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Level.5 告白

「ちょっと、お兄ちゃん達、何処行ってたの!」


噴水広場に着くと、開口一番エルフっぽい少女に言われた。

羽が生えてるからレア種族のフェアリーか。ってことはやっぱりこれがシルフィーか。

その…なんて言うかまあ……、ちっこいな。


「今失礼なこと考えたでしょ!」

「そんなこと無いって。それで、周りに人がいない場所ってあるか?」

「何でまたそんな所?」

「ちょっと秘密の話をな。」

「パーティーチャットはギルド登録がまだだしな。宿屋が良いだろう。」

「何々?そういうことなら急ご。」



「う~し、着いたぞ。ここが宿屋だ。

街でログアウトするときには基本的にここでになるから覚えておけよ。」

「りょーかい。」

「お金は私が払っといたよ。早く行こ。」


それから、自分の種族とそのデメリットについて話した。


「へえ。夜なんて街の施設も閉まってるところが多いし、大変だね。」

「それだけじゃないんだ。」

「まだあるの?」

「ああ。このステータスを見てくれ。」

「な、何これ?」

「ジーヴス。今日からレベリングだ。マントは着たままでいい。トドメも出来るだけお前が差せ。」

「それだと2人のレベルが…。」

「ギルド登録してからパーティーを組めば、経験値は一部来るし、何より、俺が勧めたゲームをすぐにやめられちまったら勿体無いだろ?」

「そうだよ。ベータを譲ってもらった恩返しはまだ出来てないからね。」

「2人共ありがとう。吸血鬼は究極の大器晩成型種族らしいから、俺が強くなったら2人のこと助けるよ。」

「期待してるぜ。」

「そうだ。お兄ちゃんに合う装備ね。ホントはもっと良い装備を渡したかったんだけど、ステータス制限があってね……。」

「……なんか悪いな。」

「大丈夫。強くなったら返してもらうから。

格好を見る感じ、軽装の剣士って感じだよね。まあ、ステータス的に鎧は無理なんだろうけど。

じゃあ、これ受け取って。」



鉄の片手剣

丁寧に作られた鉄の片手剣

名のある鍛冶師が心を込めて作ったことによって、相応の切れ味を誇る


ATK+18


製作者 ハガネ



旅人の服

旅人のために作られた、丈夫な布製の服

量産品だが、そこそこの防御力はある。


VIT+9



旅人のズボン

旅人のために作られた、丈夫な布製のズボン

量産品だが、そこそこの防御力はある。


VIT+8



革のブーツ

ウルフの革を使って作られたブーツ

量産品だが、そこそこの防御力はある。


VIT+4 AGI+2



ちなみに、タクが買ってきたマントがこちら。


布のマント

黒い布を使って作られたマント


VIT+3



「それは私が始めの頃に使ってた装備だね。今は短剣使うから片手剣は使わないし、折角だから使って。」

「ハガネさんってのはベータの鍛冶の第一人者だ。今はフレンドとか気に入った人にしか作ってくれないから貴重だぞ。」

「それとこれね。」



風の指輪

風の力が宿る指輪

装備した者は速く動けるようになる


AGI+30



「それはベータの時のイベント報酬なんだけど、今は素のAGIで十分だから貸すね。」

「ありがとう。」


これは感謝してもしきれないな。


「じゃあ、狩りに行くぞー!」

「その前にギルド登録だよ!」


ちなみに、称号については、ステータス値が衝撃的過ぎて2人共気付いていません。



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