キメヤ兄妹は、静かに暮らす
おはようございます
「て、て事は今もろ、録画してるって事……?」
「うん、そういう事になるな………」
「エリが聞いてたら気絶してたよ……」
「あはは……」
「まあ、あんたならもうそれが普通みたいな感じなんだけどな………」
「………よく俺異常異常言われるけどそんな俺異常なの?」
「そらそうだ、普通Lv80以上なんて、勇者以外、長命種でも成れる人達は僅かなんだよ……それを200越とか……」
うーん……実際勇者なんだよなー
これ極秘事項だから絶対言わないけど
「まあ、ゲームレベルの状態で来てるからこれ位普通でしょ」
「もういいや……別にもう案内する場所も無いから帰っていいよ、今度また手合わせ頼む〜」
「おけ、強くなってくれよ〜」
……多分勝つだろうけど
『はい、彼のレベルや技術がMAXになったとしてもお兄ちゃんに勝つ事は何があってもできないでしょうね!』
すげーな、俺
「………そろそろ帰ろうか……【場所移動】」
はいっ、戻って来ました借りてる宿……全員【肉体化】して俺はもう寝ますおやすみなさい……エーニャとニルアも寝んのかい……………ぐぅ
グッドモーニング………全員俺の腕を枕にしちまって………もう
「………おにぃ、おはよう」
「にぃおはよう」
「おはようございます…お兄ちゃん……」
「おはようございます、お兄様」
「ツヤリとかエリカは別として、エーニャとニルアはむっちゃ早いな」
「何か、面白そうな事が起きる予感、した」
「昨日は寝るのが早かったから」
「……確かにあの時5時位だったな……衝撃の事実やらなんやらで精神的に疲れてたからむっちゃすぐ寝たな………」
それなのにいつも起きる時間と同じ時間に起きるとか………
「てか皆起きてるだろ、頭に力入れて起きれなくしてるだろ」
「………………ぐぅ」
仕方が無い……使いたくは無かったが………
「【肉体化、強制解除】」
「「「「「「「「……え?」」」」」」」」
『そんな事出来たの!?』
ふふふ、やっと使えるようになったのだよ………飯の時間までそのままな
『え~……凄い暇です……』
『というより、なぜ私達まで?』
それが使いたくない理由の1つだな、お前等統一化されてるから個々としての肉体化やら解除やらは出来なくなってるんだよ……
まあ連帯責任だから
『そんな……』
後5分位だから、ね?
『はい……』
「よく食べたな、普通なら財布からだぞ?」
「えへへ…」
「別にいいじゃないですか!」
「まあね」
実際、唯の食事なのに金貨一枚分位使ってるんだけどねぇ……
なんやかんやそんなこったで平和に暮らすキメヤ兄妹でした。
では〜




