緊急事態宣言は必要だが、国内ではコロナウィルスの爆発的感染は起きないかもしれない⁈
昨日まで、私は、アメリカや西ヨーロッパでコロナウィルスの感染が爆発的に増え、死者も増加している理由を、西欧ではハグをする習慣があり、それに比較して日本が少ないのは、日本はマスクや手洗いをよくする清潔好きな民族だからだろうと考えていた(それしか考えられなかった)。
国内でのコロナウィルスの感染状況も、いよいよ予断を許さぬ状況になってきたが、しかしここでちょっとした目新しい情報が出てきたので、ここにご紹介したい。
それは、日本では殆どの人が受けているBCGのワクチンが、コロナウィルスに感染しにくくなるか、感染しても軽く済む効果があるのではないかという情報だ。
以下は、ネットのnews week日本版からの抜き書きだが、日本では、1949年にBCGワクチンの予防接種が法制化された。
ところが2011年3月時点の調査結果では、1980年代以降、スペイン、フランス、ドイツ、英国、オーストリアなど欧州9カ国、オーストラリア、ニュージーランドで前例接種が中止され、米国、カナダ、イタリア、オランダでは、医療従事者などのハイリスク群のみに接種を限定する選択的接種となっているそうだ。(以上抜き書き終わり)
改めて各国の3月31日時点での感染者数と死者数を見てみると、
イタリア 感染者数10万5792人 死者数 1万2428人
スペイン 感染者数9万4417人 死者数 8189人
フランス 感染者数5万2128人 死者数3523人
米国 感染者数17万4467人 死者数3440人
日本 感染者数2229人 死者数 66人
この大きな差が、もし本当にBCGのワクチンが関係しているとするなら、日本では西欧諸国ほどの爆発的感染は起きないかもしれない可能性がある。
もしそうでも、これはまだまだ仮説の段階であるし、免疫力の持続年数も問題だ。西欧諸国には何とも気の毒だし、日本もまだまだ先は未知数なのだが。
さらに付け加えて言えば、これからも皆が充分な注意を払う必要があるし、政府も、いつでも非常事態宣言を出してもいいのではないかと私は考える。
油断は禁物である。