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シークレットレアスキルが最強すぎて、異世界転移しましたが敵がいません  作者: 左ライト
シークレットレアスキルが最強すぎて、異世界転移しましたが敵がいません
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怒りのキメヤ、最初の目標

補足

この世界の結婚とは、嫁、婿として相手の家に籍を入れたならば、今までの家と縁を完全に切る事です

新しく籍を作り、そこに入る場合は両方共の家と縁を繋げたままにする事です。その場合は【新籍結婚】と言います。つまり、キメヤに妹はいなくなったと言うことです。地味に長い補足をすみませんでした

「すいません、彼等が今言っていたことは本当ですか?」

何か解き放たれそうな俺は、全力で自分を抑えながら聞く

「………」

聞こえないのか?

「質問に答えてください」

「………」

………………抑えるのをやめる

「おい、質問に答えろ。殺すぞ」

「やれるもんならやってみ」

ろ、そう言おうとしたと思われる彼に【ゲイバーナイフ】を突きつける

きっと、【ミスリル製の手錠】をつけていたから安心していたのだろう

「し、質問に答えさせていただきますので、どうかおどきに」

「無駄な行動をしたら殺す、叫んでも殺す、逃げ出しても追いかけて殺す」

「わっ、わかりました」

どいてやる

「ほ、ほんとうです。何でも、貴族の方々は皆『キメヤを無罪にするようたのんでやるから代わりに』との事で、妾や、息子の許嫁にされたそうです」

「てことは、本当に『たのんだ』だけだったのか」

金銭は動かさず、本当に頼んだだけ。

「次、俺が何故狙われた」

「王家の戦力を削りたかったのだろう、削れば力ある貴族と姫が結婚、結果この国ののっとりが成功する訳だ」

「次、何でスキルや魔法がいま使えない」

「魔法は牢獄に入った人にかけられる呪のせいだよ、脱出不可の結界の中に入ると掛けられる。スキルはそれの2つ目の効果で、人にしか掛けられない呪だよ……これしか知らない、本当だ!!」

「わかった、牢に戻る」

「え?」

「……これ以上は可愛そうかなと思いましたので」

また、感情を抑えた


「戻った」

「お帰り、どうだった?」

「無期懲役、でも今から脱走する。あんたも来るか?」

「いいな、乗った!!」

「………行くぞ、衝撃に耐えろよ!!」

武器を取り出す


☆☆☆☆☆☆☆☆【シークレットレア】

霊刀・神威

攻撃力究極上昇

防御力究極上昇

武器スキル・【神ヲ威圧スル者】

結界術・聖魔法・神魔法・鉱物、全てを完全に断ち切る

自分に対して良い上記の魔法でも断ち切ってしまう


これを使い、牢を完全破壊する

勿論、衝撃波とかも凄いことになるから警備員とかが集まるが、ぶっ殺せばいい

シャキィィィィイイン

……………前言撤回、衝撃波強くない

「今のうちだ、逃げて妹達を助ける」

「なんだ?何かあったのか?」

「後で、今どう殺そうか考えてる」



一年前、僕は彼女と運命的な出会いを果たした

「邪魔だ愚民共、僕の馬車の為に道を開けろw」

当時から僕は【ゴミブタ貴族】と呼ばれていた。そんな僕に優しくしてくれるこの国の民はいなかった

「誰が開けるか!!」

「降りて歩けばいいじゃない!!」

「いつもの様に散歩なんだろ!!」

「ダスト様、彼らの言うとおりです」

「………チッ」

どうせいつもの通り何も楽しい事もなく一日が過ぎるのだと思っていた、その時

「貴族の方、ハンカチを落とされました」

天使と見間違える程の美貌を持つ女性、エリカが僕のハンカチを拾い、渡してくれた

「あ、ありがとう……」

「いえ、ではこれで」

彼女との初対面はその会話だけだった。

「お父様!僕ダストは、妻にしたい者を見つけました!!」

「何!?過去の勇者様から頂いた【放課後ラブ☆リンス〜君と出会うための迷宮〜】のヒロイン、先梨花 永那ちゃんにしか興味を持たなかったお前がか!?」

「ですが、名前も分からず仕事もわからずでして……」

「全力で協力しよう!!姿の特徴を教えなさい、明日までに調べ上げよう!!」



「わかったぞ!!!彼女の名は【エリカ】、9兄妹の長女で冒険者をしている」

「あの美しい彼女が冒険者!?それはいけない、早く妻として……!!」

「大丈夫だ、彼女の兄は巷で噂の【鉄戦士 キメヤ】、しかも彼女は彼の率いるチームに所属しており、【光速詠唱者】の名で知られているほどの大物だ」

二つ名が付くのは、年収が置くに届く冒険者のみ。金でどうにかするのも無理だろう。

「………そうあからさまに落ち込むな、お前が望めばチャンスはやって来る、そう信じて待つんだ」



そして数十日前、

「父様!!エリカが!!エリカが!!」

「エリカがどうしたのだ!?」

「公爵に、公爵になったんだ!!」

「儂らと同格じゃないか!!」

「父様、どうか作戦を!!」



「やっと、やっと会えたね!!」

「これはお兄様の為です、私の私的感情も入っておりませんし、あなたの愛情も関係ないです………ちゃんとお風呂入っていますか?」

「え?、酷い、覚えてないの!?僕と君との出会い!!君が僕のハンカチを拾ってくれたじゃないか!!!!」

「?………色々な方に落とし物は渡していますのでわかりませんね」

「ふざけるな!!!僕の恋心を弄びやがって!!!!」

「っ!?これは【魔法封印】と【攻防禁止】の呪い!?」

「高かったんだよ?使いたくなかったのに使わせてくれちゃって………」

「何がしたいのですか?」

「君を僕の虜にしたいのさ………ふへへ……ぐへへへへ!!!」

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