うちの妹は、可愛い事に気づきました
今日の夜ご飯は焼き肉でした
翌日の新聞
『奴隷帝国 ドレニアン、消滅!?近辺の国にも被害が……』
『帝国消滅の原因と思われる巨大なクレーター、巨大な流星の目撃情報も。』
その話を何処かで聞いてきた妹達………
「お兄ちゃん?どういう事ですか?」
「お兄様?」
「にぃ?」
「おにぃ?」
「にぃ様?」
「アニキ?」
「にぃちゃん?」
「にぃさん?」
「ま、待て!待つんだ!」
「……はぁ………別にいいんですけどね?
確かにあの国に子供を売られた人は沢山いますし………」
「ふぅ…」
「……正体バレてませんよね?」
「それは絶対バレて無いな」
「それなら大丈夫です!」
「そうだ、今日は物を買いに出かけるんだけど」
「私が一緒に!!」
「私が」
「私〜」
「私!」
「私!」
「僕が!」
「私……ぐぅ」
「わた…し!」
「………じゃんけんで決めてくれ…」
「にぃ、あれ」
「なんだ?」
「柔らかそうな、枕……!」
「……ついでだからな?」
「エーニャの、分も…!」
「…お前らの昼寝が加速するな」
「♪」
ニルアの見た目年齢は18歳、しかも白髪、赤眼、ショートヘアで可愛い。
そんな女の子が嬉しそうな顔をしてたなら俺だって照れてしまう…
「ただいま〜」
「エーニャ、枕……!!」
「なんと!、素晴らしい枕………ぐぅ」
「ぐぅ……」
もう彼女等はほっとこう、そうしよう。
「「「「「「おかえりなさい!!」」」」」」
………………こうして見ると、俺の妹達って………
「可愛いな………」
夜は焼き肉っしょ!!!




