表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/17

Level.0 プロローグ

構想自体は2番目くらいに考えついた作品ですね。

どうぞお楽しみください。

今話題のVRMMO その名も《Another World Online》通称AWOは当分実現不可能と言われたVR世界での五感の再現や、人としか思えないようなAIを搭載し、開発会社のみならず、様々な分野からの協力者を募って、技術を余すことなく注ぎ込んだ新時代の純国産MMORPGである。


そんなAWOのベータテストには募集人数を大幅に上回る人々が応募し、当選結果発表の日にはベータテストの参加資格を手に入れた者は狂喜乱舞し、手に入れられなかった者はこの世の終わりであるかのような様であったという。


俺、大久保龍太はゲーマーな妹とベータテストに応募して、なんと当選したのだが、自分自身普段はゲームをやらないこともあり、外れてしまった妹を不憫に思って、家に届いたVRゲーム用の筐体とソフトを譲ってしまったのだった。



そして、高校に入って初めての夏、急に俺の部屋のドアが開いて誰かが入ってきた。

「お兄ちゃーん!」

この声の主が件の妹、風香である。

「はあ、分かったよ。で、なんだ?」

コイツの喋り方は何となくバカっぽいが、これで成績優秀だって言うんだから世の中分からないものだ。まあ、この喋り方をするのは身内の前でだけらしいが。

「あのね、お兄ちゃんに譲ってもらったAWOのベータやってね、トッププレイヤーになったの!」

「トッププレイヤーってそんなやりこんだのか……。それで?」

「その特典でね、なんと!もう1組筐体とソフトが貰えたんだー。これでお兄ちゃんと一緒にAWOできるね。」

おおー。なんと気の利いた妹だろうか。俺は感動したよ。バカっぽいなんて言って悪かったな。

「お兄ちゃん。最初にベータ譲ってくれてありがとう。これで一緒にAWOやろ!」


こうして俺はAWOを始めることができたのだった。


どうか評価・感想をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ