を書類に書いて提出するんです。
ここの理由が適当だったり、各項目を見て冒険者組合側が危険だと判断したら却下ないし内容の変更という形になります。
え?取材を続けてて大丈夫なのか……ですか?
あぁ、大丈夫です。この1時間という時間は、冒険者組合側の準備と言うよりはパーティ側の最終確認や語らいのための時間なので。
……そうですね。ではこの時間を使って追放システムについて詳しくご説明しましょうか。
追放システムは、『追放』なんて物騒な名前がついてますが意味するところは一時的にパーティを離れての個人特訓期間を設ける……というものなんです。
ならなんで追放なんていうのか、というのは後ほどご説明しますね。
追放を行うパーティは、追放申請をする前にまずパーティ内で誰を、どの期間、どの方式で、どういう理由で追放するかというのを話し合って決めます。
はい。書類に記入する内容ですね。
追放システムに置いてこの『理由』が1番大切な部分になります。
追放を決めたパーティは、まずパーティ全員で話し合いの時間を設け、今のパーティの状況を再確認し、何が得意で何が苦手なのか、何が足りてないのか、逆に強みはなんなのか、何を必要としてるのか、と言った内容をパーティ全員で話し合います。
この話し合いで、パーティ全体を客観視する事で今のパーティに不足しているものを見つけ出し、それを改善しようというのが追放システムの目的なんです。
そうですね……先程の『狼の毛皮』を例に挙げますと、彼らは4人組のパーティで今回の追放対象であるシズルさん以外の3人はCランク、シズルさんだけがDランクとなっています。
冒険者組合側から見ても、やはりシズルさんがパーティの中では1番実力が低いですね。もちろん役立たずではなく、彼女は彼女でいい仕事をしているのですが、いかんせん根本的な実力が足りていない、という部分がありました。
あ、これはここだけの話でお願いします。冒険者組合が冒険者個人について言及するのはあんまりよろしくないので……
は、話を戻しまして。
なので今回の『狼の毛皮』の行う追放では、個人としての実力が低いシズルさんを追放し、彼女に強くなってもらってパーティ全体の質を上げよう。というのが目的ですね。
シズルさんは努力家で真面目な方なので、この三ヶ月間みっちり特訓すれば大きく成長すると思いますよ。
これが『追放対象』と『追放理由』の決定ですね。
次に決めるのが『追放期間』です。
冒険者組合では基本的に3ヶ月、半年、1年、それ以上の四区分を用意しています。
3年前まではそれ以外という区分もあったのですが、3ヶ月未満の追放はそこまで高い成果を得られないというのがデータとして現れていたので3年前に廃止になりました。
追放された方は、この期間の間に事前のパーティ打ち合わせで見つけ出した改善点を直したり、強みを伸ばしたり、後は純粋に身体能力や技術を高めるための特訓を行います。
この期間の間は、元のパーティとの接触は禁止されますが、それ以外の人との接触や冒険者組合の使用は禁止されていませんので、追放期間中にもガンガン依頼を受ける方もいます。
こうして、パーティから離れ、1人で自分を鍛え直す期間を設ける事で、個人としての成長とメンバーの質が上がることによるパーティとしての成長を同時に行えるのです。
当然、追放した側も遊んでる訳では無く、普通にパーティとして活動を行います。
当然、メンバーが減るので弱体化は免れませんが、そうする事でメンバーの重要性を再確認し、より連携などのパーティとしての動きの大切さを知ることが出来るのです。
あぁ、そうでしたね。
追放タイプについて説明していませんでした。
追放タイプは主に『全没収』と『くれてやる』の2種類に分かれます。
全没収はその名の通り、武器や防具、アイテムなどを全て元のパーティに残して追放されるパターンで、自分で新たな武器の調達や技術の開拓などを行う必要があるため、上級者向けのタイプとなっています。
くれてやるは、全没収とは逆に武器や防具、アイテムを持たせたまま追放するという物で、序盤の装備入手に費やす期間が無いのですぐに特訓に移れる初心者向けのタイプとなっています。
えぇ、高ランクになると全没収で追放して新しい武器や防具に触れる事でスキルのどん詰まりを防ぐというのが主流ですが、低ランクのうちはくれてやるで純粋に今のままで能力を伸ばす事を冒険者組合は推奨しています。
……と、そうですね。なんでこのシステムを追放というのか疑問に思いますよね。
えっと……はい。時間もまだ余裕がありますので、このようなシステムが出来上がった経緯も今お話しちゃいましょう。
このシステムの1番最初……大元になった出来事が、今から30年ほど前にありました。
私もまだ生まれてない時のことなので、伝聞なのですが……でもちょっと凄いんですよ?私にこの話を教えてくれた先輩はこの事件に立ち会っていたんですから!
……あ、すいません。ちょっと興奮してしまいました。
えぇ、自慢の先輩なんです。私もいつかあんな風になりたいなって……
あ、また脱線しちゃいましたね。すいません。
えっと……はい。そうでした。このシステムが追放システムと呼ばれるようになった理由でしたね。
今から30年前、まだこのシステムがなかった頃に、とあるパーティの追放が起こったんです。
あ、追放と言っても、今の追放ではなく本当の意味での追放……パーティから出て行け!ってヤツです。
えぇ、先輩に聞いた話だと当時最強のパーティと呼ばれていたSランクパーティの『雷の探求者』のリーダーが付与魔法師を追放したらしいんです。
お前はこのパーティのお荷物なんだよ!とか、役立たずでも荷物持ちとして使ってやってたけどいい加減目障りだ!とか、酷い言い様だったそうですよ。
それで、装備品やアイテムを全て没収されて追放……いえ、捨てられたそうです。
あ、もう展開が読めたって顔してますね?
はい。そうです。今巷で流行している追放物の冒険譚の雛形になった事件でもあるそうですよ。
追放した付与魔法師が実は超優秀で、追放された先で新たな仲間を得て未踏破迷宮の攻略や災厄級の魔物の討伐などの輝かしい実績を挙げて行く。
反対に、付与魔法師を失った『雷の探求者』は普段通りに戦えず落ちぶれていく。
最初の方は付与魔法師がパーティの要だった事を認めなかった彼らも最後には恥も外聞も無く戻って来てくれと縋り付き、取り付く島もなく断られて……
と言ったような、冒険小説でよく見るアレのような事が実際にあったんですって。
この事件がそのジャンルの元ネタだから小説みたいなことが実際にあったんじゃなくて、実際にあった事件が小説の1ジャンルとして確立されたって方が正しいですけど。
えぇ、もちろん話はこれで終わりません。
これで終わっちゃったらこの追放システムが出来た理由が分かりませんもんね。
その事件から3年後くらい……私がちょうど生まれた年ですね。その年にこの追放システムの大元になる出来事があったんです。
正確にはさっきお話した追放事件の続きですが。
えぇ、当時Bランクで伸び悩んでいたパーティのリーダーが、偶然この追放事件の話を聞いて、思いついちゃったんです。
つまり、パーティメンバーを追放すれば強くなってくれる?って。
えぇ、バカだなぁって思いますよね?
実際その人はバカだって先輩は言ってましたよ。
でもその人は天才と紙一重のバカだったんです。
非凡な発想と言うやつですね。
で、そのパーティの人達が集まって、このアイディアを共有したんです。
最初はその天才はじゃあ追放しよう!んで、誰追放する?って言ってたそうですが、参謀役の方が考え無しに追放して上手く行くわけないだろうって止めたそうです。
えぇ、逆に考えを持って追放すれば強くなれると思ってるあたりその人も天才ですよね。止めない周りもそうです。
でもそんな天才達がいたからこそこのシステムがあるんです。
そして、彼らは誰を追放するべきかパーティの現状を交えて話し合い、色々と情報をまとめたそうです。
はい。今の『追放理由』の打ち合わせと同じ形ですね。『追放理由』のための打ち合わせはこれを元にしているんです。
そして、パーティに足りないもの、それを得るために個人に必要なものを再確認した彼らは、天才の所業を行います。
彼らは5人パーティだったのですが、わざわざ例の追放事件の話を色んな人に聞いて当時の状況を再現しつつパーティメンバーを追放したのです。
それも、1人だけじゃなく全員。
誰を追放するのか話し合いしたのに結局全員追放したんですって。天才ですね。
それに、毎回小芝居もしていたそうですよ。最後なんか1人5役でバカというより気が狂ったようにしか見えなかったって先輩も言ってました。
それだけならただのバカなんですが、1年後に彼らは本当に強くなって再集合したんです。
事前の話し合いで個人個人の改善点を炙り出てたからでしょうね。効率的に特訓して普通より遥かに効率よく個人の力量もパーティの実力も上げることに成功したんです。
そうなれば当然、後追いをするパーティも出て来ます。
当時伸び悩んでいたパーティや、さらなる強さを求めたパーティがこぞって真似をしたんです。
……えぇ、小芝居まで含めてそっくりそのまま。
さすがに各パーティがバラバラに小芝居までされたんじゃ冒険者組合としてもたまっもんじゃありません。
なので、小芝居をするなら事前に申請してくれと言ったそうです。
はい。これが追放専門窓口の開設理由です。
最初は小芝居の申請だけだったんですが、やはり多くのパーティが真似をすると無茶するパーティも出てくるということで、話し合いもせず適当に追放して死亡事故も起こったそうですよ。
危険ではあるけど冒険者組合としても冒険者全体の質が上がるのはありがたい……なら、いっその事追放自体をギルドが管理しよう!という事になって今の形になったそうです。
当時の組合長は何を考えていたんでしょうね。
とまぁそんな事があって、この追放システムが出来上がったという事です。
え?そのパーティの名前……ですか?
そう言えば言ってませんでしたね。『順風満帆』というパーティです。
はい。当代最強と名高いSランクパーティですね。
追放システムのパイオニアにして最大の成功者達ですよ。ほんと……バカと天才は紙一重と言いますが、強い冒険者の方々は皆さん一癖も二癖もあって受付嬢としては大変ですよ。
……あ、もう時間ですね。
これから追放の実行を行いますので、専用ホールに移動します。
はい。そうです。小芝居をするんですよ。
通過儀礼というかしきたりというか……これに関しては無くてもいいんですけどね。
伝統みたいなものです。
まぁ申請制にしたとはいえ追放の量も増えてギルド内でやられると迷惑なので、小芝居専用のホールが出来たんですよ。
実績があるとはいえ、変な所に予算をつぎ込んでるなぁと思わずにはいられません。
ではご案内しますね。
◇◇◇◇◇
「シズル、お前をこのパーティから追放する!」
冒険者組合の一角で、そんな刺々しい怒鳴り声が響いた。
そちらの方に目を向けてみれば、腰に剣を下げた少年が目の前の弓を背負った少女を忌々しげに睨み付けていた。
そして、その少年の後ろには冷たい目で少女を見下す盾を持った大男と気だるげに杖に体を預ける女性の姿もある。
どうやら、その2人も少女の追放を止めるつもりは無いらしい。
パーティの周囲にいる人々も、見世物を楽しむかのように遠巻きに眺めているだけで仲裁に入る様子はない。
「えっ……?私が、追放……?」
突然追放を言い渡された少女は、何を言われたのか分からないとでも言いたげなように、目を瞬かせている。
「あぁ、そうさ!自分でも分かってるだろ?お前はこのパーティで1番ランクも低いし、実力もない。はっきり言って、お荷物なんだよ!」
「で、でも……私だって頑張って……」
「へぇ、アレで頑張ってたんだ。アンタ、お気楽だね。正直ね、このパーティの後衛はアタシがいれば十分なのよ。ヘナチョコ弓をぺちぺちしてるだけで報酬が貰えるなんて羨ましいわぁ」
「ミリサの言う通りだ。お前は報酬だけ持ってく寄生虫なんだよ!ほら見てみやろよ、止めに入らねぇって事はガランも同じ気持ちって事だ」
「……あぁ、守る手間が増える分、いない方が楽ですらあるな」
涙目になりながらも言い返そうとした少女に、女性が心底見下したような瞳で小馬鹿にしたように言い放つ。
追撃に気を良くした少年は、無言を貫いていた大男も巻き込んで少女をさらにこき下ろす。
そして、大男も落ち着いた、その分誤解のしようも無い無機質な声で少女の追放に同意する。
「……っ。仲間だって……思ってたのに……酷い……」
「はっ、お気楽なこって。仲間だなんて俺らは思ってねぇよ。せめてもの慈悲だ。その装備はくれてやるから、とっとと出てってくれ!目障りだ!」
「っ!」
その一言がトドメだったのだろう。
少女は悔しさからか目の端に涙を貯めながら、冒険者組合の外へ駆け出して……否、逃げ出して行った。
◆◆◆◆◆
「はい、お疲れ様です〜。皆さん気合いの入った名演技でしたよ〜。エキストラのみなさんもありがとうございました。後ほど酒場で報酬のエール1杯飲んでってくださいね〜」
「「「くぅぅぅ〜っ!エキストラ後の1杯は最高だぜぇ!」」」
「……ただいま。走って出ていったのにまた返ってくるのってなんか変な感じ」
「いやぁ、通過儀礼って分かってても心が痛むなぁ。シズル……大丈夫か?」
「シズルちゃん……お姉さんのこと、嫌わないねでね……?」
「……俺は口下手だからな。下手な演技で傷付けたら、スマン」
「……みんな、心配し過ぎ。私だけDランクでしかも1番弱いのは事実。だから追放されるの。絶対強くなって帰って来るから、待ってて」
「いやいや、お前の弓にはいつも助けられてるって!ま、お前がそう言うなら重ねては言わねぇよ。楽しみにしてるぞ!」
「シズルちゃんは私達の大切な妹分だからねぇ。強くなってまた会えるのを楽しみにしてるわよ。頑張って!」
「……シズル。お前は出来る奴だ。待ってるぞ」
「……うん。また3ヶ月後」
◇◇◇◇◇
どうでした?この小芝居。
ちなみに、この小芝居のセリフとか動きとかはパーティの方々がアイディアを出し合って考えるんですよ。
追放前最後の共同作業、だそうです。
それに、希望があれば空き時間に追加で演技指導もしているんですよ。
……そのせいか冒険者の方々の演技力がぐんぐん上がって行ってるのは……なんかそうじゃない感はありますけどね。
はい。説明は以上ですね。
当冒険者組合支部ではこのような形で追放システムというものを扱っています。
……最後に一言、ですか?
うーん……そうですね。
冒険者の皆様!当冒険者組合支部はいつでも追放を受け付けております!
追放の際には冒険者組合アルヌクス王国バルンガルン領サンサクロ支部『追放専門窓口』へぜひお越しください!
……こんな感じで、いいですかね?
過去の事件とそれを曲解したバカによって誕生した追放の皮を被った冒険者育成プログラムがこの世界における『追放』の真実です
追放物が流行ってるよな、追放を作中でも流行らせよう!の単純な2プロセスで完成したのがこの作品です
突然ですがここで問題です!(デデン!!)
①この取材に対応した受付嬢長の年齢は?
②今回追放を行った『狼の毛皮』のメンバーの名前とポジションは?また、リーダーは誰?
ここまで読んでくださった読者様なら暇潰しに答えてくれるだろうという期待
分かった人は評価を入れつつ感想に答えを、分からなかった人は評価を入れつつ分かりませんと感想(その際に作品の感想を添えてくれると嬉しいです)にお書きください(露骨な感想&評価乞食)