魔王がやって来ましたが、対策などしていなかったようです
その時の魔王さんのお家では
「……今、4人の生命反応が消えた」
「!?……それは本当…でしょうね、今嘘をつく理由などありませんし、貴方様がそのような事をおっしゃられる筈がありません」
「それにしても、彼等が、ですか………」
「確かにこの前攻めてきた身の程をわきまえない輩にも負けていたが、な」
「敵討ちでもするか?」
「まあ待て、次は私も共に出る」
「………魔王様、今なんと?」
「聞こえなかったか?共に出ると言ったのだ」
「そんな!!魔王様に出て頂く必要などございません!!」
「そうです、人間如きに魔王様と戦う資格など、砂の欠片程もありませ、ん」
「そうですよ!!」
「黙れ、出ると言ったら出るのだ」
「………わかりました、それ相応の準備はさせて頂きます」
「うむ、明日の夜には出発する」
「「「「はっ!!!」」」」
4人の魔将達が部屋から出ていく
「さて、我も最高の装備を着てゆこうか」
魔王も準備に取り掛かる
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数日後
『お兄ちゃん!!とてつもなく強大な魔力塊のような生き物……魔王が配下を連れてやって来ています!!!』
はあ!?なんで急にそんな奴が来たんだ!?
『とてつもなく強力な隠蔽系のアイテムを使ったようです、私の魔力探知でもやっと今わかりました……王都まで後一時間程でやって来ます!!』
これ以上、位を上げて貰っても困るしな……今すぐ倒しに向かおう
『お兄様、私達も出ますか?』
ああ、頼む。
まず最初に【完全ナル剣・一閃】を使って大体の敵を一掃する予定だが、魔王や魔将は対策をとっているだろうな……
「【場所移動】」
目の前の景色が変わり、沢山の兵士達が居た
「【完全ナル剣・一閃】」
スパッッっ
バタリ×沢山
「どれくらい残ってるか………」
魔王以外、全員倒れていた
「…………ほえ?」




