エピローグ
エピローグで、僕の作りたかった霧矢夏芽の物語はだいたい終わって………
2564年。2547年に発売された大人気VRMMORPG、【堕天への楽園】が、突如サービス終了を発表し、それは実行された。
だが、サービス終了後、サービス終了までログインしていたユーザーの大半が目覚めないという大事件が発生し、その全員が帰還するまで、およそ二年の月日が流れた。
その二年間を【異世界】で過ごしたと語る者達は【帰還者】と呼ばれ、まるで命をかけた戦場を超えて来たかのようなゲームプレイの強さを持っていた。
そして、その中で最も強いとされるプレイヤーが【キメヤ】。
本名は【霧矢夏芽】、ウェブ動画アップロードサイトでの名前は【霧夏】などなど、数種類の名前を持っている。
そして、その強さはゲームの中だけでは無く、現実でも健在であった。
事実、一度日本どころか世界すら救った事もあり、世界中から数々の栄誉ある賞を貰っている。
「……そんな事、どうでも良い」
あの決戦から二年が過ぎた。
俺は22歳となり、今は4人暮らしをしている。
「せっかく取り上げられてるんだから、そんなこと言わないの。はいコーヒー」
「おお、センキュ」
「……ゲームの癖」
「あ、いっけね」
ゴメンゴメンと軽く謝り、朝ご飯を始める
「いただきます」
「あの〜、味は……?」
「正直言って、どうやったらここまでのものが出来るのかってほどクソまずい」
「うぅ……」
もはやある種の天性の才能なんじゃ……
「ふぁぁぁ、っあ………おはようございましゅ、ご主人様……」
「おはよう紅麗。また夜ふかしか?」
「寝る前は眠くなかったんです……」
「寝たら案外寝れたと」
「はい………」
「紅麗ちゃん、ご飯出来てますからね〜」
見た目と匂いはなかなかどうして美味しそうなんだけどな……
「ピクニックに行こうと思います!!」
「ほうほう、急にどうした紅麗」
「昔のアニメを漁ってたらピクニックとかキャンプとかに行きたくなりました!!」
これが最近の紅麗の趣味。始めてみたとき、
「なんですか!この奇妙な板は!!」
とか言ってたのに、今じゃ立派な相棒だよ
「まぁ、いいんじゃ無いか?」
「では、料理はわた「俺が担当しよう」うぅ…」
どうせなら人も多いい方がいいだろ。ゲイバーとセンヤとぐるめいくの家族全員に連絡してみるか
「………この人は………」
送るだけ送っとくか
こうして、3日後に友達皆でのピクニックが決定した。
次回はいつだろ




