願いの試練、キメヤの考え
またやってもうた
「ぐけァァぉぁあ!!」
出落ち乙。
俺は出落ちモンスター、縮めてデオモンを切り倒し、継ぎの階層へと進む。
本当に強くなってきた、全く油断出来ない
「ッ、はっ!!」
ほらね、音も無く近づいてくんのよ
まあ、襲いかかる瞬間叫び散らすから意味ないんだけど
「ひっ!ふっ!へっ!ほっ!!」
あ~、☆J☆A☆M☆A☆
流石に隠密系多すぎるのは辛い。怠い。面倒くさい。
「極魔法【極楽浄土】」
中級の魔物なら完全消滅させられる光魔法、どうやらやはり全員中級だったらしい。
やったね
「ひやっはぁぁぁ!!」
【光極砲】、シークレットレアスキルで、闇属性を消し飛ばす効果を持ってる。
使用方法が手持ちの魔力ポーション一個だから余裕でむっちゃ撃てる。例の女神は神属性だから効かない。ちっ
テンションが上がると威力が上がる。
こう言うふざけたシステムが多かったのも、人気が無くなった原因だと俺は考えます。
そんなこんなで、漸く次の試練の間に辿り着いた俺、そこには1つの謎の箱が置いてあった。
その箱を開けてみると、中には謎のボタンが置いてあった。
んだこりゃ?
その疑問に答えるかのように、天井から声がして来た
『次の試練は、【願いの試練①】。
その箱の中にあるボタンを押すと、何でも1つの願いが叶います』
え?マジすか?そいじゃ早そ
『話は最後まで聞いて』
俺がボタンに手をつけた瞬間、怒られた。てへ
『その代わりに、三億年の間、死も、空腹も無く、遊びも、スキルも、人も居ない世界に閉じ込めます。
スキルもないから無理やり出ることもできないから、諦めて閉じ込められていて下さい。
そして、その世界から出た時、その間の記憶は消されます
さぁ、押しますか?押しませんか?』
へぇ〜、なら、答えは一つだな
「押さない」
『……そうなんですか、あなたの様な偽善者であれば押すのでは無いかと思いましたが』
馬鹿いえ
「妹達とかの為で、記憶が消えるとはいえ、そんな事に耐えて気が狂わない自身なんて無いね。それに、もし狂ったとしたら、俺はそんな自分を見てみたい、頭おかしいけど、実はそう言う感じの物見てみたいんだよ。………で、終わり?」
『はい、終わりです。次の試練の間に向かって下さい』
「またか……」
また試練の間に向った俺は、さっき見たのと同じ箱とスイッチを見つけた。
仕方ない……
『ちょっと、人の私物を壊そうとしないでください』
私物だったんかーい
「で、なんで同じ物何だ?」
『似ているだけで、効果は全く違います。』
「へぇ」
『このスイッチは、これから言う質問と、どうようの問いかけをしながら世界をめぐりました。
阻止で、このスイッチを押すと、一つ願いが叶います』
ここまでは、最初の話以外同じ
『その代わり、あなたと全く面識の無い、誰かが死にます』
おう
『願いと、誰かの命、どちらをあなたは捨てますか?』
「もち、願い捨てる」
即答
『やはりですか。理由は?』
「だって、もし俺がこれで誰かの命を捨てた代わりに助けたってあいつ等知ったら、きっと許してくれないと思う。
それに、バレなくても後味悪いし。これで終わりだよね?」
『はい、進んで下さい』




