表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/17

Leve.14 執事と進化

昨日は魔法に集中しすぎて寝るのが遅くなってしまった。

遅めの朝御飯と昼御飯が一緒でもいいよね。

最近はレンジでチンするとパスタを茹でられるやつなんかも売ってて、一人分のご飯を作るのが楽ちんだ。

冷蔵庫に残ってた使いかけのキャベツとベーコンで一人ペペロンチーノを食べる。親は仕事で朝早くから夜遅くまでいない。最後に顔を見たのは一か月くらい前だろう。両親ともに同じ会社で働いているらしいのだが仕事内容は守秘義務だかで教えてもらえない。まあ、今はそれはいい。今日の分の宿題を終わらせて早くログインしよう。



昨日は調子に乗ってMPを使い尽くしては回復させるのを繰り返していたら【再精】のレベルが駄々上がりした。それと、夜の戦闘になれる前にHPが結構削られてしまって、【再生】を習得した。しかも吸血鬼の種族効果で【再生】も【再精】も効果が上がるらしい。後々統合でもされそうだ。

魔法を覚えたのもあってステータスはSTRやINTに多く振っている。次点でAGIだ。露店でINTの上がる装備を探そう。


と思ったけど、こんなのしか見つからなかった。



銀の腕輪

銀製の腕輪


INT+5



「銀の」腕輪……。

はい、アウト─!


まだ二日目だしこんなもんか。と思いつつ、今は夜なので図書館が開くまで時間をつぶすために狩りに行こう。




魔法最高!

魔法スキルのレベルによって登録できる魔法の数は決まっているけど、その場で作り出せば問題ないと思いつき、どんどん魔法を開発しているところだ。

登録している魔法よりも発動に少し時間はかかるが、練習したことであまり気にならないレベルにまで短縮できた。

今は二種類の魔法を同時に放つのを練習している。これを便宜上『複合魔法』と呼ぶが、意外と難しい。


「〈ファイヤーウォール〉からの〈ウインドストーム〉!」


やはり上手くいかない。

ウォール系の魔法はその場に残りやすいので使用しているが、違う魔法の方が良いのだろうか?

いや、おばあさんは「魔法はイメージだ」って言ってた。俺のイメージでは〈ファイヤーウォール〉だと思ったんだからそのまま使おう。

使う魔法が悪いんじゃなくて、俺にイメージが足らないんだ。練習していくうちに同時に発動することしか考えてなかった。どういう効果を望むのかを想像しなきゃいけないんだ。

火が風に巻き上げられて大きな火の竜巻を作るイメージで、


「〈ファイヤーウォール〉〈ウインドストーム〉」


ゴウッ

激しい音と共に火の竜巻が発生した。


「よしっ、成功だ。名付けて〈ファイヤーサイクロン〉」



──【魔法統合】を習得しました



あとは魔法を同時に発動する練習かな。俺の予想だとこれもスキルになると思うんだよな。


「〈〈ダークボール〉〉

うおっ、でかっ!」



──【多重詠唱】を習得しました



俺が思ってたのと違う。もう一回。


「〈〈ダークボール〉〉」



──【並列詠唱】を習得しました



これこれ。これさえあればラノベでよくあるファイヤボール×100みたいなやつもできる。


あとは、魔法剣っていうのか?属性を持った魔力を剣にまとわせて、切った相手にその属性の魔法ダメージと剣の物理ダメージを与えるってやつ。これもラノベで多いよな。


「〈ファイヤーソード〉」


敵がいないから効果までは分からないけど、とりあえず成功だな。



──新しい魔法を登録しました

──〈魔法開発者〉を取得しました



次はこれを風属性に変えて、


「〈ウインドソード〉」


風はまとわりつかせてもダメージにならないから風の斬撃を飛ばすようにイメージした。



──【魔法調整】を取得しました



ま、こんなもんか。

お目当てのスキルも取れたし、新しい魔法も完成したし、ステータス見ておくか。




ジーヴス  

吸血鬼✩ Lv.15 (進化可能)

職業:剣士 Lv.15 (転職可能)



HP  660/660

MP  130/1130

STR  37 42 60 [+5] 〔+18〕

VIT  7 12 46 [+5] 〔+34〕

INT  36 101 101 [+65]

MIN  7 12 12 [+5]

DEX  7 12 12 [+5]

AGI  30 35 56 [+5] 〔+21〕

LUK  6 21 21 [+15]



スキル

【吸血Lv.4】【鑑定Lv.5】【夜目Lv.MAX】【剣術Lv.6】【火魔法Lv.3】【水魔法Lv.3】【風魔法Lv.3】【土魔法Lv.3】【闇魔法Lv.3】【熱魔法Lv.3】【氷魔法Lv.3】【雷魔法Lv.3】【重魔法Lv.3】【影魔法Lv.3】【並列詠唱Lv.1】【多重詠唱Lv.1】【魔法統合】【魔法調整】【状態異常耐性Lv.1】【再生Lv.1】【再精Lv.5】【闇属性無効】【筋力強化Lv.5】【防御強化Lv.5】【知力強化Lv.5】【精神強化Lv.5】【器用強化Lv.5】【敏捷強化Lv.5】【幸運強化Lv.5】


称号

〈吸血鬼〉

〈夜の住人〉

〈カラーの名付け親〉

〈チュートリアルをすべて受けし者〉

〈レアマスター〉

〈テイムの先駆者〉

〈魔女の弟子〉

〈魔法開発者〉



装備

鉄の片手剣 〔STR+18〕

グラスウルフリーダーの執事服 〔VIT+20 AGI+5〕

グラスウルフリーダーの革靴 〔VIT+7 AGI+8〕

グラスウルフマント 〔VIT+7 AGI+8〕




【詠唱破棄】は、魔法ってイメージだから詠唱とかも自分が想像しやすいように考えるんだけど、一切詠唱せずにやってたら取得したんだよね。

〈魔法開発者〉は、「登録されました」とか言ってたし、今まで存在しなかった魔法を生み出すともらえるんだろうね。

で、気になるステータスなんだけど、〈魔女の弟子〉効果だね。INTがやばい。他のステータスの合計値を抜き去ってった。




〈魔女の弟子〉

魔女に弟子として認められた者


INT+50



〈魔法開発者〉

新たな魔法を開発した者


INT+10




吸血鬼を真祖吸血鬼に進化。剣士を魔法剣士に進化。

他の種族は種族進化にもっと条件があり、進化レベルももっと先らしいことを後から知った。そして、魔法剣士は魔法が使えないと進化できないレアジョブのようなものらしい。魔術だと魔剣士なんだとか。

そんなわけでステータスを割り振った後がこちら。




ジーヴス

真祖吸血鬼✩ Lv.1

職業:魔法剣士 Lv.1


HP   790/790

MP  1170/1170

STR  50 55 73 [+5] 〔+18〕

VIT  7 12 46 [+5] 〔+34〕

INT  40 105 105 [+65]

MIN  7 12 12 [+5]

DEX  7 12 12 [+5]

AGI  33 38 59 [+5] 〔+21〕

LUK  6 21 21 [+15]



称号

〈吸血鬼〉

〈真祖吸血鬼〉

闇との親和性が大幅に上昇する代わりに、光との相性がやや低くなる。

そのため、光系の回復術で少しダメージを受ける。

ポーション類でもダメージを受けるため、光系以外の回復術と吸血などでのみHPとMPの回復ができる。

太陽光を浴びると体が重くなる。

【敵性闇属性攻撃吸収】【状態異常無効】を新規入手


【敵性闇属性攻撃吸収】

闇属性の攻撃を受けた時、その魔力を吸収し、消費MPと同じだけのMPを回復し、本来受けるはずだったダメージ分のHPを回復する。



〈夜の住人〉

〈夜の主〉

夜間の場合ステータスが5倍に上昇する。

新月と満月の夜は上昇値が10倍になり、月が真上に登る23時~1時に更に1.5倍される。




どうやら進化するとHPとMPは完全回復するらしい。

状態異常が無効になったし、今度からレベリングは森の深部の方の暗い所でやろう。

もうお昼も近くなってきたし、お待ちかねの図書館へ行こう。


システム的にもともと作られていた「登録済み魔法」と、本当に新しい魔法の二種類があります。

例えば、【火魔術】にもある〈ファイヤーボール〉。これは、【火魔法】で発動した時に〈火の玉〉と名付けようが、〈フレイムボール〉と名付けようが、イメージが近しい場合は全て「登録済み魔法」である〈ファイヤーボール〉が発動します。

反対に、火を剣にまとわせ、切った相手に引火させる魔法を作ったとしたら、それは完全に新しい魔法になります。その場合は効果と消費MPが登録され、「登録済み魔法」になります。

また、「登録済み魔法」に色々と手を加えることが出来る【魔法調整】は、〈ファイヤーボール〉なら、発動前は空気を送り込んで青白く高温にしたり、発動後は軌道を変えたりできる(直角に曲がったり、Uターンしたりはできない)ようになります。

魔術版の【魔術調整】と【魔力操作】を持たない【魔法調整】は軌道を変えられるだけです。



〈魔女の弟子〉

効果を見れば分かると思いますが、本来はもっと後で取得されるような代物です。そのため、インフレが半端ない。



〈レアモンスターの第一発見者〉 を


〈レアハンター〉

レアなものに目がないあなたに贈られる


LUK+10


に変更。




評価・感想・レビューをお願いします。

特に評価をください(切実)

ブックマークもポチッてくれたら嬉しいです。m(_ _)m

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ