戦い…………、ません
きるかめっしゅは剣を抜いた。
多重装備持ちらしく、6本の剣……見るに内2本はシークレットレアレベルの物だ。
それに、全てプレイヤーメイド、つまり、現実の物のコピーか、こっちで作った物だ。
プレイヤーメイドの場合、魔法効果はかなりショボいもので、現実でそれについてる機能だけだ。
それでシークレットレアレベルの物を作るとか………ふざけた見た目だが大した物だ。
そしてその剣を振り下ろし、アンジャを斬りにかかるが、振り下ろしたときにはそこにアンジャは居なかった。
さしゅっ
そんな軽い音を立てて、きるかめっしゅの背中は切り裂かれた
「!?ぐっ!!」
そう言って背中を一瞬押さえる………振りをして、2本目の剣を抜き、突き刺そうとするが、避けられる
「遅い遅い」
その言葉を発し、更に斬りつける
「今だ!!鎖よ!!」
一瞬動きが止まった瞬間、背中のシークレットレアレベルの武器を取り、アンジャの腕に巻き付けた。
「おっと、ちょっとだけ油断しすぎたかな」
「決めてくれる!!ゆけ!!我が」
剣よ。
そう言おうとしたのだろう。その時既に背のもう一つのシークレットレアレベルの剣の柄に手を掛けていた。
だが、そこで動きは止まった。
何故か。アンジャの物の顔を見てしまったからだ。
‥‥‥‥‥・・・・・・満面の笑みだった。
それに恐怖を感じてしまったのだ。
それが敗因。
その瞬間、緩んだ鎖から脱出し、剣で喉を切り裂き、試合が終了した。
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おいおい、嘘だろ?
あれは強すぎるって、半端無いって。あいつ半端無いって!!!!
まぁ、多少参考にはなった。
あれでもまだ手加減してるとか…………やべぇわ
表見て安心したよ、決勝戦まで行かなければ戦うことは無いし。
そして、そんな話をしていると、試合会場の門の前に転移させられた。
いつの間にか俺の試合時間になっていたらしい
『第3回!!上 位 対 上 位ィィィィィイィィィィィィイ!!!
そろそろ俺の喉が瀕死の重体!!そんな時に俺の喉を癒やすポーション、楽しみにしてるぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
さぁ!!まず右の門から出てくるのは!!!光り輝く黄金の光剣を持つこと男、せるらいとせいばーァァァァァァァ!!!!!!』
そして門が開き、中から黒鎧を纏い、光剣を掴んだ剣士が現れる
『そして今回の優勝候補ぉ!!!』
そしてここでBGMが神々しい物に変わる
『このゲームに降臨せし最高神、全てを薙ぎ払い、ゲームバランスを崩す。そして武器は全てプレイヤーメイド!!
お前ら、やっぱこいつ見たかったんだろ??
楽しみだったんだろぉぉぉぉぉ!!!!????
やっぱり、キメヤなんだろぉぉぉぉ!!!!!』
門が開く前に蹴り飛ばし破壊する
静寂が訪れる。誰も声を上げない。そしてそれを破ったのは一人の男
「…………こ、降参っす」
王者の風格を纏い、相手を威圧し続けたせるらいとせいばー。
彼がランキングバトルで声を上げたのは、これが初めてだった。
夏休みの間に2章終わらせたい。
その後『チートを貰って転生した俺だが、努力しないと駄目みたいです。』を書きたい。
面白いよ。多分。
もう口調が安定しないので終わりまする。




