急展開、キメヤ捕まる
「どうしてこうなった」
俺は今、牢屋の中にいる
なぜだかわからないが【国王殺害罪】と言う明らかな冤罪を付けられて。
装備は剥がされなかったが、世界で一番硬い鉱物で作られた牢屋に入れられている
「まあ、元気出しなさい」
そして、隣にいるのは
「出せるかよ………」
国王本人である
結局、また言う
「どうしてこうなった」
妹達とは連絡取れず、強制解除も何故か出来ない。
あ~もう、本気でどうすりゃいいんだよ〜……
武器を取り出せば国王にいろいろ聞かれるだろうし、出さなかったら出れないし…
………諦めて裁判の日まで待とう、そうしよう
「それで【28947613回目】だぞ?本気で元気出しごはァァァァァァァ!!!!」
「国王さんも、それれで吐血【3456回目】だぞ?はい、ポーション」
国王も無事では無い、何らかの毒か呪いがかけられているらしく、先程から吐血をしまくっている
「う、うむ……そういえば、その仮面取らないのか?」
ポーションを飲んだ後、そんな事を聞いてきた
「顔見られると困るからな」
俺は【エルフ】、人族では無い。
この国の奴らは受け入れてくれるだろうが、色々気が付かないでいい事に気付く奴等もいるだろう。
剣術が得意な所とか。
「別にいいだろ?儂とお前の中なんだから【黄金勇者騎士】って事バラすぞ?」
「見せるからそれだけはやめてください」
この野郎……!!そんな事まで気付いてやがったか!!
俺は首裏筋ら辺にあるボタンを押す。
すると、顔を隠していた部分が、某有名鉄男の様に上がって顔があらわになる。
次に、残った下の部分を両開きのドアのように開けると完全に外れる
畳まれていた耳がピョコっと出てくる
「これで満足か?」
「ほお、エルフだったのか、剣を使うエルフとは珍しいな」
「だろ?」
「しかも刀使い……東洋の国にでも行ったのか?」
「あってるっちゃあってる」
異世界の東洋の国生まれです
しかも使えるのは【自動攻撃】のおかげだから関係ないし
「エルフなら儂の呪いを解除出来るんじゃないか?」
「呪いなのか?」
「多分」
「多分かよ……無理、ここだと魔法使えないようになってる」
「そうか、ならば儂はねる、おやすみ」
「マジかよ」
それから3日後、裁判が行われた




