遂に、帰還しました
「お義父さん、ぐるめいくの野郎を僕にください!!!」
「断る、それだと儂があのテロ男の親になってしまうだろうが」
「まぁいいや、ちょっと取り入った事情があってあいつを貰いたいんだ、あいつにかかってた洗脳もだいたい解けてるし大丈夫だろ?」
「うむ、あの部屋の運用はこの国最高の魔法使いの魔力を大半1日で削るからな、お主なら安心できるし渡そう」
俺ならそれを片手間程度にやることができるのは言わないでおこう
「サンキュ、後で妹達が来るからそっちの話も聞いてくれ」
「うむ」
「よぉぐるめいく、洗脳が解けて最近どうよ」
「やあキメヤ、結構暇だけどなかなかいい感じだよ」
「そんなお前に朗報、俺に着いてくるんならここ出ていいって許可もらったよー」
「それは本当かい?」
「流石にそんなきっつい嘘言わねぇよ」
「それなら、ついて行こうかな」
「よし来た、もう開いてるから出てきていいぞー」
「こんなきれいな空見るのは久し振りだね」
「あそこ最奥だからな」
「そうじゃなくても、今の地球じゃこんな物は見れないからね」
確かに、空が青い所なんてもう限られてるし、そんな所に行けるのは物凄い金持ちだけだ。
世界の技術進歩には代償が必要だった、今まで消えたものは空と月、そして国10個、それ程までに代償を払い、世界は進歩した
だが、この国はそこまで進歩していない代わりに全てが揃っている、これなら進歩しなくて良かった気もする
「あ、そういやみんなどうなっただろ」
ちょっと見てみるか【監視】!
【監視】、肉体化の監視をする為の能力
「4京2080兆6085億4080万エンで彼等を買います」
「…………それなら良いでしょう」
「ちょッ!!!!」
…………………
「いいですか?」
「許可しよう、可愛がってくれとキメヤ儂が言っていたと伝えてくれ」
「お、お父様!?」
……………………頑張ってくれたし、飯でも奢るか
『ツヤリ、エリカ、十二時に獣王亭に集合、それまで色んな所連れてってやれ』
『分かりました!!』
『承知しました』
「さて、どっか行こうかな、お前どっか行きたい所ある?」
「うーん……そうだね………」
そんな感じで自由時間を楽しみながら、ちゃんと帰還について話した。
「獣王さ~ん、今から夕方まで貸し切りって出来る?材料費とかは俺が出すから」
「それならできるぞ、何名だ?」
「1よ「15名だよ!!!!」はぁ!?」
「おう、15名だな!!席は開いてるから自由に座れ!!!」
「おま、なんでいるんだよ女神!!」
「一応私にはイクレイニアって名前があるんだから気軽に【イクレニ】とか【イニ】とか【レニ】とか呼んでよ、後、私だってあっちいくんだから呼ばれなきゃやだよ」
「え?お前もあっち行くの?さっき雷落としたのお前だろ?その時上から声したしもどれたんだからいいだろ」
「あれやっぱりわざと天罰って知りながら避けてたの!!!後、さっきのは無理矢理登ったんだからね!!それで入ったら不審者扱いされるし、準備して荷物まとめて降りて来たんだから!!」
ふふん、とでも言うように胸を張る。
………スイカ
「じゃあ、帰還決定を祝って…………」
「「「「「「「「「「「「「「「かんぱーーーーい!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」
夕方まで皆で楽しく飲んで笑って歌って、勇者が吐いた
そして………
「それじゃあ行くよ〜」
「ツヤリちゃんエリカちゃん、今度一緒に渋谷に行くの、約束だからね!!」
「わかってます!!」
「楽しみにしてますよ」
「キメヤ、ぐるめいくさん、今度一緒にゲームしましょうね!」
「今度は勝てるといいですね」
「会えるかわかんないけどな」
「【世界転移】!!!」
目が覚めると、病院らしき場所に寝転がっていた
窓から見える景色は灰色で、けれど鮮やかに輝いて見えた
髪は黒髪で、身長もそこそこ
(本当に、戻ったのか………)
異常なところは無い
…………ステータス画面があること以外は
(欠陥作業しやがって!!)
真・第1章【シークレットレアスキルが強すぎて、異世界転移しましたが敵がいません】完結です!!!
え?この前1章完結とか言ってた?あははやだなぁ、あれは内部1章ですよ(適当)
そんな訳ですので、次回から始まる第2章【シークレットレアスキルがチートすぎて、他VRゲームでも敵がいません】どうぞよろしくお願いします!!




