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シークレットレアスキルが最強すぎて、異世界転移しましたが敵がいません  作者: 左ライト
シークレットレアシリーズを使うので、現実世界でも負ける気はありません
83/90

幸運の最強と、努力の最強

前回の悪乗りは許していただきたい

俺が戸惑っていると、その人物は指をパチンと鳴らした


それと共に、周りの全ての物の動きが止まった。それはイクスレイニアの二重人格も例外では無かった。


「おいあんた」

「え、あ、はい」


驚きのあまり、完全に素で対応してしまった

その理由は、彼の纏う雰囲気や、魔力が、暗黒邪黒と酷似…、それでもってその更に上を行く強さの片鱗を漂わせていたからだ。


鎧は軽装、中に着ているのは全身タイツ、靴はスポーツシューズ。

そして、武器などは一切持っていない


「あんたが霧矢夏芽だな」

「ああ、そうだ。そう言うあんたは何者だ」

「【自称】神」


自分で自称って付ける人初めて見た


「そんな事はどうでも良い。あれはあんたの本気なんだろう?」

「もちろんそうだ」

「あれであいつが倒せると?」

「ああ」


その次の瞬間、俺は城だったものの瓦礫に衝突していた


「ッ、がはっ!!」


二重人格に蹴られた時以上の吐血量、そして見えなかった一撃。

スピード、パワー、共に二重人格を上回っている


「感情に身ぃ任せ過ぎだ、馬鹿。あれじゃあの女のHPを9割削るのが精一杯だろうよ」


確かに、そういわれてみれば感情的になり過ぎたな

それに、あれじゃ決めきれないと言うのも確かにだ。防御力にダメージ低下スキル、ダメージ半減スキル、それを踏まえて計算すると、デス・メテオでは殺しきれない


「それに、これじゃあんたも死ぬ。」

「勿論、死ぬ気だ。俺は死んでもアレがある。ツヤリ達も同じ物を持っているはずだら大丈夫なは、うボアッ!!」


また吐血、あ、ヤバイ、HPがヘッドゾーンに


「死んでどうする?お前のスキルはもう僕にはわかりきってんだよ。僕に秒でわかったんだから、あの女にもすぐわかる筈だ。

そしたら、あんたが1番大切にしている物を失うまで、殺してくるだろうよ。」


……


「……なぁ、あんた。俺と協力しないか?」

「………は?」


どゆこと?


「僕には、HP9割削られた全部のユニークスキル使える奴の行動程度考えられる。何せ、【自称】神なもんでね」


マジか


「その対処をしてやる。あんたは本体だけで良い、スキルがなけりゃ無能なあんたでも、HP9割削られたあの女になら勝てる筈だ。」


………ここまではいい気がする、代わりに何を?


「その代わり……」


すると、【自称】神は、俺の胸に指を指す


「お前の持つ力の半分を俺に寄越せ」

「………、よし、乗った」


渡してはいけない気もする。だが、こいつになら渡しても良い気がした。


「良かった。まあ、断られても実力行使で奪い取ったけどな。……時間停止が解ける。僕の半径2m以内に入れ、そこは安全な空間になる」


敵なのが味方なのか、よくわからない奴が味方になった



題名の意味は、後々わかります

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