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シークレットレアスキルが最強すぎて、異世界転移しましたが敵がいません  作者: 左ライト
シークレットレアスキルが最強すぎて、異世界転移しましたが敵がいません
5/90

プロローグ 5

後で発表があります

「キメヤ!そっち行ったぞ!」

「OKわかった!!」


俺は背中から【死ヘノ誘イ】を抜き、スキルを発動する


『相手の防御力を下げました!』


サンキュー!


「デスリング!』


剣で丸を作りながら相手を斬る。

地味にリアルで心臓が弱い方にはお勧めできないゲームだ。


あの後数時間して知ったことだが、ゲイバーはかなりの古参らしい。

自分に合わない、とのことで使っていないが、【シークレットレア】の武器をいくつか持っているらしい


「えーっと、今の時間は………キメヤ、もうすぐ閉幕祭り始まんぞ!」

「やばっ!急げ!」


あれからゲームをし続け、何時の間にか一日経っていた。

友達っていい物だな………。俺一人じゃこんな楽しめずに動画お蔵入り、もしくは半ネタ動画として出す所だったよ

その後、何とか俺等は間に合って、花火を最初から見る事が出来た。


「綺麗だな」


そうゲイバーが言う、俺は「ああ、そうだな」と返した。


『この花火が終わると、私とお兄ちゃんは離れ離れになってしまうんですね………』


………俺も寂しい、俺に妹なんて……家族なんて、いなかったからな。

……たった1日だけだったが、ここでの日々は夢のようだった。

始めて友達が出来て、妹が出来た。

昨日は視聴者を増やす為だけに始めたゲームでしかなかったが。

………もしかしたら、今まで何のいい物もくれなかった神様が、気を効かせてこのゲームを終わりにしてくれたのかも知れない(会社にとっては最悪だが)。

それが今、もうすぐ終わる。

そう考えると、目からエフェクトが流れる。

そして、最後の花火が、散った。



静寂、永遠とも感じられる数秒。

その静寂は、スキルの言葉によって終わらせられる。


『!!お兄ちゃん!上に謎の生物が!』


一体何だ?

そう思い上を見上げ、目を見開いた

そこには、この世界にはいない筈の………天使が居た。

……いや、正しくは一人だけ居る。

このゲームのストーリー的ラスボス、『堕天使 ルシファー』。

強力な攻撃強化系スキルで敵を圧倒し、魔術反射系のスキルを使ってくるらしい。

大半のプレイヤーは挑んでいるが、未だ初討伐の一人以外クリア出来ていない。

インターネットに画像が載っていたが、ルシファーは、禍々しいオーラを放っていて、黒い翼にうねった角がある筈だ。

だが、その天使にそれと似通った部分は無い。

この為だけに作ったのか?……いや、あり得ない。

そんなことの為だけに使う金が有るなら別の事に俺なら使う。

じゃあ何か、大体わかった……ツヤリが行った通り、生物なんだ。

ここはVR世界、生物はいない、いるはずが無い。


《愚かなる人間共よ、聞くが良い。我が主君、神からの伝言だ!!》


オォォォォォーーーーー!!!!!

全員、盛り上げる為だけのNPCだと思っている、ツヤリでもいない限り、一瞬でそんな事考えるやつは居ないだろうからな。


《貴様等には、急遽異世界を救ってもらう事になった!今すぐ転移を行なう、する気の無いものは即刻立ち去るがよい!》


数百名がログアウトする、別ゲームの宣伝と感じたのだろう。

俺は残る事にする、丁度現実にうんざりしていた所だ。


《……少し数が減ったか、だが精鋭が残ってくれて感謝する!》


オォォォォォォーーーーーーー!!!


《ではゆくぞ!■■■■■■■■■転移!》


視界が白く輝く、目が潰れてしまいそうだ。

輝きが薄れていき、視界が戻る。

見える景色は変わらない、だが、マップが完全に変わっている。



本当に、異世界へ来たのか…………。

思わず、頬が緩んだ

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