メッセージが、来ました
「その……イニ?だっけ。明らかに怪しいな」
俺は諸々の事情を愛斗に説明した。
愛斗も怪しいとしか思えないらしく、俺は今までの情報も嘘としか思えなって来ていた
「あの、発言良いですか?」
考え事を始めて、沈黙が続いていた所、巻奈が声を上げた
「何だ?巻奈ちゃん」
「イニさんの言葉、矛盾している所が多くないですか?特に天使さんを使って話している時とか。」
そこには俺も気づいていた、愛斗も気づいていた様だ。まぁ、明らかだもんな
「愛斗を送った時、本人には【悪役にする為】、俺には【悪に落ちかけた時、必死で助けようとした】……。どっちが本当か、絶対どっちも本当だ。だがそれだと…………!!」
俺は記憶を探る内に思い出した。1つのスキルを。
でも、本当にそれであっているのか分からなかった。
しかし、その矛盾を考えるとそれしか思い浮かばない
「………はぁ………」
やがて、疲れた俺は大きな溜息をついて、そのまま帰ることにした。
「なんだ?もう帰るのか?」
「一応、ゲームの中で邪神を捜索しないとだからな。本当かもしれないし」
「そうか……無理はしないでくれよ。妹さん達も、お前のやると決めたらやるって言う性格に困ってるだろうからな」
そう言って愛斗はケタケタと笑った。
俺は数拍置いて、「あ~ったよ」と返して病室を出た
そして、ゲームにログインした時にメッセージに3つの新着が届いていた
»『最有力人物発見』【ぐるめいく】
»『挑戦状』【アンジャ】
»『第壱回 最強決定大会開催決定!!』【運営】
まず、俺は【運営】のメッセージを開く
『最近は【最高神】と呼ばれる伝説のプレイヤーが降臨しまして、他のプレイヤーが賑わっております。
“誰が一番強い?”“どれくらい強い?”そんな事を考えている皆様の為に私達運営、最高のイベントを用意させて頂きました!
ルールは簡単、戦って勝ち残るだけ!
※私達運営が探したベスト10のプレイヤー【下記】はこのメッセージを見たら強制参加、当日来なければ三年間ログイン不可状態となります。
・ナツキ【夏休みオワタ】 様
・せるらいとせーばー 様
・一一四五一四郎 様
・アンジャ 様
・変態最強ゲームヲタク 様
・名無しの五兵衛 様
・デイドリーム 様
・ヒッキル 様
・きるかめっしゅ 様
・キメヤ 様
どうかご参加お願いします。』
(ある種の)圧力ぅ……ですかねぇ……。
まぁ勿論参加するけどな、楽しみだ。
俺は次に【アンジャ】と言う、上位十名に選ばれたプレイヤーからの挑戦状を開く。
『やぁ、暗黒邪黒だヨ』
ぶふぅ、と俺は不覚にも吹いてしまった。だが、こいつは俺が探していたプレイヤー……否、邪神だ。何故こいつが送って来たのか、俺の中で答えは固まっている
『暗黒の【暗】に邪黒の【邪】、二人合わせて【暗邪】を、他のプレイヤーの名前に合わせて、カタカナ表記の【アンジャ】にしてみた。
まあ、そんな話はどうでも良い。
単刀直入に言って、君を僕に殺させて欲しいんだ。勿論ゲームとしてではなく、現実での話。』
俺は身を震わせた、恐怖でだ。
ふざけた内容にしか見えないが、相手は神の【邪神】。
そいつが【殺させて欲しい】と言っているんだ。恐怖しかない。
だが、まだ続いているこのメッセージを俺は読み続けた
『君を殺せば神敵が居なくなるのでね。
でもまぁ、一回戦ってみたいから……次のイベントで君と戦って、僕が負けたら僕はそこで死ぬから、君が負けたら殺させてほしんいんだ。妥当でしょ?
まぁ、いいんだったら勝ち上がって僕と戦ってよ。じゃあね』
メッセージはそこで終わっていた。
俺は、震えが止まらなく、最後のメッセージを読まずにログアウトした。
俺の体は、冷や汗でずぶ濡れになっていた。
長い間お待たせしました
現実の方でテストがあったり、冷蔵庫がお亡くなりになったり、金欠になったりと、色々な事が起きまして、書く時間がありませんでした。
楽しみにされていた方の為にも、夏休みはできる限り投稿をしようと思います。
明日から頑張ります。




