エピローグ2
「よう夏芽、久しぶり」
「おう愛斗、昨日ゲームで会ったろ」
「それ言っちゃおしまいじゃん」
あははと軽く笑い、二人共荷物運びの作業に入る。
巻奈ちゃんは愛斗の運転していた車の中で寝ている。まあ、もうすぐ起きるだろうけど。重度のブラコンだ
エルリカと紅麗は、あの人を呼びに行っている。
軽い荷運びが終わり、シーツが飛ばない様に留め具をつけていると、鏡弥が到着した。
「皆さん、お待たせしました」
あっはっはと、余裕で高級車に乗りながら。
そういえばこいつ、世界的デザイナーで、世界的ゲームクリエイターな超天才だったか。
おまけに株式でかなり稼いでるんだっけ。
確かに俺でもこれ位は無限財布で買えるだろうけど、なんかイライラする
「おはようございます皆さん、僕も料理をしっかり用意して来たのでしっかり食べて下さい」
因みに春風一家は彼等の二人暮しで、バイトとゲームの大会の優勝賞金と国からの支援金のみが主な金銭の取得方法である。
ガチでヤバイ時には俺の所に借りに来る。ちゃんと返してくれるから良い奴だよ、ほんと。
俺だったら、相手金いくらでも出せると聞いたら借りパクしちゃうね。
「お前ほんとエリートだよなぁ…」
「いえいえ、貴方の方がエリートじゃないですか」
「それはなぁ……」
国救ったせいで、何か色々と取材とかがまだ来る。
もう二年よ!?長いわ!!
「てか、弁当豪華だなおい。」
「五ッ星の料理人に作っていただきましたので」
やっと他人にすらいただいたと言う紳士さね?
そしてそこに、エルリカ達が到着する。
「お待たせしました、少し外出の手続きに時間がかかってしまって」
「もう済んだことで、色々終わってるとしても、やった事は変わらないからな……」
首相、そしてそれに続く位の高い地位の者、合計12人、その他の者も合わせ35人の肉片一つ残らない虐殺。
やったのは彼女であって彼女では無い。
でも、彼女が責任を持つしか無い、か……
「まだ車に乗っているので、後は貴方におまかせします」
「ああ、わかったよ」
俺は手に持っていた荷物を置き、車に向かう
そしてドアを開ける
中にいた女性は急にドアを開けられた事に少し驚き、その後、顔を上げ、こちらを向いた。
「……おはよう、夏芽」
「おはよう、母さん」
母さんは、もう何年も……ほんとに何年も会っておらず、2年程前に久し振りに会った息子に対して、少し他人行儀だ。
でも、ひさしぶりに会えて、外に出れた日が晴れでよかった。
これが、彼奴が唯一残したいい事だろう。
「行こう、みんな待ってる」
「…そうですね、行きましょう」
実年齢より年若い姿。
絶世の美女。
イクスレイニア
一部では、【災厄の女神】と呼ばれている者、その人だった。
その後は、皆でピクニックを楽しんだ
とても盛大に盛り上がり、みんなで楽しく飲んだり、笑ったり、歌ったり……
『私はまた、いつかあなたの前に現れますよ……』
来いよ、二重神。この平穏を守る為なら、どんな手段も躊躇わない!!
»【お知らせ】宇宙の妖精サービス終了まで 後1ヶ月
あのピクニックから半月程、ちょっとした仕事でゲームが出来なくなっている間にサービス終了が決定してしまったらしい。
せっかくなので、ゲームエリアを見て回ることにした。
夜でも何時でも人で賑わっていた【クエストエリア】も、人が少し減っている。
そう考えてみると、終了が決定してもかなり賑わってた【堕天への楽園】は、相当人気だったんだな
【イートエリア】。このゲームで初めてバトルを申し込んだのってここらへんだっけか?
まあ、それにしてもここの賑わいは変わらないな。何でだろ
「俺の100万ゴルトが2ゴルトになるとか、おっかしいだってへぁっ!?詐欺ってすんませんした!!だから、命だけは!!命だけはどうかお助けをキメヤ様っ!!!」
「同じ事何度もやるんじゃないわ!!このバカ!!」
しかも元金減ってんじゃねえか!!いい加減にしろ!!
「【ガチャエリア】、か……」
そう言えば、ここでガチャってやったこと無いな
やってみるか
俺は財布からゲームマネーを出し、そのままガチャれマシンに入れようとして、気づく
【終了記念ガチャ!!最高レアリティ1つ確定、その他全て星7・10連一回三万円】
「……ふっ、あはははははは!!!あはっ!あははっ!!ひぃっ、ひいっ!!あはははははは!!」
笑ったwww
完全にパクリやんwww
大草原
∧,,∧
(;`・ω・) ,
/ o={=}o , ', ´
、、しー-Jミ(.@)wwwwwwwwwww
ともかく、俺は回すことにした。
時間には余裕があるので、宝箱を召喚するタイプを選択し回した
すると、その場に10個の宝箱が現れる。
俺はまず、一番近い位置にあった宝箱を開ける
★Secret 朱雀拳銃《コンテンダー・ヴァーミリオン・バード・オブ・ザ・サウス》
おい、初っ端からファンタジーの言葉をぶっ飛ばした武器出すじゃんか
次だ次。
★Secret 玄武戦車《ブラック・トータス・オブ・ザ・ノース・タンク》
バランス崩壊、運良すぎな。あ、運MAXだったわ
★Secret 白虎単車《オートバイ・ホワイト・タイガー・オブ・ザ・ウェスト》
何か楽しくなって参りました、次の参加者はどのようなアイテムなのでしょうか?
★Secret 青龍戦略爆撃機《アズール・ドラゴン・オブ・ザ・イースト・B-2》
はっはっはっ、B-2ゲットだぜぃ。後でクエストエリア荒させてもらうからな。事後処理の覚悟しとけよ。
★Secret 慈愛の聖母《永遠の癒やしを》
これは……俺が一つも持ってない回復系アイテムじゃないか(歓喜)
★Secret 流星群
そう言えば、メテオってあの時2つとも消えちまったんだよな………
あいつ等には本当感謝してる。
★Secret ラブ&ピース《恒久的な世界平和・スキルオーブ》
一時的に全員の武器攻撃力をゼロにする……武力を持たない事こそが世界平和か。
★Secret 無限武器《Unlimited・Battle・Weapon》
無限財布のお知り合いかしら
★Secret 破壊
あら強そう。っと、次で最後か
★Secret 努力した者に遙かな愛の輝きを《シスターズ・スキルオーブ》
彼がその後どうなったかは、今は一旦伏せておこう。
だが、その翌日から街で妹達と出かける少し小柄な男性が見られるようになったとだけは言っておこうか
「それにしても夏芽、よくあの邪神を倒せましたね」
「二重神に比べたら、どうと言う事は無かったよ」
だが、それに母さんは反応する
「いえ……いや、まさか………」
「ど、どうしたの?母さん」
すると母さんは、まだ驚きの抜けない表情のまま、こちらに向き直し、口を開いた
「暗黒邪黒は、子供に神格を移していた可能性がある」
これで、霧矢夏芽本人の物語は終わりです。
ですが彼は、生まれつきに奇妙な運命に生きています
これから僕が書く作品、そのすべてに彼は関わります
彼を応援してください
【努力した者に遙かな愛の輝きを《シスターズ》】
その者の望む何かを与える。与える物により、《》内の名目は変わる。
どうやら、この持ち主は失った家族を求めていたらしい。
召喚できる妹達に武力は無いと言っていいほどではあるが、彼等に関係は無いだろう。
二度と戦場には立たせないから




